アニメ『宝石の国』。原作を読み、全話の感想などを書きました。

今回は企画記事ですが、削除するのはやめました。

目次から各話へジャンプする場合、話数をクリックしてください。

 

目次

 

紹介というより感想の記事です。

以前、市川春子さんのマンガ『宝石の国』をご紹介しました(⇓)。

mee6.hatenablog.jp

 

この作品がついにアニメ化されて、12月23日に第12回が放送されました。

ということで、各話ごとにあらすじと感想を書いていきます。

 

第一話、フォスフォフィライト

あらすじ

体の硬度が三半と低く、不器用で落ちこぼれの宝石、フォスフォフィライト。

いまだに仕事を持っていなかったが、今日、ついに金剛先生から

仕事が与えられることになった。

 

フォスに与えられた仕事は「博物誌を編むこと」。

地味だし、役立つとも思えないと言って、ダダをこねるフォスだったが、

夜の見回り担当で物知りそうなシンシャに会いに行く。

 

シンシャの知恵をかり、すぐに博物誌の仕事を終わらせて

月人と戦わせてもらおうと企んだフォスだったが、

思いがけず、シンシャに月人から救われた。

 

毒液が出る体のせいで孤立しているシンシャは、

月人にさらわれるのを持っているという。これを聞いたフォスは、

シンシャに「君にしかできない、楽しい仕事をみつけてみせる」と

言ってしまう。フォスは宣言を実行できるのか?

博物誌の仕事はどうなるのか。

 

感想など 

シンシャがつぶやくシーンからスタート。

さすがに、完全に原作通りではありませんね。原作では、

このシーンは第六話の出だしです。

おそらく、アニメでは、その回で登場するキャラのシーンを

はじめに持ってくるのですね。

 

月人との戦闘シーンは、まさに読者の脳内で描かれているであろう映像。

髪も肌も服も同じ色の月人が、ヒラヒラした頼りない足場で飛んでいる。

音楽がついています。月人が楽器を弾いているという設定ですね。

 

シンシャが「月人にさらわれるのを待っている」というシーン。

こちらは、あのコマに色と声をつけた感じで、かなり原作寄りの表現で

うれしかったです。

 

原作から削られた部分で気づいたのは、

この星は欠けていて、月は複数あり、陸地はこの島が最後である、

という説明がなかったこと。世界観の説明は後回しにするようです。

 

ちょっと意外だったのは、ルチルの声がいかにも女性っぽかったこと。

私のイメージでは、男性っぽい声でした。

家人は逆に、シンシャの男性っぽい声が意外で、

イメージでは女性っぽい声だったとのこと。

 

芸が細かくて感動した点は、宝石たちの髪・瞳・爪に加えて口の中にも

同じ色がついていること。いかにも人外っぽくてステキ!

 

私は原作から入りましたが、ほぼ満足です。

地上波で観ているので、夜中の2時38分スタート

放送時間が遅く、リアルタイムで観るのは眠くて大変ですが、

録画する設備がないのでがんばります!

 

次回の放送をワクワクしながら待っています。

 

第ニ話、ダイヤモンド

あらすじ

シンシャに「他の仕事をみつけてみせる」と

宣言してしまったことを後悔しはじめているフォス。

画板を回収することは完全に忘れて、「アイデアの出し方」に

悩んでいたところ、ジェードからある情報を得たフォスは、

見回り中のダイヤに会いに行くことにした。

 

フォスが会いに行くと、珍しくダイヤが一人だった。

相棒のボルツに置いて行かれたらしい。

フォスが憤慨していると、空に黒点が現れた。

月人が来る予兆だ。ダイヤが剣を構えた。

 

月人の武器の先端だけをはね返す、という離れ技を見せるダイヤ。

これがジェードの言っていた「新しい戦い方」か。

フォスは感心して見ていたが、ダイヤの腕が折れてしまった。

 

ダイヤがフォスだけを逃がそうとしているところに、

ボルツが駆けつけ、ダイヤが弱らせた月人に一瞬でトドメをさした。

ダイヤが妙な戦い方をしたせいで、危機に陥ったと怒るボルツ。

そこへ、月人の第二陣が現れた。

 

なぜかこちらを無視して、学校の上まで移動した月人。

黒雲から巨大なカタツムリを落とし、様子を見ているのか静止している。

ボルツは柱をのぼり、月人を全滅させた。

 

残るは巨大なカタツムリ。殻から頭を出したと思ったら、

なんと、フォスを飲み込んでしまった。

おまけに、このカタツムリは石を溶かせるらしい。

フォスはカタツムリの体内で溶けてしまった!

 

助けようにも、剣も、ボルツの髪まで溶かされた。

はたして、フォスは救出されるのか!?

 

感想など

マンガでは第一話でされた、世界観の説明からスタート。

金剛先生の声でした。

 

学校の俯瞰図は、マンガにもあった気はするのですが、

色つきで見るとわかりやすくていいですね。離れのような、

別棟の建物があることもわかりました。

 

体が硬いせいで、力を入れないと姿勢が変わらない宝石たち。

私たち動物とは逆ですね。この性質を示しているのが、

フォスが体育座りをしたまま、ダイヤに抱っこされるシーン。

人間が同じことをしようとすると、かなり体を鍛えないといけない。

これが何気なくできるのが、彼ら、宝石たちなのです。

 

やっぱり今作はCGでよかった!

ダイヤの腕の断面や、カタツムリの体と殻の、

CGならではの輝きと質感! 感動しました。

今さらだけど、宝石たちの髪の毛もいい感じ。

 

ボルツの戦闘シーンがかっこいい!

ボルツは動くとますますかっこいいですね!

ダイヤじゃなくても「ボルツ、来てくれたんだ!」って、

自分まで助けられた気分です。

ボルツの声が低めなのはよかったんですが、女性っぽい。

もうちょっと男性寄りの声がよかったなあ。個人的には。

 

マンガではフォスからの信号を受け、ダイヤが

「何かみつけたんじゃない?」と言うところで終わっていますが、

アニメではフォスのセリフで終わっています。

フォスからのリアクションはまた次回らしい。

 

今回で初めて、エンディングのアニメーションを見たのですが。

うーん。映像と歌詞のイメージは合っていると思いますが、

私はオープニングのほうが好きです。

 

第三話、メタモルフォス

あらすじ

巨大なカタツムリに食べられて、溶けてしまったフォス。

ボルツに呼ばれ、なんとか信号を返す。

コンコンと、中から殻をたたく音が、ダイヤたちに聞こえた。

 

ダイヤはカタツムリの弱点に気づき、殻の割れ目を攻撃した。

カタツムリは海水の池に落ち、その巨体を縮ませた。

縮んで殻を失ったカタツムリは無害になった。

 

池に落ちた殻の中でフォスを探したボルツたち。

しかし、フォスの破片はみつからなかった。

しかも、フォスを呼ぶとなぜか、縮んだカタツムリが反応する。

まさか、フォスはカタツムリと同化してしまったのか?

 

医者のルチルに診せてみたが、治るとは思えない。

ダイヤはフォスを元の姿に戻すため、仲間たちに聞いてまわった。

しかし、誰も真剣にとりあってくれない。

 

最後にシンシャの元へ行き、カタツムリの習性を知ったダイヤ。

フォスはカタツムリに同化したわけではなく、

殻の傷をふさぐのに使われているという。

つまり、池の中の殻に、フォスがはりついているのだ。

 

ダイヤは大急ぎで学校へ戻り、寝支度をしていた仲間たちを

起こした。フォスを殻から剥がして集め、ルチルが組み立てる。

徹夜作業のおかげで、フォスは無事に元の姿に戻った。

 

しかし、フォスは以前と少しだけちがっていた。

どうやらフォスは、カタツムリの言葉がわかるようになったらしい。

 

感想など

フォスからの信号と、ダイヤのセリフからスタート。

今回は、アニメーションならではのシーンがあってよかった!

巨大カタツムリは原作よりも大暴れするし、

ダイヤが学校に戻るシーンがあったし! 

ダイヤは身軽で、けっこう足が速いんですね! 美しくてかっこいい!

 

原作と微妙にちがうのは、ダイヤとカタツムリが

浜辺にいること。原作では草原にいました。

さらに、アニメではダイヤはカタツムリが昼寝をしているのを見て

何時間か、そっとしておきます。

原作では寝入らないうちに器に戻していたのに。

 

カタツムリのお昼寝シーンでおもしろかったのは、

お腹が上下していること。え、このカタツムリ、肺呼吸なの?

地上の種なら肺呼吸でいいのかな?

原作ではこのカタツムリ、水生なのですが。

 

フォスのセリフが原作よりも増えていました。

ダイヤに「誰と話してるの?」ときかれ、

「聞こえてない?」と返しています。このセリフのおかげで、

フォスにだけカタツムリの言葉がわかっている

ことが明確になっていると思います。

 

マンガだと、話のテンポとコマの美しさを優先し、

セリフをそぎ落としている感じがします。

一方、アニメだと、伝わりやすさを重視。

正直な話、アニメのほうが話がわかりやすいかも。

 

第四話、魂・肉・骨

あらすじ

金剛先生が夢から覚め、宝石たちから報告を受けた。

聞けば、石を食べるカタツムリが暴れたという。

ジェードがそのカタツムリの被害を詳しく

報告しようとしていたところ、件のカタツムリが落ちてきて、

先生の頭に着地した。

 

カタツムリの言葉がわかるようになったフォスから聞けば、

そのカタツムリは貝の王であるという。金剛先生は

博物誌の一環としてフォスに、王と行動をともにするよう命じた。

 

体調が悪いし、故郷の様子を確かめたいと言う、

アドミラビリス族の王ウェントリコスス。

フォスは王に誘われて、先生の許可なく海へ入った。

 

人型に変身した王に導かれ、海を進んでいくフォス。

夕方になって、ようやく王の故郷についた。

疲れて横になったフォスに、王が言う。

「許せ」

次の瞬間、水面から槍が降りそそぎ、フォスの足を砕いた。

 

王は、同胞である弟と引き換えに、月人にフォスを渡す気だった。

足がなくなって逃げられないフォスはどうなるのか。

 

感想など

先生の夢のシーンからスタート。

原作よりも先生の台座が高くなり、月人から敬われているのが

よくわかります。また、手で印を結ぶだけではなく、

光を放ち、なんらかの力を使ったことが示されています。

原作よりもわかりやすい。

 

ジェードのセリフが少し原作とちがっていて、

金剛先生が「みな、無事だな」と確認したとき、

原作だと「はい・・・結果的には」と返しているのですが、

アニメでは「結果的には」が省略されていたような。

 

基本、漫画のアニメ化には否定的な私ですが、

この『宝石の国』は楽しみにしています。

脳内動画だった動きがテレビで実際に観られるのがうれしい。

 

今回だと、縮んだ王が先生の頭にベチャッと落ちてくるシーンと、

人型に変身した王が泳ぐところがよかったです。

ふよふよでプニプニな、王の体の柔らかさが表現されています。

 

また、王が腰かけた海草(?)が原作よりも

大きくちぎられており、王の食事用の口は、足の間にある

ことがはっきりしてよかったです。

あそこが口なのかな、とは思っていましたが。

アドミラビリス族は、話す口と食べる口が別々なんですね!

 

いや、そもそも人型に変身している時点で、

原作を未読だと驚きでしょうが。

この種族、元は人間だったようですが、

下手すると宝石たちよりも人間離れしているような。

 

そんなウェントリコスス回でした。

 

第五話、帰還

 あらすじ

ウェントリコスス王にだまされて、

月人に引き渡されてしまったフォス。

王は月人に弟のアクレアツスを返すよう求めたが、

月人は次を連れてこいという。

 

王がシンシャなら、と言うと、フォスが

視線だけで王に訴えた。シンシャはだめだと。

王は自分は怪しまれているから、もう無理だと月人に言った。

 

その答えを許さなかった月人が王の腕を焼くと、

肉の焼けるにおいをかぎつけたアクレアツスが目を覚ました。

これを鎮めようと月人がアクレアツスの足に火を押しつけると、

アクレアツスが雲の上で暴れ出した。

 

アクレアツスは、背中にある巨大な殻の重量のせいで

雲から海に落ちて縮み、王の呼びかけに応えて戦った。

人型になり触手を操るアクレアツスは異常に強く、

月人を瞬く間に倒した。

 

王は、フォスを取引の材料にしようとする弟をとめ、

フォスを、顔の破片と足の素材とともに陸に返した。

 

先生に怒鳴られたあとに治療されたフォス。

博物誌製作は中止になってしまったが、

それより問題なのは、新しい足だ。

 

ルチルがアクレアツスの殻の破片から足を作った。

しかしフォスの足は、動くようになったと思ったら

猛烈に速く走れるようになっていた。

 

フォスに、今度は何が起きたのだろうか。

 

感想など

フォスをみんなで探しているシーンからスタート。

原作では寝ていた先生がアニメでは起きていて、報告を受けています。

そしてみつかる、砂浜にあるフォスの足跡。

これはわかりやすい! あいつ、ホントに海に行っちゃったんだ!

 

マンガではフォスが縛られるシーンがあるんですけど、

アニメではそのシーンがなくて、カメラがフォスのところに戻ると

すでに縛られてるんですよね。いくら深夜でも、SMっぽいのはダメなのか。

あのシーン、ちょっと好きなんだけどな。残念。

 

そして、楽しみだったアクレアツスの戦闘シーン!

アクレアツスの触手は、いうなれば高速で振り回されるワイヤー。

長くて速くて超強い!

月人はこんな奴、どうやって生け捕りにしたんだよ。

いやあ、アニメでは実際の速度がわかっていいですね!

 

フォスに流れ弾ならぬ流れ触手が当たり、顔が欠けました。

硬度が低いと大変ですね。王が、顔の破片と、

学校から持って来た器も返してくれてよかった。

 

そして、フォスを探してくれているみんな。

あのボルツが過労で先生に抱えられてる!?

フォス、あとで粉にされちゃいそうですね。

 

フォスに足がついたと思ったら、アレキさんが登場。

原作より登場が早いですが、思えば当然の結果。

アレキさんのマニアぶりを考えれば、一時的に捕まり、

雲に乗っていたフォスに聞き取り調査をしないわけがない。

 

しかしまあ、一話目を除けば、

フォスには毎回、何か起きているわけで。

原作未読の方からすれば、フォスの次の災難が楽しみに

なってくるころなのでは。

 

第六話、初陣

あらすじ

足が変わって、猛烈に速く走れるようになったフォス。

この力を使って戦いたいと言うフォスに、金剛先生がついに折れた。

アメシストの見回りを補佐してみなさいと言う。

 

双晶のアメシストとの顔合わせが済み、フォスも

見回りのシフトに組み込まれたものの

緊張しっぱなしで、三日目にして動けなくなった。

 

「剣の練習、してみる?」

提案されて乗り気になったフォスが、鞘を投げるところを

練習したいと答えると、二人はすぐに実演してくれた。

 

空には、月人が出る予兆の黒点

「本番が、先みたい」

フォスの前で跳びあがり、黒い雲に飛び乗った二人。

月人を切り捨てながら進み、器を持ち冠をいただく大きな月人を

切った。しかし、この月人は霧散しない。

 

「フォス、先生を呼んできて。中に何か」

それは新型の月人。レンコンのような穴から、

二人に向けて新兵器を放った。青いトゲがついている。

 

新兵器が青いトゲで二人を切り刻んでいく。

フォスが急な事態に固まっていると、

ボルツが駆け付け、兵器を壊して二人を救った。

月人にとどめをさしたのは金剛先生だ。

 

 「何をしていた!」

フォスに向けたボルツの怒声が響いた。

 

感想など

前話のラストで鳴っていた鐘の音からスタート。

フォスが自分の足の速さに戸惑っている間に月人との一戦があり、

イエローの足の速さと、ジルコンの優秀さが示されます。

ジルコンは判断が早くて身軽! イエローを月人の矢からかばいます。

先輩思いですばらしい。

 

イエローに連れ帰られたフォスから、「にんげん」という

言葉を聞いた金剛先生は、思わずテーブルを割ってしまいます。

この音がすごかった。臨場感がありました。

 

音といえば、アメシストがお互いに頭をぶつけるシーン。

原作だと「コツン」って擬音なんですが、

アニメだと「ガツンッ」て感じの音でした。これは確かに恐い。

 

水面に映るアメシストがいつの間にか分身した(ように見えた)り、

月人が黒雲からさかさまにぶらさがって(?)登場したり。

マンガの補足説明というよりは、アニメオリジナルの表現ですね。

どちらも映像ならでは。

 

冠のある月人の大きさが、大迫力!

これに平気でむかっていけるのは、アメシスト

戦い慣れているからなのか。

 

マンガでは当然、新兵器も黒白で描かれています。

なので、トゲの色がわかりませんでした。

その点、アニメだとフルカラーでわかりやすい!

ちなみにあの青いトゲ、原作によると

サファイアが使われているそうです。

 

ボルツのセリフでエンド。マンガとは区切りがちがいます。

次の話はどうなるのか、楽しみです。

ていうか、もう半分か! あと一ヶ月半ほどで終わりかと思うとさみしい。

思えば1クールって、短いですね。

 

第七話、冬眠

あらすじ

アメシストたちが目の前で捕まったのに、怖くて

動けなかったフォス。ボルツには叱られたが、

当のアメシストたちには謝られた。

「怖い思いさせたね」

 

今年は珍しく眠たくないうえに、

アメシストたちに怒られなかったのが悔しかったのもあり、

フォスは冬眠できなかった。冬は起きているだけでも

辛いと聞き、あえて冬の仕事を手伝うと決めたフォスは、

先生とともに冬を担当するアンタークチサイトと組むことになった。

 

冬の仕事は確かにキツかった。

なぜか流氷の言葉がわかるフォスはノイローゼ気味だ。

そんなある日、フォスは危うく流氷に惑わされそうになった。

 

「嚙み切ってあげる。足も結局良くなった。いい方法を誰か知ってる」

足と同じように、腕もつけかえてしまえばいい。

そうすれば強くなれると、流氷がフォスにささやく。

ふらふらと割れ目に近づいていくフォス。

 

「いやいや。だめだそんなの」

フォスは我にかえったが、バランスを崩し、他の割れ目に落ちた。

あわてて駆けつけたアンタークチサイトが、

フォスの足をつかんで引き上げたが、

フォスはヒジから先を失っていた。それも、両腕の。

 

感想など

アメシストが捕まったシーンからスタート。

先週のおさらいからですね。

この回でアレキサンドライトの声を意識して聞きましたが、

うーん、私のイメージよりは女性っぽい。声が高い。

 

今回が初登場の、冬担当のアンタークチサイト。

みんなからは略してアンタークと呼ばれています。

先生に「例年の」を頼む時に、ホホが赤くなってるのがカワイイ。

宝石だからあれは生理現象ではなくて、

視聴者にわかりやすく表現されているのかも。

原作でもちょっと照れています。

 

流氷割り以外の作業は、原作ではおまけコーナー

「冬のくに」で描かれていましたが、アニメでは本編にうまく

つなげられていて、冬の仕事がよくわかる。

 

アンタークは仕事のテンポが早く、氷山を次々に割っていきます。

優秀でかっこいい! 

これでフォスを作業に巻き込まなければ完璧ですが、

普段は単独行動なので仕方ない。

 

ちょっと意外だったのは、流氷が出す「轟音」が、

悲鳴とサイレンの合成みたいだったこと。

まあ、原作の擬音「ギャアアアアア」から考えれば、

確かに悲鳴のイメージですが、複数人の声が合わさっているような。 

 

フォスを惑わせた流氷の声、エンディングのキャストさん一覧に

出ていなかった気がします。これは残念でした。

 

第八話、アンタークチサイト

あらすじ

流氷割りの途中で両腕を失くしてしまったフォス。

先生に報告すると、「緒の浜を捜しなさい」と言われた。

「緒の浜は、おまえたちがうまれた場所だ」

 

古代生物が朽ちて無機物に変わり、

時には数億年地中をさまよって、インクルージョン入りの

鉱物が、緒の浜にある岩からうまれる。

 

しかし、フォスの素材に適したものはなさそうだ。

だが、「せっかくうまれたのにね」とフォスに言われ、

とりあえず金と白金を、フォスの左腕に仮留めしてみた。

 

拒絶反応はないと確認したところで、急に空が晴れた。

いったんはずして帰ろうと、ふりかえったアンタークが見たのは、

金に包まれたフォスだった。

 

フォスが動けないのに襲来する月人。交戦したアンタークは

新型を単独で退けたが、フォスを助けようとしていた時に

2器目の月人の矢に射抜かれた。

 

アンタークの破片を拾い集めた月人が飛び立つ。それをフォスが追い、

未知の罠を突破した先生が駆け付けるも、遅すぎた。

フォスは両腕を得たが、アンタークはそのまま攫われた。

 

感想など

「嚙み切ってあげる」のシーンからスタート。

フォスの腕を探して、あわてて海に飛びこむアンターク。

水中のシーンが長く、原作よりアクションが増えています。

ノコギリ型の剣はみつかったのに、フォスの腕はみつかりませんでした。

 

緒の浜に向かう時、フォスがアンタークの後ろを歩いています。

前もこうすればよかったのに。これなら歩きやすい。

だからなのか、フォスが転んでも起こしてくれないアンターク。

楽をさせている分、冷たいようです。

 

緒の浜でアンタークが雪を払う効果音がすごい!

原作に擬音はついていないので、アニメで創作したのでしょうが、

迫力ある音ですね! アンタークは腕力が強い!

 

月人の新兵器が今回、使ったのは、原作によると

ピンクフローライト。あの玉ってピンク色だったんですね。

それがなぜか起爆するようになっていました。

あの小さい玉、破壊力がありすぎ!

 

フォスとアンタークの会話がのびて、セリフが増えています。

フォスの腕になった金がつくった花ビラが開くシーンが

長くなっているのもあり、状況がわかりやすいです。

 

先生の「私の所為だ」というセリフでエンド。

エンディングの、曲と背景が変わりましたね!

あれはアンタークの部屋でしょうか。わざと、

主が不在の部屋を見せて、アンタークがいなくなったのを

印象づけているのかも。

 

アンタークは早々と退場してしまいました。

しかも、残りはあと4話! 楽しみだけど悲しいですね。

 

第九話、春

あらすじ

アンタークから冬の仕事を引き継ぎ、

先生とともに月人と戦い続けていたフォス。

ついに春が来て、みんなが目覚めた。

 

先生からアンタークが連れ去られたことと、

「アンタークの後任はフォスフォフィライトが務めた」

 と説明されたみんなは驚きを隠せない。

 

髪が短くなり、金色で奇妙な腕をつけたフォス。

雰囲気がちがうし、変形する腕など気持ち悪い。

アンタークが連れ去られた経緯の説明など、誰の耳にも入らない。

 

みんなにおもしろ半分に追いかけまわされて疲労するフォス。

巡回に加わるも、憧れた戦いは、もはや危険な作業。

戦いに慣れ、強くなったフォスを見てボルツがつぶやく。

「フォスフォフィライト」と。

 

感想など

アンタークが月人の矢に射抜かれたシーンからスタート。

フォスの髪が短くなって、目つきが鋭くなり、

雰囲気がアンタークに似てきました。

 

フォスがアンタークに花をつんで持っていくシーン。

花をつむ描写がないのは原作と同じですが、

アニメでは花が咲いている所が描かれています。

こんなところに一輪だけ咲いてるのか。まだ寒いのに気が早い。

 

先生が言った「コレしかない」の意味は、

「服の予備はこれしかない」という意味のようです。

先生は体が大きくて布がたくさん必要。

服の予備を作るのも大変だから、2着しかないんですね。

また、先生はみんなと体型がちがうので、他のコの服は借りられません。

これはちょっと不便かも。

 

個人的におもしろかったのは、ジェードのお尻が原作通り

再現されていたこと! みんなの着崩れ方が、原作に忠実で笑えます。

いや、セクシーだって方もいらっしゃるとは思いますが。

私は思わず笑ってしまいました。

 

みんながフォスの腕を怖がるシーンがリアルでいい。

アニメだと色と動きがあるので、フォスの合金の腕が

実際に見たらどれだけ気持ち悪いのか、

石ちゃんたちに共感できます。

 

触手みたいになったかと思えば、お花の形をつくってみたり。

うん、これは怖いし気持ち悪いよね!

そりゃ、ボルツの後ろに隠れるのも無理ありません。

まあ、あとでフォスは逆に大人気になってしまうのですが。

 

ボルツのセリフでエンド。

原作にはない、ちょっと不穏な感じのセリフですが、

原作を読んで先の展開を知っていると、

ボルツの真意が想像できます。

これも、わかりやすく表現されているんですね。

次の展開への布石かと。

 

第十話、しろ

あらすじ

アンタークを失って一人になったフォスは、

強くはなったが戦い方が危なっかしい。

ボルツはそれに気がついていた。

 

「フォスフォフィライト、僕と組め」

急な提案に戸惑うも、勇気をだしてダイヤに話をつけ、

ボルツと組むことにしたフォス。

 

ボルツとの初陣で遭遇したのは、未知の黒点、二重の黒点だった。

そこから出てきたのは、これまた未知の巨大な月人。

腕が六本に目が六つあり、しっぽを生やしている。

 

体が大きく、腕が多く、おまけに機敏な月人に

さすがのボルツも苦戦し、戦うのをやめて先生を起こしに行くことに。

待機の合図に鐘を鳴らしてから先生のもとへ向かうも、

月人は校内へ入ってしまった。

 

まだ校内に残っていたダイヤが月人にみつかった。

最上階に追い詰められてしまったダイヤは、一人で月人に立ち向かう。

ダイヤは巨大月人を見事、真っ二つにした。そこに駆けつけた

ボルツが見たのは、体が割れて動けなくなったダイヤと、

二つに分裂した月人だった。

 

ダイヤが言う。

「ボルツ、逃げて」

ボルツはどうするのか?

 

感想など

フォスが月人を切るシーンからスタート。

圧勝するも、ちょっと詰めが甘い。

ボルツはこれを見逃しません。

 

強いのに残念な奴。優秀なのに全力が出せない奴。

そんな奴がほうっておけないボルツ。

原作によれば世話やきではなく、ただの戦闘狂らしい。

 

フォスが決断をする時に何気なく現れるアンタークの幻。

原作によればフォスは、アンタークを失って以来、ポップな幻覚を見るそうです。

これがその、ポップな幻覚なんだろうか。役に立つけど。

ベンチが歪んでのびるシーンが、アニメっぽくていいですね。

これまた、原作よりもわかりやすいです。

 

ダイヤはフォスに弟を悪く言われて怒る。

そして、弟ボルツの良さを解説し始める!

このシーンは原作では省略されており、

「そこに座りなさい!」からあとは描写されていません。

まあ、きっと原作でも聞かされたんだと思いますが。

 

ダイヤはシンシャと同い年なので、

ボルツはこの二人よりも年下だということがわかります。

ボルツが生まれて戦闘に加わった時、どれだけ心強かったことでしょう。

というか、ボルツ不在で戦っていた時期があること自体が、

今となっては信じられません。

 

ボルツと月人の戦闘シーンが長い!

カメラワークが原作よりも複雑。

ボルツが月人の体の上を走るのは、原作になかったシーン。

これによって原作よりも体格差が大きいことがわかります。

 

月人は六本腕と足で計八足で移動します。

アニメではクモ的な走り方。これは気持ち悪いかも。

 

ダイヤのドキドキ隠れんぼシーン。

原作よりも隠れている時間が長く、ダイヤが臆病な性格に。

「ゴースト」という宝石の名も出てこないので、

ただ追い詰められただけになっています。計算で逃げていない。

これは仕方ないかも。登場しないコの名前を出しても

視聴者が混乱するだけです。

 

思わずダイヤを「兄ちゃん!」と呼ぶボルツ。

これにときめいたボルツファンも多いとみた!

 

最後に。タイトルの「しろ」の意味が、

アニメでは回収されていません。次回に持ち越しみたいですね。

原作未読の方のために、意味は書かないでおきます。

この「しろ」ってタイトル、原作では

もっと後のお話につけれられているのですが。

 

第十一話、秘密

あらすじ

分裂した月人と対峙したボルツ。ニ体のうち一体は逃げてしまった。

目の前の一体を切り捨てて、もう一体のあとを追おうとしたが、

ボルツが切った一体は、またしても分裂した。

 

一方、逃げた一体は下の階に降りてフォスをみつけた。

飛びかかられたフォスは合金で受け止めるも、剣が弾き飛ばされた。

アレキサンドライトに月人を切ってくれと頼むと。

アレキの髪の色が見る間に変わり、月人を切り捨てた。

 

ついでにボルツと交戦していた月人も捕まえて、

アレキの前にかざすと、瞬く間に切り刻んだ。

赤いアレキはボルツいわく「いかれている」らしい。

 

細かく刻まれすぎた月人はまたしても再生したが、

今度は人型をしていない。小さな犬のように見える。

愛らしい姿の月人を刻むことは、さすがのボルツにもできなかった。

 

小さいまま逃げ出した月人を集めると、今度は合体して

元通りになってしまう。月人の叫びを聞いて先生が駆けつけた。

月人は先生と戦うのかと思いきや、なんだか懐いている様子。

 

先生は月人と親しいのでは? シンシャいわく、全員が勘づいているという。

フォスの中で疑惑が広がっていく。フォスは月人を待ち構え、

話をすることにした。

 

感想など

ボルツのセリフ「にいちゃん!」からスタート。

ボルツは相変わらず冷静で強くてかっこいい!

 

アニメで観たかったシーンの一つ、アレキの髪の色が変わるシーン。

まず青くなって、そこから赤くなっているらしい。

このシーンはずっと、カラーで観たいと思ってました!

それも動画で! いいですねアニメーションって!

 

「それだー!」と叫んだボルツが珍しく割れている!

ボルツが割れたシーンなんて、他に知りません!

実は消耗していたのか、叫び声が大きすぎたのか。

 

小さな月人を集めるシーン。あのアメシストが連携とれてない!?

かなり、かく乱されていますね。っていうか、数が多すぎ。

 

107体の小さな月人があっという間に合体。早い!

そして犬らしく先生に「お手」をして、伏せ→あご。

うん。鼻づらが長い生き物ならではですよね。

なんか懐いてるなあ。久しぶりに会った感じ?

 

先生と月人の手の動きにカメラがフォーカスしているのは、

原作のコマに近い感じで好きです。やっぱり見せ所ですよね!

 

この月人の名前がしろらしい。

つまり、前回はしろ回だったわけですね!

確かに、一番活躍してました。

 

相変わらず役立つアンタークの幻覚。

十日も外で立ちっぱなしでいられるようになったのか。

成長したなあフォス! ずっと起きていられるって本当なんだ。

 

記憶力でルチルとパパラチアを救うフォス。

パパラチアの元ネタは「パパラチア・サファイア」で、

サファイアの色ちがいで、実はルビーの仲間です。

 

パパラチアの目が開いたシーンでエンド。

次回、会話できるかな?

 

あと一話か。さみしいなあ!

 

第十ニ話、新しい仕事

あらすじ

十日間待ち構えていても月人は来なかったが、冬に産出したルビーと、

ルチルの医術のおかげでパパラチアが目覚めた。

 

月人と話してみたいがどう思うかと問うフォスに、

パパラチアが答える。

正しいことがあたりを傷つけるかもしれないから、

冷静に、慎重に。

それだけ言って、パパラチアはまた眠ってしまった。

 

月人について、アレキと学びなおしたフォス。

以前よりも、もの覚えがよくなっている。

一段落して外に出ていると、月人が現れた。

 

フォスは駆け寄ってから剣を忘れたことに気がついたが、

そのまま向かっていく。月人の一人を捕まえて、

話しかけてみた。しかし、明確な返事はない。

目に色がつき、わずかな息の音がしただけだった。

 

そこに現れたのはシンシャ。

フォスが苦戦していると思ったのか、

助けてくれたようだ。

 

その夜、またシンシャに会いに行ったフォスは、

ふたりで新しい仕事をしようと誘う。

先生の秘密を暴く仕事だ、と。

 

楽しくなさすぎるし、考えが浅すぎる。

そんな考えしかないなら協力できない。

ただ、組むだけならいい。

これがシンシャの答えだった。

 

翌朝、また一人で見張りをしていたフォスに、

モルガナイトが声をかける。

「先生が呼んでるぞ」

 

フォスとシンシャは組むことになるのだろうか。

 

感想など

パパラチアの胸のアップからスタート。

オープニングムービーはなし!

 

シンシャのセリフがくりかえされ、

フォスの疑念が表されています。

アニメでもマンガでも、前回の復習は大切ですね。

 

目覚めたパパラチアとフォスが話していると、

雲の影に入り、視界が少し暗くなります。

この演出は原作にもありますが、

アニメだと明暗がはっきりしていて、より効果的です。

 

原作にもあった、ルチルとイエローの追いかけっこシーン。

原作では一コマずつの追いかけっこが、

イエローのセリフが増えて、意外と尺が取られていました。

 

ボルツと組むことになったジルコン。

冷や汗をかいていますが、これはやっぱり表現で、

生理現象ではないでしょう。彼らは宝石なので、

体内に水分はなさそうです。

 

ジルコンがボルツに思うがままにやってみろ、と言われるシーン。

原作では予兆の黒点が出ており、いきなり実戦かと思いきや、

幻の黒点、虚黒点でした。アニメではこのシーンをカットすることで、

世界観を単純化しているようです。この知識により世界観に

深みが出て、フォスが自分の無知を自覚し、知識欲がわいてくるのですが。

 

ボルツに口をきいてもらえず、ジルコンは落ち込みます。

原作ではこのあとにイエローがアレキとともに通りかかり、

ジルコンはつい声をかけそうになってしまいますが、

甘えるまいとあえて平静を装います。でも、そのジェスチャーが変!

原作では逆に心配されてしまいますが、あんまり過保護なのも問題です。

アニメではこのシーンが丸々カット! 落ち込み→相談へ。

そのかわりフォスに、にじり寄るシーンがのびています。

うつむいて這い寄るのは確かに怖い。

 

アレキとの復習シーンではなぜかイエローが同席。

原作では理由が説明されていますが、アニメでは

説明もなく、完全に背景と化しているイエロー。気の毒です。

 

フォスと月人の戦いに乱入したシンシャ。

原作では、この戦いに乱入するのはアメシストです。

しかし、アニメではフォスとシンシャの関係に

フォーカスしているため、シンシャになっているのでしょう。

最終話でついに、アニメオリジナル展開に。

 

シンシャとフォスの追いかけっこシーンも原作よりのびており、

フォスの腕がのびて投げ縄になっていくのがわかります。

アニメでは動き(変化)が細かく表現されてていい。

 

シンシャのホホが赤くなっている。

アンタークの時も思ったけど、生理現象じゃないと

わかっててもカワイイ。クールキャラの赤面はホントにカワイイ!

 

「ただ、組むだけなら」と言うシンシャ。

原作ではフォスが去ったあとに言っているので

フォスには聞こえていませんが、アニメでは

ちゃんとフォスに伝わっています。二人は組むことになるのかな?

そうなれば、寝なくても大丈夫なフォスが

シンシャに合わせて夜に活動するようになるのかも。

あの洞窟での二人暮らしに? シンシャは学校には戻らないだろうし。

 

「フォス、いるんだろ」のシーン。アニメでの、フォスの登場シーンの

再現で、夏バージョンです。マンガの第一話の冒頭でもあります。

先生のもとに向かう今のフォスと、昔のフォスが交差するシーンも

アニメオリジナル。フォスの変わりぶりがわかります。

きりっとしたなあフォス。先生の用事が気になりますね。

 シンシャと組む許可が出るのかな?

 

エンディングではオープニングの曲が流れました。

ムービーはなし。映画みたいな、スタッフロール後の

ショートムービーもありませんでした。ちょっと残念。

 

 以下のインタビュー記事によると、やはり全12話のようです。

www.animatetimes.com

 

つまり、今回で最終話!

道理で登場キャラが少なく、人間関係ならぬ宝石関係が

すっきりしているわけですね。

 

ついに終わってしまったああああ!

さみしいいいい! 原作のマンガが完結したら、

第2クールもぜひ、製作してください!

 

以上、最終話のあらすじなどをお送りしました。

 

この世界のその後が知りたい方は、原作をどうぞ。

ちょっとだけネタバレすると、

フォスはもっと変わるし、後輩ができるし、ついには月に行きます!

 

2017年現在の最新巻は第8巻で、以下続刊です。

ただし、単行本が出るのは年に一冊ぐらいなので、

どうしても待てない方は連載誌をどうぞ。

宝石の国』が連載されているのは、

講談社から出ている「月刊アフタヌーン」です。