ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

食べるバラ専用ショップ『玖島ローズ』 バラ茶を飲めば、気分はポーの一族!

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今回、ご紹介するのは食べるバラの専門店『玖島ローズ』です。

『玖島ローズ』は、無農薬で香りが高い品種のバラを栽培し、無香料でもバラの香りがするお菓子などを作って販売しています。『玖島ローズ』の連絡先は愛知県名古屋市ですが、玖島(くしま)という地名を検索してみたところ長崎県でした。どうやらバラ農家さんは長崎県にあるようです。

 

www.organicflower.jp

 

実はこの『玖島ローズ』を知ったきっかけは人からの貰い物でした。母がホワイトデーのお返しとしてもらってきたものを家族で楽しませてもらったのです。私はこのブランドで初めて食用のバラがあることを知りました。ティーバッグでお手軽にいれたものとはいえ、バラ茶を飲んでいると気分はまるでポーの一族 あの方々はいわゆる吸血鬼とは少し食性がちがって、バラが主食なんですよね。さすがは少女漫画です。

 

ピンク色のバラ茶

少女漫画の登場人物になったような気分が味わえる商品がこちら(⬇︎)

 

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商品名は『ローズドリンクギフト』。箱の内側までバラ尽くしの商品。

バラ茶+バラのシロップのギフトセットです。公式サイトによるとお値段は税込¥2592。

左端に写っている紅茶をいれるとこうなります(⬇︎)

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このお茶は「香るバラのお茶」という商品名ですが、実はブレンドティーです。いれたては確かにバラの香りがしますが、味はほとんどハイビスカスティー。このお茶の味はそんなにバラっぽくないですがピンク色で美しいので、いれるだけでも気分がアガります。多めにいれて容器で保存し、翌日に再加熱して飲んだところ香りがとんでしまったので、再加熱はおすすめしません。

え? 中身よりカップが気になるって?  この猫カップ、実はダイソーで買った¥300の耐熱ガラスカップです。よろしければお近くのダイソーでお買い求めください。持ち手が猫のしっぽになっていてかわいいですよ。

 

真っ赤なバラのシロップ

次に、ティーバッグの隣に写っている箱の中身をお見せしましょう。

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こちらはバラのシロップで、商品名は「香るバラのしずく」です。バラの花びらが約100枚使われているという贅沢な一品。少女漫画よりファンタジー作品に登場しそうな見た目ですね。ポーの一族というより、エリクサーを飲む勇者にでもなった気分。こちらもかなりバラの香りがします。私は白湯に溶かして飲んだのですが、入れる量によっては甘いのでご注意ください。このシロップを何かにかけて食べるなら、セブンイレブンの牛乳寒天がオススメ。

 

www.sej.co.jp

 

以上。摂取するだけでオシャレな気分になれる、食用バラの商品をご紹介しました。「ポーの一族」ファンの方はぜひどうぞ。公式サイトにはお菓子もあります。

  

ポーの一族」をご存じない方はどうぞ。

吸血鬼・バンパイア系のキャラがお好きな方はぜひ。

その系統が好きなのに「ポーの一族」を知らないのは、人生を損してると思います。いっぺん読んでみて。もはや古典的名作だから!

 

※本記事は、2019年3月18日に微加筆しました。

 

【ウサギの日】我が家にいる唯一のウサギ、オルゴールの凛香はチリメン細工でかわいい。

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今回はウサギの日にちなんで、我が家にいる唯一のウサギをご紹介します。といってもペットのウサギではなく、チリメン細工の着物を着たウサギ型オルゴールですが。

 

ウサギのオルゴール「凛香」の概要

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上:正面から見た図。高さは約14センチ。頭と足は陶器製です。

下:横から見た図。投げ出されている足の長さは約9センチ。

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意外とゴツい帯をしめていますね。実際に人間が着たら動きにくそうです。

 

実はこのオルゴール、もっと前に紹介しようと思っていたのですが。正確な商品名もメーカーもわからなかったので、紹介は断念していました。しかし今日は3月3日。ミミの日、いや、ウサギの日。今日紹介しないでいつ紹介するんだ、ということでググってみたところ、なんとかメーカーを(たぶん)特定できました。このウサギのメーカーは「福和工芸」というらしい。

以下、メーカーサイトへのリンクです。

 

fukuwa.net

 

この人形専門店にもネットショップがあります。さらに、その中に

「うさぎのオルゴール」コーナー(⬇︎)を発見しました。

 

store.shopping.yahoo.co.jp

 

これでほぼ確定でしょう。私の手元にあるウサギの商品名は、「オルゴールドール凛香 座りちりめん」というらしい。しかし、この記事の画像に写っている小パンフレット(曲名が書かれている)には、「小手毬」って書かれているのですが。これってブランド名じゃなかったのか? うーん。謎。

 

なんでウサギのオルゴールなんて持ってるの?

猫派の私がなぜウサギのオルゴールなんて持っているのか。ご説明しましょう。このオルゴールは私が学生だった頃に、京都の祇園で買ってきた子です。ある和雑貨屋さんにふらりと立ち寄ったら、このシリーズが並べられていまして。人形は苦手のはずなのに、一目惚れしてしまったんですよ。頭がウサギなのが珍しくて。頭部が人間だと怖いんですが、動物型なら怖くないから一人暮らしの部屋にも置いておける。そう思って買ったんですよ。当時は店頭価格で三千五、六百円だったかと。学生にとってはちょっとした金額だったんですけど、思い切りよく。自分が春生まれなので、桜っぽい柄の子を選んで。今思えば着物+白ウサギの組み合わせがよかったのか。顔が猫だったら買ってなかったかも。

結論:動物キャラ好きセンサーに引っかかったから買った。

 

はい。今回はこれだけの記事です。この人形シリーズはウサギを飼っている人に限らず、ウサギ大好きな人にオススメ。特に、擬人化ウサギが好きな方(ケモナーさんのウサギ派?)にオススメ。付属の小パンフレットによるとこの人形シリーズは手作りらしいので、すでにお持ちの方は大切にしてあげてくださいね。たとえ着物の色柄が同じでも、みんな少しずつちがう子なのでしょうから。

え? あなたはウサギ派なのに、まだこのシリーズをお持ちでない? それは悲しいですね。どこか、店頭で選んで買えるところを探すか。現物を見なくてもいいからお迎えしたいなら、アマゾンでも…。

一応、リンクを貼っておきましょうか。

 

まったく同じものがみつからなかったので、色違いを。

こっちのほうが衣装が華やかなのはいいんですけど、

記憶よりも値段が高い。当時の私は格安で手に入れたのかしら。

だとしたらラッキーだったな。

 

追記:拭いてあげたらオルゴールが鳴りました。

よく見たら顔の左半分が少し汚れていたので、右向きにして撮影。その後、自分がお風呂に行く前にウェットティッシュで人形の顔を拭いてあげたらオルゴールが鳴りました。どうやらお礼を言われたようです。この現象の種明かしをすれば、オルゴールがまだ鳴るのか試そうと久し振りにゼンマイを巻き、まだ鳴るのを確認。オルゴールは止まったと思っていたがまだゼンマイが戻りきっておらず、振動で残りのゼンマイが戻っただけですが。でもまあ、霊魂を信じる人も信じない人も、お人形は大切にしてほしいですけども。固い子は観賞用に、柔らかい子は撫でられたり抱きしめられたりするために生まれたんですし。ペットとちがってご飯もいらずフンもしない。しかもカワイイ。こう考えると人形というのはまさに、愛されるためだけに生まれたご都合主義の塊です。何が起ころうがその子は悪くないので、お迎えしたからには大切に!

 

※本記事は、2019年3月4日に加筆・修正しました。

 

【ネタバレ注意】映画『アリータ バトル・エンジェル』の感想。ノヴァがノヴァしてない!

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今回の記事は、2月22日(金)に劇場公開された映画『アリータ バトル・エンジェル』を観た感想です。紹介じゃなくて感想ね。この記事を読んでネタバレを喰らうのは自己責任で。ネタバレが嫌な方はブラウザバックを推奨します。

まだ読んでる人はネタバレOK派か、原作の漫画を読んだことがない人ですよね? それでは、今回の感想をお送りしましょう。

 

『アリータ バトル・エンジェル』を観た感想

こんな人にオススメ

・SF、特にサイボーグモノが好きな人

・原作世界、特にモーターボールの試合とクズ鉄町の実写化が見たい人

 

原作の『銃夢』は30年ほど前に連載が始まった古き良きSF漫画なので、いかにも!なサイボーグがたくさん登場します。この雰囲気は映画『アリータ』にもあって、足がタイヤになっていたり腕が刃物になっているサイボーグたちが登場。顔面以外はすべて機械化された、重サイボーグ、っていうんですかね? この実写化は、CGが発達した現代映画ならではだと思います。逆に『鋼の錬金術師』の機械鎧みたいな部分機械化が好みの人からすると、メカ部分が多すぎて萌えないかもですが。メカ度もケモ度みたいに、どこらへんまでが許容範囲かは人によるというか好みによりますよね。

次に、とにかく原作世界の実写化が見たい人について。特に、モーターボールの試合とクズ鉄町の実写化が見たい人にはおすすめできます。クズ鉄町は人が多く雑然としていてにぎやか。腕など身体の一部を機械化した人がたくさんいます。小説版のようにいきなり絶叫して倒れる人はいません(それほどパンクではない)が、センチュリアンという4足歩行戦車が巡回していたり、腰から剣をぶらさげた賞金稼ぎ(ハンターウォリアー)が獲物になりそうな賞金首を探し歩いていたりして、物騒なことが起きそうな雰囲気を醸し出しています。

モーターボールの試合について。この部分はまさしく実写化でした。時に選手がバラバラにされたりしながらもボールを奪い合う、暴力有りの危険なスポーツなんだということが伝わります。これこれ! せっかく実写化するんだから、こういうのが観たかった! 原作読者の私も満足でした。後に主人公のアリータも「トライアウト」というデビュー戦に挑み、ノヴァの配下でモーターボールの主催者であるベクターに雇われた選手たちから攻撃されます。タイヤになった足で疾走しながら格闘するという、カーチェイスと殺陣の夢の融合! このシーン自体はロボットでも可能でしょうが、サイボーグならではの緊張感がありました。アリータは生身の脳を持っているので、頭部が破壊されたら死んでしまうのです。アリータにとって、この戦いは命がけ。モーターボールの試合の緊張感は、ロボットモノの比ではありませんでした。

 

こんな人にはおすすめしない

・人型の機械はアンドロイドしか認めない派の人

・メディアミックスの結果、原作と設定が変わるのは許せない人

・原作の、ノヴァ教授とマカクとベクターさんが好きな人

 

まずは、人型の機械といえばアンドロイド派の人について。私の記憶の限りでは、本作に登場する人型の機械はみんなサイボーグで、アンドロイドは登場しませんでした。作中のサイボーグたちの顔面は人間のものです。メカの身体に、表情があり皮膚の質感がある人間の顔が貼りついている姿には独特の気持ち悪さがあります。人型の機械といえば無機質なアンドロイド。無表情なロボット顔バンザイ! な人はちょっと受けつけないかもしれません。機械の体に脳みそが入っている? 機械なのに臓器がある? は? 何それ。肉+機械なんてありえない。って感じの人からすれば、サイボーグなんて存在自体が邪道なのかも。

最後に、本作と原作の違いについて。本作には、以下のような変更点があります。

・主人公の名前が、ガリィ➡︎アリータに。

・イド先生のフルネームが、イド・ダイスケ➡︎ダイソン・イドに。

・独身のはずのイド先生が、既婚者で娘がいたことに。

・イド先生がザレムから追放された理由が、犯罪者になる可能性があったから➡︎娘の病気のせいに。

・イド先生の助手がサイボーグの老人➡︎女性に。

・ザレム人の印が、額にプリントされたUの字➡︎額に埋め込まれた三角形に。

・主人公の過去が、工作員➡︎兵士に。

・車椅子だったベクターが、自力で歩く人に。

・クズ鉄町の支配者ベクターが、ノヴァの配下に。

・グリュシカ(マカクに相当するキャラ)は、ノヴァの手下ということになっている。

・ノヴァの吹き替えのセリフは敬語口調ではなく、「キャハハ」と笑わない。

・ノヴァはザレムから脱走していない。

・ノヴァはザレムから地上人を遠隔操作できる。

ざっと思いついた点はこれぐらいです。特に太字で強調した部分が許せない人は観ないほうがいいかもしれません。

原作では車椅子だったベクター氏が、自力で歩く人になっているのはポリコレに配慮したからでしょう。車椅子の人を悪役にするのはマズイというのは理解できます。しかし、原作では内心でザレムの支配に反発しているはずのベクター氏が、ノヴァの配下にあり、命令に従ってアリータを狙い、あげくにノヴァの通信機扱いされたまま死ぬというのはヒドイ。原作のベクターさんは下半身不随ながらも裏社会をしきってクズ鉄町の混乱をおさめ、ケイオスとともにザレムとの和解を目指すいい人なのに。まあ、個人的には映画の、遠隔操作が解けた後のベクターさんが苦しげでステキでしたけども。

マカクに相当するキャラのグリュシカは、命の恩人であるノヴァの命令を「命にかえても」達成しようとしているはずなのにあっさりアリータに殺されるし、そもそも原作のマカクは精神的には一匹オオカミで、ほぼ単独犯だし。マカクはあの孤独さと執念深さがすばらしかった。それに比べて本作のグリュシカからは忠実な戦士としての深みも、気ままな犯罪者としての凶暴さもイマイチ感じられなくて残念でした。出番が少なすぎたか。

あと、なんといっても映画のノヴァと原作のノヴァ教授は完全に別人! この点が一番残念でした。吹き替え版だとセリフは日本語なのに敬語口調じゃないし、キャハハハって笑わないし、ザレムから脱走して自由を謳歌しているわけでもないし。おまけに、映画のラストであっさりメガネをはずすし。誰だアンタ。原作のマッドさはどうした⁉︎  サイバーなメガネをかけてて髪型がオールバックの白髪ならいいってもんじゃないんだよ! 換骨奪胎とはこのことだ! あと、アンタがザレムにずっといたら、グラナイト・イン編が観られないだろうが! 残念すぎるわ!

はっ。いかん。そろそろ、まとめに入らなければ。ええと。要するに、多少の設定変更は大目に見るから迫力のある実写化を望んでいる原作ファンは観ろ。あと、新作のSFに飢えている人は新作映画だと思って観ろ。サイボーグがわざわざ格闘するとかロマンの塊だぞ! 対サイボーグ格闘技なんて存在自体がロマンだから! 

 

以上。映画『アリータ バトル・エンジェル』の感想をお送りしました。

 

追記:ベクターさんの名セリフもない。

 

俺は「言葉」など信じねえ‼︎

集英社 ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ 『銃夢 Last Order』Vol.2 収録

「PHASE:12 夢の罪の重さを」より。

 

上記のセリフは私の「銃夢」読者歴の中でかなり上位にランクインしている名セリフです。

言葉と絵しかない漫画という媒体の作品で、登場人物にこんなことを言わせてしまうのはすごいと思います(何様だ)。しかし、この名セリフは映画では発せられません。なぜなら、映画にはラジオ・スターのケイオスが登場しないからです。ケイオスみたいに言葉の力を過信している人物を目の前にしないと、こんなセリフは発せられないんですよね。あたりまえだけど残念でした。次回作の舞台はザレムになるだろうから、ケイオスも登場しないかな。ノヴァに反発している実の息子役で。

最後にかなりのネタバレを1つ。本作は一作で完結していないので、その点は心して観るように! この記事を読んでおきながら金返せとか言っちゃダメよ。原作ファンならきっと言わないだろうけども。

 

※本記事は、3月1日に目次をつけて加筆しました。

 

 

漫画『ヘテロゲニア リンギスティコ』 若き言語学者が魔界でモンスターの文化を学ぶ。ワーウルフのススキちゃんが可愛い。

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今回、ご紹介するのは、瀬野反人さんの漫画「ヘテロゲニア リンギスティコ ー異種族言語学入門ー」です。若き言語学者が魔界に1年間滞在し、現地語を学ぶというお話。ファンタジー好き・考察好きな方にはぜひ読んでほしい作品です。以下、アマゾンへのリンクを兼ねた表紙の画像。

右にいる緑の服を来た青年が、主人公の言語学者ハカバくん。

左にいる獣人少女がススキちゃん

それでは以下、この作品を解説しながら推していきます。

 

主な登場人物(登場種)

ハカバ:主人公。職業は言語学者。腰を痛めた教授にかわって、気球で魔界にやってきた。目的は現地語(モンスター語)を調べて記録すること。日々、現地の文化(魔界の文化)にふれ、異種族の言語をマスターするべく奮闘している。先入観はあるが偏見はない。

ススキ:人間とワーウルフの混血児である少女。母親とともにワーウルフの村で暮らしている。父親はハカバの恩師である老教授。ワーウルフ語と人間語の両方を話せるバイリンガル。手先が器用。今回の旅の現地ガイドで、ハカバの旅に同行し、ハカバに現地の言語と文化を教える。

教授:ハカバが持っている覚え書きを書いた言語学者。主人公ハカバの恩師で、ススキの父親。気球から落ちて腰を痛めたので魔界に来れなかった。若き日にワーウルフの村を訪れ、ワーウルフの尻まで嗅いだ*1という、やる時はやりきる人。

ワーウルフ:2足でも4足でも歩ける狼。音声と臭いで会話し、相手の顔をなめて挨拶する。毛皮があるので服は来ていないが、混血児のススキは例外的に服を着ている。伝説のようにむやみと人を襲うことはない。死者の毛皮を剥いで利用する習慣を持つ。

リザードマン:ワーウルフからは「大きなあご」と呼ばれている種。2足でも4足でも歩ける大トカゲ。寒さに弱いのかして毛皮をはおっているが、両性ともに服装は同じ。色覚が発達しており、顔料を使って「色文字」を書く。

クラーケン:海辺の集落でリザードマンやワーウルフと交流している巨大なタコ。相手によってコミュニケーションの方法を変えてくれる親切な種。体色を変化させて岩に擬態することができる。

ハーピー:伝説のように半人半鳥の姿をしているわけではなく、ワシのような姿をしている種。当然ながら空を飛べる。同種間では音声で会話しているが、異種族とは身振りで会話する。動きが早くて複雑なため、異種族が長くハーピーと話すと非常に疲れる。

人間:村に現れたワーウルフを見てモンスターだと言い、交流を試みなかった野蛮な種。戦時には、敵対した種を「文化・文明を持たない」「野卑で残虐」「善性なき獣」だと断じた。自分たちと姿形が異なる種を極端に恐がり差別しがち。自分たち以外の種にも高い知性があることを認めるような、リベラルな個体は少数派。

 

あらすじ

よく考えたら登場人物ハカバの項にほとんど書いているので割愛。

 

こんな人にオススメ

・ファンタジー系が好きな人

・フィクションの考察が好きな人

・獣人少女が好きな人

・動物全般が好きな人

・人間の偏見の源が何なのか知りたい人

以下、それぞれについて解説。

 

ファンタジー系・フィクションの考察が好きな人について:ファンタジー好きと考察好きがこの作品の主なターゲットなのは言わずもがな。異世界言語学系の作品は他にもあることですし、意外と需要がある分野みたいですね。種族がちがうと発声器官の構造もちがうので、発音できない音は発音できる音で代用するとか。そもそも発声できる音域がちがう場合は、音声ではなく身振りで会話するとか。種族を超えた共通語がないので、代用の発音・語を使った混合言語で話しているとか。ワーウルフは笛を吹く時に口を使わず、フイゴを笛に繋ぎ、足で踏んで演奏するとか。よく考えられている設定だと思います。身体構造がちがうんだから、当然そうなるよねっていう。

獣人少女が好きな人について:獣人少女についてもまあ、あまり言うことはないですね。割とメジャーな性癖かと思います。ケモノの擬人化度はどれぐらいが好きか(許せるか)は人によりますが、私はパーツ萌え(いわゆるケモミミスト)なので、耳とシッポはあるけど顔は少女で服を着ているススキちゃんの造形が大好きです。大きくてクリッとした目。黒い体毛。拙い喋り方。かわいいぞススキちゃん

動物全般が好きな人について:このマンガの何がすばらしいって、登場する種があまり擬人化されておらず、動物の特徴というか造形がかなり残っていて動物らしい体つきをしていることですね! ワーウルフリザードマンは2足でも歩けるけど4足でも歩けるし。4足の時は獣らしくてステキ。クラーケンは変に禍々しいこともなく普通の大タコですし、ハーピーはまんまワシ(または鷹)みたいな姿をしていて神秘的ではありません。これはすばらしい。私は、なんでも無闇と擬人化することには反対派です。まあ、本作の異種族の擬人化度が低いのには作者が動物好きだという以外の理由もあるのでしょうが。本作の異種族が、例えば「モンスター娘がいる日常」みたいに半人半獣の姿をしていたら、発声器官と耳の構造が人間と同じになってしまい、他の言語を使う必要がなくなってしまいます。人間が魔界の言語を学ぶ必要がありません。そうなると、この作品の基本コンセプトが成り立たなくなってしまいます。だから本作の異種族は動物らしい姿をしている、というのが漫画的な真相でしょう。

ここまで考えて気がついたのは、「モンスター娘」を半人半獣の姿で描く人は文化摩擦を描きたくないというか、萌えを描きたい人なんじゃないかということ。あまりにも身体構造がちがうと、交流するにはまず言語のすり合わせから始めないといけません。しかし、相手が半人なら人間の音声言語がそのまま使えるので言葉の壁がなく、文化摩擦の描写をすっとばして交流を描けます。つまり、異種族を半人の姿で描くと、萌えを描くハードルが低くなるのではないでしょうか。我ながらこれは大発見のような気がする。この観点で見ると、本作の萌え度はかなり低いですね。半人キャラは今のところススキちゃんしかいないし。まあ、困惑する真面目な青年萌えに走るという手もあるけど。

偏見の源について:動物そのまんま! みたいな外見の異種族を見ていると、彼らを「モンスター」と一括りにしてしまったり、やれ好戦的だの、人を襲うだのというイメージを持つことが、この世界ではいかに愚かであるかがわかります。彼らも人間と同様に、ただ知能が高いだけの動物なのであり、無意味に「野卑で残虐」な化け物のわけではありません。というか、それはむしろ人間どものことだろ。人間は昔、魔界と戦争していたようですが、いかに敵対していたとはいえ、彼らを評して「善性なき獣」だと断じてしまうのはいかがなものか。そういう人間に善性はあったのか。無かっただろう。

異種族に対する数々の偏見はどうして生まれたのでしょうか。ススキちゃんのお母さんいわく、元々あの村にいた人間はワーウルフたちを見て「モンスターがあらわれた!」と剣を向けてきた*2そうです。うーん、実に野蛮な行動ですね。狼と似た外見をしているからといって狼のように襲ってくるだろうという短絡的な発想。おまえは子供か。村人よ少しは頭を使え!

では、どうして村人は狼みたいな彼らに剣を向けてしまったのか。それは「恐かったから」でしょう。作中の現代では魔界の住人にも理性があり、言語や文化を持つことがわかっています。しかし、学者のハカバくんでさえも魔界は「来る前は怖かった」そうです。「でも意思疎通できるワーウルフは恐ろしくはない」「怖さの源は意思疎通できない事だったのかもしれない」と、ハカバくんは日誌に書いて*3います。

少し飛躍しますが、私がここから考えたのは、偏見は恐怖の裏返しなのではないかということ。魔界の住人は攻撃的であるという偏見は、人間が彼らを怖がっているから生まれたのではないでしょうか。きっと現実の偏見、人種差別も似たようなもので、理解できない行動をする◯◯人への恐怖心が、「◯◯人って××だよね」みたいな偏見を生んでいるのでしょう。ただ相手のことをよく知らないから怖いだけなのであって、お互いの文化を知り無知を克服すれば、差別問題は自然に解消されるのではないかと。本作は、差別の源は偏見であり、偏見の源は無知ゆえの恐怖心なのだと気づかせてくれた一作でした。

気がついたらシリアスな話になってしまった。ここらへんでまとめます。とりあえず、かわいい獣人少女と異文化モノが好きな人は本作を買え。

 

以上。瀬野反人さんの漫画「ヘテロゲニア リンギスティコ ー異種族言語学入門ー」をご紹介しました。なかなか面白さを解説しにくい作品ですが、我ながらがんばった。

 

実はウェブで連載されている作品なので、一応リンク(⬇︎)を。 

web-ace.jp

 

こちらはアマゾンへのリンク(⬇︎)

 

※本記事は、2019年10月5日に修正しました。

 

*1:P14 5コマ目 ススキの母、枯れ草さんのセリフより

*2:P15 3コマ目 枯れ草さんのセリフより

*3:P17 1,2コマ目

猫好きの方にオススメな、かわいい缶入りバレンタインチョコ2019年版 ゴンチャロフ「アンジュジュD」

今週のお題「わたしとバレンタインデー」

 

目次

 

今回、ご紹介するのは、かわいい猫柄のチョコ『ゴンチャロフ アンジュジュ 』。

猫好きの方にオススメのブランドです。私がイオンのバレンタインチョコ・コーナーで買ったのは、このブランドのペンケース型缶チョコ。商品名は「アンジュジュD」です。この商品のお値段は税込¥756とお安く、食べたらペンケース型缶が残るのでお得。このブランドと商品ラインナップについては、公式サイトから電子カタログをご覧ください。以下、公式サイトへのリンクです。

 

goncharoff-2019vt.com

 

パッケージと中身


2019年版パッケージ 

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レジでお会計すると、専用の紙袋をもらえます。こちらもカワイイので保存。

ちょっとしたものをプレゼントする時に使いまわす予定です。

フタに描かれている猫が去年よりも増えて4匹に。にぎやかになりました。

去年のイラストは本がテーマだったようですが、今年のテーマは歌でしょうか。

続いて、中身の画像(⬇︎)を。

f:id:Mee6:20190209193711j:plainなんと、フタの内側にまでイラストが!

内容量は去年と同様に10粒です。しかし、今年はミニパンフレットが

ついていません。経費の節約なのか。これは残念でした。

しかし、肉球型のチョコがめちゃくちゃカワイイな!

イチゴ味の肉球チョコは去年よりもピンク色が控えめな気がします。

 

2019年版のチョコレートの味 

それでは、今年の感想を。と言っても、食べていない味もあるのであしからず。

 

白い肉球チョコ:電子カタログによるとロイヤルミルクティー味。紅茶の茶葉が混ぜられており、ホワイトチョコの甘さと相まって、確かにミルクティー味。実はこの味が一番好き。

 

黒い肉球チョコ:電子カタログによると、スイート。ミルクほど甘くないが、見た目ほど苦くもない。一番普通のチョコ。

 

イラストが描かれたホワイトチョコ:電子カタログによると、ミュゼ・マンゴーレモン。中に入っているオレンジ色のペーストがホワイトチョコとよく合っていて爽やか。オレンジに似た味。甘さに疲れたら食べるといいかも。後味はホワイトチョコ味。

 

イラストが描かれたチョコ:電子カタログによると、ミュゼ・アーモンド。中身はアーモンドペースト。ナッツらしき味はするが、個人的には去年のコーヒーガナッシュのほうが好き。

  

以上。ゴンチャロフ アンジュジュより、かわいい猫柄ペンケース缶チョコ「アンジュジュD」をご紹介しました。バレンタインチョコ・コーナーで買えるはずなので、ほしい方はお近くのイオンへGO!

 

備考:くろねこ ろびんちゃんのファンの方へ。本作に登場してるのはろびんちゃんじゃないよ。

宮崎一人さんのオリジナルキャラクターには「くろねこ ろびんちゃん」がいますね。ろびんちゃんは黒猫ですが、ベレー帽をかぶり、首に付け襟を巻いてます。そして、鼻は丸い。これに対して、ゴンチャロフ アンジュジュの黒猫は、ダイヤのマークがついた首輪をつけており、鼻は三角形です。つまり、ゴンチャロフ アンジュジュに出演しているのはろびんちゃんではない! ゴンチャロフ アンジュジュに出演しているのは、アンジュジュという別の黒猫です。このシリーズのチョコを買ってもろびんちゃんグッズを入手したことにはならないので、ご注意ください。

 

 

トップバリュの果汁100%オレンジジュース。濃縮還元じゃなくてストレートだからか、にが酸っぱくて美味しい。

今回、ご紹介するのは、イオンのプライベートブランド「TOPVALU」より、グリーンアイオーガニックシリーズの「オレンジジュースストレート果汁100%」です。内容量は750mlで、お値段は¥298+税。

以下、ウチで撮った現物の画像です。画像のサイズは大きいけど、素敵なパッケージなので見て!

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どうでしょうか。このパッケージ。形は面白いですが、ラベルはシンプルですよね。文字数も、使われている色の数も少なくてスッキリしています。今回もこのパッケージに一目惚れして購入しました。そしたら、これがまた当たりだったのですよ! どうも食品の場合、パッケージが気に入ったものは口に合うことが多いようです。

食品パッケージは、その食品のコンセプトや味のイメージを伝えるべく作られるもの。担当者の方が知恵を絞った結果、このようなパッケージになっているのだとしたら。シンプルなパッケージの商品は、味もコンセプトもシンプルなんでしょう。そして私はシンプルイズベストが信条です。つまり、シンプルなパッケージの食品は私の口に合う。したがって、この商品も口に合うに違いない。そう思って家で飲んでみた結果。個人的にむちゃくちゃ美味しかったです。やったぜ! またしても、パケ買いで当たりを引いたぜ!

 

TOPVALUオレンジジュースストレート果汁100%の味(感想)

苦味が強くて少し酸っぱい。甘味に至っては皆無! 後味が甘くなくてスッキリしています。甘くないのは濃縮還元ではないストレート製法だからなのか、スペイン産オレンジのおかげなのか。果肉の味を濃くしたような味がします。私がグレープフルーツ好きなのは、グレープフルーツはにが酸っぱくて甘くないからです。そして、このオレンジジュースは本当に甘くない。だから好き。私がオレンジよりもグレープフルーツ派だったのはオレンジに甘味があるからであり、甘くなければオレンジジュースでも美味しく飲めることがわかりました。オレンジの香りが口に広がる、まさに私の理想のオレンジジュースです。これならグレープフルーツ派でも飲める。というか、むしろ安いグレープフルーツジュースよりもこのオレンジジュースがいい。それぐらい美味しいのでオススメ。イオンスクエア(旧サティ)でも売ってるかどうかは知らないけど、とりあえずデカいイオンなら売ってるから。もしもご近所でみつけたら、ぜひ一度、お試しを。ただし、カロリーは180mlあたり90kcalあるので、いくら美味しくても一気飲みには要注意です。

 

以上。イオンで一目惚れして買ったオレンジジュースが美味しかった件をお送りしました。このジュースについて、詳しくはこちらのリンクからどうぞ(⬇︎) 

ORGANIC ORANGE 100 オーガニックオレンジジュース ストレート果汁100%-イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ) - イオンのプライベートブランド TOPVALU(トップバリュ)

漫画『コスモファミリア』 作者のハノカゲさん、がんばって!【完結マンガ】

目次

 

今回、ご紹介するのは、漫画『コスモファミリア』。この記事を執筆している、2019年9月に3巻が出てついに完結しました。作者は「魔法少女まどか☆マギカ」のコミカライズでデビューしたハノカゲさんです。以下、リンクを兼ねた表紙の画像。

 

1巻の表紙を飾っているのは主人公のアリスちゃん。

実は大鎌を構えているぞ! 背景やマントと色が似てるせいで目立たないけど!

爽やかな配色なのはいいとして、もう少し視認性を高めてほしかったところです。

 

主な登場人物

コスモフ:何にでも(人の臓器にでも)変身できる宇宙人。ぬいぐるみのような姿をしており人間その他の生物は襲わないが、建物を食べるので一部の人間からは害獣と呼ばれている。3巻で建物を食べまくっていた理由が明かされた。

天川愛里栖(あまかわ・ありす):主人公の少女。16歳。ペットのパピィと一緒に留守番をしている。街をコスモフから守るのが役目だが、街の住人には嫌われている。2巻ではコスモフの力で変身できるようになった。

天川蕾花(あまかわ・らいか):愛里栖(アリス)の母親で、コスモフの飼い主。使用人とともに外出してから6年間、家に帰っていない。コスモフを世界的に暴走させた人物とされているが行方不明。

守宮(いもり):子供の頃、記憶をなくしてさまよっているところを天川家に保護された。現在では天川家の使用人で、料理がうまい。蕾花(ライカ)の護衛を兼ねている。執事の格好をしているが女性で、屋内で猟銃をぶっ放す物騒な人物。

ニクス:コスモフの被害者を保護・治療し、戦闘員にしている組織。現在の目的は、設立当初の目的とは異なっている。作中に登場する構成員はミラ・スピカ・アカネ・シヅキ・チーフと呼ばれるボスのわずか5名。3巻でチーフの正体が明らかになる。

 

『コスモファミリア』あらすじ

母と使用人が6年前に出かけたまま帰ってこないので、ペットのパピィといっしょに留守番をしている少女、天川愛里栖(アリス)。アリスは専用の武器を持ち、街で暴れるコスモフを狩ることで生計を立てていた。

パピィとともにさみしく留守番をしていたアリスはある日、ミラという少女に出会った。ミラはニクスという組織の一員で、コスモフを根絶やしにしたいからアリスに協力してほしいと言う。しかしアリスはこれを拒んだ。母と、家を守ると約束しているからだ。

これを聞いたミラは怒って攻撃してきたが、アリスは「天川ライカ」と「守宮」と名乗る2人に助けられた。アリスが「ライカ」に連れて行かれた先は、近所の古井戸。アリスはライカに古井戸へ突き落とされた。

アリスが古井戸に落ちた先で出会ったのは、自分と同じ年頃の母親と、若い使用人。どうやらここは20年前の世界らしい。アリスはこの世界で少しずつ母とコスモフの秘密を知っていく。

 

半獣化と美少女がお好きな方にオススメ! 百合要素もあるよ!

正直なところ本作は、2巻が出るまではハノカゲさんのファンにしかオススメできませんでした。ゆるふわな設定。描き込みが少ない背景。自分が憎むものの力を使って戦い、憎いものを滅ぼそうとする人が現れるというベタな展開。最近気がついたんですけど、この展開は「敵を滅ぼす手段を作中で開発しなくていい」し、「キャラクターの葛藤を簡単に生み出せる」から、書き手にとってはお手軽で便利なんですよね。こういう作品は減ればいいとは思わないけど、わざわざ増やさなくてもいいと思います。

若い人しか出てこないせいで、年齢の描き分けができないのではないかという疑いを持ってしまったり。自分が「魔法少女まどか☆マギカ」のコミックを買っていなくてハノカゲさんを知らなかったら、立ち読みはしても買わない作品だったかもしれません。

そんな本作ですが、2巻が出てからは(一部の人には)オススメできる作品になりました。1巻では影が薄かったミラの手下2名や、病弱だったライカちゃんが大活躍します。しかも、主人公のアリスちゃんを含むみんながコスモフの力で「トランス」と呼ばれる変身をして、半獣化(1名は半植物化)してバトルします。これはちょっとしたフェティシズムですよね。実は私は、完全な獣人よりも人の半獣化のほうが好きだったりします。ケモノだと顔よりも手足と尻尾が好きで、毛皮の質感にはこだわりません。だから、本作にはちょっとトキメキました。スピカのトランスは例外的に植物化ですが、トランスのモチーフが植物なのは意外で面白かったし、悪役女性は露出度が高いというお約束は守られているし、そのくせ妖精っぽくてキレイなので許す。ケシの花モチーフとはセンスありますなあ。あと、ニクスのチーフのトランスも好き。ケモノと鳥が混ざったファンタジーなデザインがいい。モデルになった種が特定できるぐらいガチめのパーツじゃなくて雰囲気ケモノが好きなんですよね。こういうのも少女趣味というのだろうか。

ミラの手下であるニクスの戦闘員、アカネとシヅキの2人は女の子同士でラブラブ。これは少し意外。GLじゃないジャンルの漫画であえての百合カップル。ストーリー漫画の百合CPってファンが2次創作でするものであって作者がするものではないと思っていましたが。ハノカゲさんはMの気があるシヅキちゃんのキャラ紹介で「19歳 161cm ベッドの上では上」と書いています。すげえ。読者が受け攻め論争で不毛な争いをしないように配慮しているのか。それとも、これがハノカゲさんの理想の百合カップルなのか。キスシーンもあるし。

先程、本作はGLじゃないジャンルの漫画だと書きましたが。じゃあ本作のジャンルは何かと言うと、少女漫画だと思います。登場人物のほとんどが10代の女の子なんだもの。設定はゆるめなのでSFっていうほどSFじゃない気がするし。強いて言うなら超ライトSFかな。

ということで本作は、半獣化と美少女が好きな方にオススメ。3巻でニクスの詳細が明かされて、ストーリー展開は駆け足ですがSF的要素はそんなに濃くないので安心です。強いてSF要素をあげると20年タイムスリップしたことと、コスモフは宇宙から来たことぐらいか。みんな、コスモフは宇宙人という設定だけど、SFじゃなくてファンタジーのつもりで読むんだ。そして、ハノカゲさん初のオリジナル作品を応援しましょう! 本作にはカバー下にマンガとキャラ紹介があるので忘れずに読むんだぞ!

 

以上。完結マンガ『コスモファミリア』をご紹介しました。

 

 

 

まだ3巻セットが出ていなかった。出てたらむしろ悲しいか。