ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

【猫漫画】平成最後に買った漫画は『プ〜ねこ』の7巻。無職娘と子猫のほんわか日常を見よ。

目次

 

今回、ご紹介するのは、北道正幸さん作のご長寿連載猫漫画「プ〜ねこ」です。

 2019年4月、2年半ぶりに出た7巻の帯には「お約束♡ 平成最後の最新刊‼︎  連載15年の老舗4コマ‼︎!」と書かれています。ストーリー漫画じゃないのにこの連載期間の長さ! すごいですね!

 

これが7巻の表紙、帯なしバージョンです。アマゾンへのリンクも兼ねています。カバーにも4コマ漫画があるのは全巻通しての特徴です。なんと、裏表紙にも4コマ漫画があります。大盤振る舞いで気前がいいですね!

 

なんでこの漫画はおすすめマイナー漫画の記事に含まれてないのかと言いますと、新刊が出るまでの間が長すぎるのと、ストーリーがないので内容が解説しづらかったからです。『はるみねーしょん』は無理やり解説してみたのですが、あの記事は読まれていないようなので削除しました。この記事もどれほど読まれるかわかりませんが、平成が終わる記念に書かせていただきます。

というわけで以下、本作の解説を。まずは主な登場人物+猫から。

 

プ〜ねこ」の主な登場人物+猫

桃山モモコ(ももやま ももこ):通称は「モコ」で、風助からはモコちゃんと呼ばれている。風助の飼い主で、高校卒業以来ずっと無職を貫いている女性。ヤクザ者にも臆せずモノを言うが、蝶は怖い。年齢は23歳らしい。本人は働いていないがなぜかお金に困ることはなく、ライフラインを止められたことはない。犬飼君という恋人、いや、おサイフ役がいる。

風助(ぷーすけ):モコちゃんに飼われている、生後一ヶ月のオスの子猫。父親は「ミネストローネ風パパ」と名乗るオス猫だが、母親と兄弟は不明。この世界の猫はみんなしゃべるので風助も話せるのだが、年齢のせいか語尾が舌ったらずでカワイイ。この世界の時間を停滞させ、自分とモコちゃんが歳をとらないようにした張本人(猫)らしいが、さすがに新元号には勝てなかった。

白べえ(しろべえ):モコちゃん家に居候している、某有名キャラクターのパクリ疑惑があるオバケ。ものすごく家事が得意なので、モコちゃん家の家事を一手に引き受けている。出身地はオバケ帝国。家を出た時点で6匹の妹がおり、後に弟も生まれたので8匹兄弟になった。

桃山幟流(ももやま のぼる):モコの父親で、さすらいの瓦上生活者。若き日には、地面を歩かず屋根伝いに日本を縦断することに挑戦していた。モコが5歳の頃に旅に出て、およそ20年ぶりに戻った時の年齢は51歳。

桃山百音(ももやま ももね):旧姓は「仙木」で、文豪先生の教え子。モコが5歳だった時の年齢は24歳なので、19歳の若さで一児の母になったらしい。さすらいのゲーマーで、モコが中学生になる頃にはすでに家にいなかった。

犬飼(いぬかい):モコの未来のお婿さん? モコに振り回され気味で、よく食事を奢らされているメガネの男性。モコと出会ったのは中学時代。警戒心の強いモコに、たびたび眠らされている。詳しくは本編をご覧ください。

文豪(ふみ たけし):ペンネームは文豪(ぶんごう)という小説家。猫の書生君と暮らしている。仕事をサボることばかり考えているので筆が遅い。文筆業に専念する前は中学校の先生だった。

書生(しょせい):実は3代目の、猫の書生。文豪先生のお世話をしながら文筆業をサポートしているが、文豪のサボり癖は治せていない。編集さんに応対し、時には巧妙に追い返すこともある。

 

以上。5人+3匹を紹介してみたんですが、意外とキャラが濃い気がしてきました。

 

個人的に好きな作品

1巻P72「ファミリー」:鎖に繋がれている犬が家族を語る話。

3巻P14「再定義」:これを読めば「ぷ〜ねこ」の作風がすぐに理解できる一本。

3巻P66「はじまらない夢」:猫博士が発明したのは心の闇を照らすロウソク。

4巻P72「薄い影」:ある日、喫茶店で自分は異常に影が薄いことに気がついた男の話。

5巻P28「JobCats」:受け身の練習をするだけの猫がなぜ雇われているのかわからない話。

6巻P16「にゃんぎょ」:セリフはないが私は傑作だと思っている一本。

7巻P108「初日あいさつ」:ある猫が公園デビューした話。

7巻P116「猫アニキ」:舎弟をかばうアニキだが猫は猫である話。

 

以上、私が好きな作品8本でした。この他、モコちゃんと風助が登場しない「ぷ〜ねこヨタ話シリーズ」も面白いです。探偵小説の香りがする「名探偵天智小五郎」シリーズ、任侠映画の香りがする「任俠乙女学園」、特撮モノの香りがする「地球消防自警団」などです。しかし一番印象的だったのはなんといっても2巻の「折り漫画」シリーズですね。単行本が紙媒体であることを物理的に利用し、ページを山折りしたり谷折りしたりすることで漫画の内容を変化させ、一本の作品で二度楽しませるという天才的な発想は一見の価値ありです。

「ぷ〜ねこ」ではヒト同士の会話でいいところを猫にしてある作品が多いため無駄に猫の登場する頻度が高いです。だから、猫の生態に則した作品が少なくても猫成分が少なくて悲しむことはありません。デフォルメと実写の中間ぐらいの画風もいい感じです。7巻もあれば一作ぐらいお気に入りの作品がみつかることでしょう。猫漫画好きなら1冊ぐらい読んでも損はありません。無職娘と子猫のほんわか日常を見よ。

ということで、この記事はここまで。お付き合いありがとうございました。

 

こちらは単行本の1巻ですが、現在は出品者のみ。

 

Kindle版へのリンク。まとめ買いはこれしかみつかりませんでした。