ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

私は今日、レンタル落ちの真実を知った。 ~近所のTSUTAYAが11月に閉まった件について~

 家バレ防止のため店名は明かせませんが、近所のTSUTAYAが先月、閉まりました。ある店員さんがお客さんに「22年間のご愛顧ありがとうございました」と言っていました。これを聞いたお客さんは「22年もやってたんだ」と言い、私も「22年もやってたんだ」と思いました。この店舗は、この店舗が開業した年に生まれた子供が大学を卒業するほどの間、営業していたのです。それがついに閉まったと。
 11月に閉まるなんて中途半端です。なぜ年内いっぱい営業しないのか。それはたぶん祖父母宅に帰省してくる子供夫婦+孫たちが、暮れからお正月の間をもたせるためのレンタル需要にひっかからないようにしたからでしょう。大晦日まで営業してしまったら、正月休み中営業しなくてはいけなくなり、閉店するのが年明けまで伸びてしまいます。これを嫌ったのかもしれません。だからあえて11月なんていう半端な時期に閉めるのでしょう。私が住んでいる地域はお年寄りが多いのです。帰省していく人と、帰省してくる人を迎える人の比率は半々ぐらいでしょう。年末年始のレンタル需要にひっかからないようにするため、というのは大いにあり得ることです。個人的にはいっそ年度末の2019年3月いっぱいは営業してほしかったですが、こればかりは仕方ありません。時代は配信サービス。不採算店舗を閉めるのは当然です。この地域はレンタル数の伸びが望めるような都会ではないこともあり売上が横ばいの店舗は閉めると決まっただけかもしれません。22年間も営業し、セルフレジまで導入しておきながら、なぜ今さら閉めるのかなんて根本的なことを考えても意味がないのです。
 と、ここまで書いておいて、実はこれは本題ではありません。さみしいけどしょうがないことです。幸いにしてウチの近所にはまだ他の店舗もあり、物理レンタルが不可能になったわけではありません。

 では、私はこの記事で何を書きたいのか。それは「レンタル落ちの商品がなぜ一般に流通しているか」です。私はこれを不思議に思っても理由を調べたことはありませんでした。だから長年の謎だったのですが、この謎はあっさり解けました。「当店の商品は、購入またはレンタルすることができます。購入する場合は、ケースごとレジにお持ちください」という内容の案内板が入り口に立てられていたのです! そうか。そうだったのか。「レンタル落ち」の商品の裏には、どこかの店舗の閉店があったのです! 私は理解しました。レンタル落ちの商品を持っている人は近所の店舗が閉まるのを機に元レンタル品を購入したのだと。
 レンタル落ち商品はその背景に店舗の閉店があるというのに、さらに他の中古品と同様にアマゾンでマケプレに出されたりネットオークションに出品されたりしています。居場所が定まらないのにも程がある。思えば少しかわいそうなのですが、いかんせん私は買う気になりません。しかし閉店時の荷物は減らしてあげたいので、ベン&ジェリーズの新フレーバーを1個だけ買ってきて食べました。そして、ベン&ジェリーズの記事を久しぶりに更新しました。

 

mee6.hatenablog.jp

 

以上。レンタル落ち商品の真実を知った件についてお送りしました。

 

※本記事は、2018年12月5日に修正しました。