ネタバレ注意! アニメミライ2012『わすれなぐも』がバッドエンドで意外。

目次

 

今回、ご紹介するのは、アニメミライ2012参加作品、『わすれなぐも』。

製作したのは ProductionI.G です。

 

リトルウィッチアカデミア』以外の、アニメミライの作品もおもしろいよ、

と言っておきながら一作も挙げないのはどうかと思ったので書いてみます。

 

以下、長々とあらすじを書きますが、オチまで書くのでネタバレ注意です。

バッドエンドがお嫌いな方は、ここで読むのをやめたほうがいいかも。

 

あらすじ

とあるテナントビルに入っている古書店の主、硯 周。

彼は、依頼された商品をようやく入手したところだった。

彼が依頼主に電話をしていると、ビルのオーナーである祖父の代理で

家賃を徴収しに来ていた女学生、辺見 瑞紀が、勝手に商品にさわった。

 

この本にはクモの妖怪が封じられているらしい。

半信半疑で瑞紀が本をいじっていると、

本から封印の札がはがれてしまった。

 

その時、本から小さなカゲが走り出た。

しかし、瑞紀はそれに気づかない。

本を置いた瑞紀は、店の奥で動く気配を感じた。

 

正体を確かめるべく、おそるおそる店の奥へ向かう瑞紀。

そこで見たのは、大きな虫のカゲ。

あわてて店主の硯を呼んで確かめてもらうと、

そこにいたのは、少女の姿をしたクモの妖怪だった。

 

札がはがれた本を見て、硯は言った。

「困った。これでは依頼主に渡せない。家賃も払えない」

なんとかして、この娘クモを本に戻さなければ。

硯は、知恵をかりるべく師匠のもとに向かった。

 

硯の師匠、月吠庵の主から渡されたのは、一枚の古地図。

本に封印される前に、娘クモがいた場所の地図らしい。

「お代は、結果しだいだ」

 硯は黙って礼をし、瑞紀とともに月吠庵を出た。

 

身支度をし、娘クモをダンボール箱に隠して連れ出した二人。

電車に乗って、山奥の廃村へ向かった。

 

二人が廃村奥の大きな屋敷に着いた時、娘クモが屋敷へ駆け込んだ。

娘クモを追う硯と、硯を追う瑞紀。

瑞紀は、月吠庵の主から言われたことを思い出した。

「硯は、あの妖怪に憑かれておる。手おくれになる前に、硯を取り戻せ」

 

屋敷の奥でようやく硯をみつけた瑞紀。

「行かないで! 戻れなくなる!」

二人がたどり着いたのは屋敷の高欄。

手すりのむこうは湖だ。このままでは硯が飛び込んでしまう!

 

硯にクモの糸がついているのに気づいた瑞紀。

その糸を、とっさに大黒柱へとかけかえた。

月吠庵の主から言われていたのだ。

「引きずり込まれぬよう、糸をかけかえろ」と。

 

糸をかけかえることはできたが、

糸を操る巨大クモはかまわずに、湖の中から糸を引き続ける。 

その怪力で、ついに屋敷が倒壊した。

 

湖に落ちることを覚悟して目を閉じた二人。

しかし、娘クモは二人を落とさなかった。

娘クモは湖を指さして言った、「かあさま」と。

 

二人が湖を見ると、そこには穏やかに微笑む女の姿があった。

二人がその姿に気を取られていた時、娘クモが糸を切り、

瑞紀だけを湖に落とした。そこへ覆いかぶさる巨大クモの足。

一人残った硯は、娘クモの手をとって微笑んだ。

 

ふたりは町へ帰り、硯は師匠に礼を言った。

月吠庵の主が、後ろにいるのは誰だときいた。

 

そこにいたのは、髪を切って瑞紀の服を着た、娘クモだった。

 

観た感想と、つっこみ

ええーと、男と二人ででかけた女の子が帰ってこなかった場合、

男が女の子を殺したと疑われても仕方ないですよねえ?

硯さんはこれから、娘クモと平和に古書店を営みました、

なんてことにはならないでしょう。

 

いや、これ、瑞紀ちゃんもバッドエンドで、

硯さんもバッドエンドじゃない?

娘クモと逃亡の日々が始まること間違いナシですよ。

 

ということは、娘クモの一人勝ちか!

さすがは妖怪だな!

 

そもそも人食い妖怪だから、人がいる町へ戻ったみたいだし。

愛と捕食の日々の始まりかあ。この子だけハッピーエンドかっ。

あ、娘クモがちょっと、うらやましくなってきた。

 

この(人間側の)バッドエンドが意外で印象に残った本作。

できれば、エンドロールを最後まで見てほしいです。

スタッフロールが終わった時、短いアニメーションがあります。

 

後ろをむいた瑞紀ちゃんが振り返り、

一瞬のうちに髪が伸びて、娘クモへ変わるアニメーションは必見です!

 シメにはぴったりですね!

 

以上、アニメミライ2012参加作品、『わすれなぐも』の紹介でした。

 

同日追記:この作品も、ツタヤでレンタルできます。

     バッドエンドだから、劇場公開にはむいてないのかな?

     でも、今作の90分バージョンが観てみたいです。

 

※本記事は、同日、加筆しました。