映画『THE有頂天ホテル』。無事に新年を迎えられてよかったと思える。

目次

 

みなさま、明けましておめでとうございます!

新年、初アップでございます!

 

今回、ご紹介するのは、三谷幸喜監督の映画『THE有頂天ホテル』。

2006年の作品で、年越しをテーマにしています。

じゃあなんで年末に紹介しなかったかといえば、脱タンス・チャレンジで

忙しかったのと、本編が136分もある大作だからです。

ただでさえ、おせちの手配だの大掃除だの帰省だので忙しい時期に、

こんなに長い映画、観てられないんじないかと。

 

この作品を観ると、「無事に年越しできてよかった」って思えます。

以下、リンクを兼ねたDVDのパッケージ画像です。

 

 

あらすじと主な登場人物

あらすじ

舞台はホテル「アバンティ」。従業員たちは年越しのカウントダウンパーティーの

準備に追われている。新年まであと2時間だというのに、

続々とやってくるワケありの客たちと、次々に起こる厄介事。

従業員たちと客たちはそれぞれの問題を解決し、幸せな新年を迎えられるのか。

カウントダウンパーティーは、無事に開催できるのか?

 

主な登場人物

宿泊部副支配人の主人公、新堂:誠実で仕事はできるが意外と見栄っぱり。

メガネの料飲部副支配人、瀬尾:上司に合わせ、言うことがころころ変わる。

アシスタントマネージャー、矢部:新堂をサポートしてくれる、できる女性。

ミュージシャン兼ベルボーイ、憲二:夢をあきらめて故郷に帰ろうと決意する。

かっこつけの国会議員、武藤田:汚職で失脚し、逃亡生活中。自殺をほのめかす。

コールガール、ヨーコ:客引きしようとホテルに忍び込む。

新堂の元妻、由美:再婚しているが、今でも新堂のよき理解者。絵が描ける。

客室係、ハナ:武藤田の元愛人で、武藤田との間に息子がいるシングルマザー。

演歌歌手、徳川:有名な演歌歌手だが、毎度、歌詞は覚えないでステージに立つ。

腹話術師の相棒、ダブダブ:真っ白なアヒル。ホテル中をさまよって騒動を起こす。

 

もっと詳しい登場人物一覧は、ウィキペディアからどうぞ。以下、リンクです。

THE 有頂天ホテル - Wikipedia

 

感想など

オープニング映像が凝っています。舞台の垂れ幕風で、なおかつ紙芝居風。

この紙芝居は、本編の冒頭にも小物として登場します。さっきの映像は

これを使ったのかな、と思わせてくれておもしろい。

 

舞台のホテルはパーティーの準備で大忙し。

総支配人との打ち合わせのシーンがありますが、もう一人の副支配人、瀬尾さんは

総支配人に迎合しすぎ、言うことがすぐに変わる、ダメな上司の典型。

しかし、あとのシーンでは「私が責任をとる」と言ってくれて、

ちょっとかっこいいです。

 

政治家の武藤田さんは、年越しするホテルがマスコミにバレて、

ホテル「アバンティ」の前には記者たちが群がっています。

これに対応するのは主人公の新堂さん。作中のセリフから推察するに、

勤続年数は10年ほど。道理で仕事ができる!

作中では頼りになりすぎて、色んな人から色んなことを頼まれまくります。

意外と見栄っぱりでもあり、元妻にウソをつくことに。

しかも、そのウソは言った瞬間にばれてしまうものでした。

受賞者の妻に、「自分が今年の受賞者だ」なんてウソついたら、そりゃあ

成り立たないですよね。ウソにすらなってない!

 

物語を引っぱっていくのはこの新堂さんと、アヒルのダブダブ。

一人と一羽があちこちと動くことで、シーンと物語をつないでいきます。

この映画は、パズルのピースがはまっていくというよりも、

ドミノが倒れていって、ひとつの絵が完成する感じです。

ドミノは起き上がらないんだけど、結果的によし! みたいな。

こういう作品は、小説よりもマンガや映画がむいている気がします。

とにかく、絵がついているほうがわかりやすくていい。

登場人物の名前と役職がわかっていなくても、物語が楽しめて便利です。

 

国会議員の武藤田さんは、記者会見を開くと破滅するし、黙って逃げ回るのは

格好悪いからと、第三の道、自殺を選ぼうとします。

暗い部屋で迷っている時に隣室から聞こえてきたのは、陽気な憲二くんの歌。

その歌に救われて自殺を思いとどまり、一度は記者会見を決意するも、

結果的には逃亡。おそらく、自殺しようとしたのは悲劇のヒーローに

なろうとしていただけなのでしょう。本気じゃなかったから、

歌に救われたのだろうと思います。思いつきで動いてしまうかわいい人ですが、

このテキトーさで国会議員なのはどうなんだ。

 

演歌歌手の徳川さんは、落ち込んでいた時、憲二くんがはげましに歌ってくれた曲を

平気で盗作し、自分の新曲として記者たちに披露する悪い人です。

しかし、いつも歌詞を覚えずに舞台に立ちながらも、デタラメで客を感動させて

しまうという、すごい人でもあるらしい。舞台の前にいつも落ち込み、

「もうダメだ」と騒ぐようです。武藤田さんに続く、子供っぽい大人その2。

 

このホテル・アバンティではお客様を家族とみなし、

「いらっしゃいませ」ではなく「おかえりなさい」とお迎えする決まりです。

だから、ラストシーンは新堂さんの「おかえりなさいませ」。

カウトダウンパーティーが始まったあとに来たお客様がいたらしい。

大団円を迎えたあとだけに、新堂さんは心からの笑顔です。

安心できるラストでした。

 

以上。年末年始にレンタル数が増えていそうな映画、

『THE有頂天ホテル』をご紹介しました。

色々とおちついたお正月に、ご自身が過ごした

大晦日を思い出しながら観てみてはいかがでしょうか。