ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

セリアで買ったオーロラ柄のスプーンが美しい。

このスプーンの全長は約14cm

今回ご紹介(という体で自慢)するのは、出先で寄り道したショッピングモールに入ってたセリアで偶然みつけたミニスプーン。その名も「オーロラスプーン」です。ステンレス製なのは買ってから裏面を見て気がついたので、純粋に一目ぼれで買いました。なんだこの100均商品にあるまじき鮮やかなグラデーションカラーは。これで100円+税? 本体の美しさに対して値段が安すぎることからして信じられないのにパッケージデザインも良い。台紙は黒いし、よく見たら文字までオーロラカラーで、スプーン本体との統一感があって美しい。こんなん、100均のカトラリーコーナーに並んでたら良い意味で目立つに決まってんだろ。現に私は思わず手に取っちゃったし、そのままレジに行って買っちゃったよ。どうしてくれるのさ。こんな素敵なスプーン持ってたら、夏も残り少ないのにアイス食べないといけないじゃないか。できれば器との統一感も欲しいから、ダイソーのオーロラグラスを買うことも選択肢に入ってくるけど(⇩)

グラスタンブラー(オーロラ) | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア

 

でもグラスは食器棚で場所を取るから思いつきで増やしちゃいけないんだよな。一番くじの景品グラスも本棚に眠ってるし、オーロラグラスの購入は見送るか。だったらせめて、久しぶりに「メロンボール」でも食べよう。

www.imuraya.co.jp

 

このスプーンのオーロラカラーにメロンボールの黄緑色が似合うかどうかわからないけど、好きな物を同時に摂取したら地味にハッピーになれると思うんですよ。残暑が厳しいし、下手したら10月でもまだ暑いからアイスを食べる機会はまだ充分にある。よし、これからはもうこのスプーンを使うためにアイスを食べよう(決意)

 

以上、セリアで美しいオーロラ柄のスプーンを買った件をお送りいたしました。私はミニスプーンが好きなので、これからも100均ショップではカトラリーコーナーを見る!

 

ミニスプーンについて書いた他の記事はこちら(⇩)

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ひたすら地下へ掘り進む『ミスタードリラー』のマイブームは忘れた頃に戻ってくる。

 

みなさんは、世界を救うためにひたすら地下へ掘り進む『ミスタードリラーシリーズをご存じだろうか。私がプレイしたのはゲームボーイアドバンス版『ミスタードリラー2』・DS『ミスタードリラー ドリルスピリッツ』・Switch『ミスタードリラー アンコール』の3作だけだが、一作手に入れると延々とプレイしてしまう、中毒的な魅力があるパズルアクションゲームだ。まず地底人が実在している世界という設定が良いし、侵略者が黒いウサギにしか見えないのも愛らしくてすばらしいし、何よりゲームシステムの単純さが良かった。初期作では取るべきアイテムは「エアカプセル」という1種類だけで、注意事項は2つだけ。エアの残量と落下ブロックによる圧死にだけ気をつければいい。後の作品ではステージのクリア条件が複雑化してアイテムの種類が増えたりしているが、基本的な注意事項はこれだけだ。この単純なゲームシステムのおかげで、難しいことが覚えられず注意力が散漫な私でも楽しくプレイできた。

ミスタードリラー」シリーズのパズルアクション的な要素についても話そう。このシリーズ最大の特徴は、一見するとパズルゲームでありながら、意図的にブロックを消して大連鎖を起こすことは目的でない点だ。積み上がっているブロックを掘り進めていくとブロックがどんどん落下して、4個以上結合すると消えていく。しかし、これは主人公の目的にはあまり関係しない。ブロックの大連鎖は圧死の危険度を上げてしまうので、むしろ妨害要素である。大連鎖でできた縦穴に飛び降りて掘る労力を省いてもいいが、着地点が画面内に収まっていない場合はリスキーなのでやめておいたほうがよい。『ミスタードリラー』シリーズの基本目的は指定された深度に到達することなので、ブロックの大連鎖にかまっているヒマはないのだ。すでに積み上がったパズルの中でプレイヤーキャラに直接アクションさせるという視覚的な面白さに加え、肝心のブロックはただの障害物にすぎないという設定もユニークで印象的だった。

この記事の冒頭で、私は3作しかプレイしていないと書いた。かなり間を空けながらのプレイである。まさに断続的だが、私の人生ではミスタードリラー』のマイブームは忘れた頃に戻ってくる。Switchの『ミスタードリラー アンコール』はゲームキューブで発売された『ドリルランド』の移植作とのことだが、セール中だったので買ってみた。案の定ハマった。Switchのストアで「ミスタードリラー」を検索してみてよかった。ゲームキューブ版は難しすぎると評判のようだし、テレビモニターよりも携帯機でプレイしたいシリーズなので、Switchを買っておいて本当に良かったと思う。「ミスタードリラー」シリーズも末永く続いてほしいコンテンツだ。

 

以上、「私がハマったゲームたち」ミスタードリラー編でした。

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【PS】巨大遊園地で戦うポップなSTG『ハームフルパーク』

⇧プレミア化注意。ダウンロード版を推奨します。

みなさんは初代プレステのシューティングゲーム『ハームフルパーク』を覚えているだろうか。シューティングゲームは見る専だった私だが、本作だけは弟と協力プレイした覚えがある。そもそもプレイしてみようと思ったきっかけは、シューティングゲームとは思えない可愛いパッケージデザインと、舞台となる遊園地のポップな世界観だった。背景の景色は遠景まで描き込まれており奥行を感じさせるこだわりがありながら、主人公が撃ち落とす敵キャラはなんとも愛らしいデザイン。おまけに横スクロール。これなら私でも弟の足手まといにならずにプレイできそうだ。シューティングゲームが苦手な私でも2Dならなんとかなりそうだと思った。実際、難易度を低めに設定すれば楽しくプレイできた。ちゃんとクリアしてエンディングを見られたのは良い思い出だ。だからこそ、今こうして記事にしている。

しかしひとつ残念だったのは、ゲームとしては面白かったものの、登場人物が少なすぎて性癖に刺さるキャラがいなかったこと。そもそもステージに現れる敵からして、ガリバーやフランケンシュタインやジャック・オー・ランタンをモチーフにしたと思われるキャラがいたので完全オリジナルとは言えなかったし、登場人物はわずか4名のうえ、悪役の博士は腹の出た男性だった。このキャラデザでは、申し訳ないが刺さらない。登場人物が少ないおかげでストーリーが単純なのはありがたかったが。

どうも自分はキャラクターの話ばかりしてしまう傾向がある。ゲームは遊ぶものであり、まずは独自のシステムがあって、キャラクターや世界観はそれを表現するものだ。せっかくなので、ここからは本作で印象的だったウエポンの話をしよう。本作は敵キャラだけではなくプレイヤーキャラが使うウエポンまでポップだった。お菓子のような形をしていたのだ。具体的にはゼリービーンズをブーメランのように飛ばしてみたり、ソフトクリームからビームを発射したり、スイートポテト型のボムを撃ったりする。ゼリービーンズは追跡タイプの弾なので敵を狙う必要がなくてシューティングゲームの初心者にも優しかったし、動きを見ているだけでカラフルで楽しかった。キャラクターばかり印象に残りがちな私だが、本作は見ているだけで楽しい弾を発明してくれたので天才的だと思う。ウエポンの性能だけではなく外見まで印象に残るシューティングゲームはそうそうない。やはり『ハームフルパーク』は名作だ。

 

以上、巨大遊園地で戦うポップなシューティングゲーム『ハームフルパーク』についてでした。

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【ネタバレ注意】SCP×魔女空間×ONE PIECE=『FILM RED』

タイトル通り今回はネタバレ注意でお送りする。今作の感想は、SCPオブジェクト×まどマギの魔女の結界空間×アニメ版ONE PIECE=劇場版『FILM RED』という感じ。今回のラスボスは海賊どころか人間ですらなく、原作にある「古代兵器」でもなく「魔王」だという。「悪魔」という単語はよく聞くワンピースワールドだが、魔王までいるようなファンタジーな世界観だろうか。しかも魔王といっても存在というよりむしろ現象というか意志のある楽譜だ。「意志のある楽譜」なんてもはやSCPオブジェクトではないか。今回は封印が解けて脱走してしまったので速やかにSCP財団へ連絡するべきだろう(注:この世界にSCP財団はない) 意志のある古代兵器の「ポセイドン」は人魚のしらほし姫なのでまだマシだが、ウタを利用するほどの知能がある楽譜は、ある意味で最悪だ。意志はあるのに非生物なので衝動のままに人間を取り込み続けるのである。良心や道徳は、魔王を呼び出した「ウタウタの実」の能力者が担当しているのだ。つまり「ウタウタの実」の能力者が世界征服を目指せば、魔王は人類を制圧するまで暴れ続けることになる。おまけに「ウタウタの実」の能力は人間だけではなく動物にも効くらしい。強すぎる。こういう特殊能力者こそが真に危険だ。ただの殴り合いでは勝てない条件勝利系の敵は今まで登場したことがないと思っていたが、ドンキホーテファミリーの幹部シュガーの能力がこの系統だった。敵にまわすとやっかいだが、まわりくどい戦法なので主人公の味方にはならないタイプの能力である。夢に引きずり込んでみたり、眠らせた人間を操ってみたり、操られた人間を傷つけられずに難儀する戦士たちがいたりと、眠らせる系能力者あるあるを惜しみなく披露してくれた。ONE PIECEもついにあるあるネタをやるようになったか。

ここまでは魔王のSCPっぽさを語ったので、まどマギの魔女の結界空間っぽさも語ろう。魔王がルフィたちと戦うウタワールドの空間は地面と空の境目がない異常な空間で、この戦場は魔王のキャラデザも相まってものすごく魔女空間ぽいのだ。ポップソングをBGMにファンシーアイテムが漂う空間で戦うとは…ワンピースもついにこの境地にたどり着いたのか。やっぱりこういう空間演出はアニメならではだ。ワンピースがアニメになったからこそ達した新境地と言える。ただし、何を観てるのかわからなくなるという弊害はあるが。あれ? 私は今日、何を観ているんだっけ? まどマギの続編? 劇場版ワンピースを観に来たんじゃなかったっけ? 自分がワンピースの新作を観ているという自信がなくなって少し混乱した。「ストロング」や「スタンピード」のようなシンプルな殴り合いが観たい人にはおすすめしない。今作は良くも悪くもワンピースらしくないからだ。原作者の尾田先生が制作に関わってくれたことで、魔王に対抗できる力を持った面子が集まっているのはさすがだが。尾田先生は魔王の能力を設定した後に、それに対抗できる面子を真剣に考えてくれたのだと思う。おかげでルフィの協力者が増えて群像劇の様相を呈している。尾田先生はどうも群像劇がやりたいらしい。

最後に。今作で一番印象的だったのはモブのセリフ「悪く思うなよ」だ。天竜人チャルロス聖の護衛がチャルロス聖に背後から撃たれて負傷するシーンがあり、心優しいウタはあわてて護衛たちの傷を癒す。おかげで護衛たちは立ち上がり、チャルロス聖の命令に従ってウタを殺そうとする。その時のセリフが「悪く思うなよ」だ。天竜人の護衛を務めているからには今までに無数の人間を捕まえたり殺したりしてきたはずであり、いちいち罪悪感を感じていたらやってられないだろう。とっくの昔に良心を捨てていそうな人物である。それがわざわざ「悪く思うな」と言うのだから、これはもう実質的な謝罪であり、ウタの手当に心から感謝していることが読み取れる。こういう、登場人物も生身の身体と心を持っていることがわかる何気ない描写が本当に好きだ。

 

以上、SCP×魔女空間×ONE PIECE=『FILM RED』を鑑賞してきました。

 

※この記事は2022年9月1日に微加筆しました。2回みましたが2回ともIMAXで鑑賞。本作はとにかく音響が良い映画館で観ることをおすすめします。

【追記あり】初めて好きになった悪役はディズニー版『アラジン』のジャファー様でした。

 

みなさま、まだまだクソ暑いですがいかがお過ごしでしょうか。私はお題に乗せられて久しぶりに『リトル・マーメイド』を観たおかげで、ディズニーヴィランズ熱が出ています。初めて好きになった悪役を思い出しました。アグラバーの大臣ジャファー様です。ディズニー版『アラジン』こそが、私がヴィラン派になった原体験です。間違いありません。わざわざアマゾンで、プライム会員でもないのに配信ビデオをレンタルしてまで観たのですから。400円の価値はあったな! 大人になると理解度が深まるので、ストーリーを追う以外の感想も持てて良いですね。考察できるようになるとますます楽しい。それでは以下、ざっと感想を。

まず、幼少期に観たきりだったせいで導入部をまったく覚えてなかったことに驚きました。一人の商人がラクダに乗ってアグラバーにたどり着き、出店を開く。そこで観客に「魔法のランプ」を見せて、そのランプに関する昔話を聞かせてくれる。だから、作中のできごとはアグラバーの過去の話なんですよね。これには驚きました。そしてなんと、馬に乗って夜の砂漠に佇むジャファー様から物語がスタートするんですよ! え、マジでこれが導入部? かっこよすぎるんですが? ジャファー様が最重要人物なのがすぐにわかる親切な導入部ですね。ディズニー版『アラジン』重要人物の登場順は意外なことに、大臣ジャファー➡アラジン➡王(スルタン)➡ジャスミン王女➡ジーニーとなっています。主人公がまず登場しそうなものなのに、本作ではまず悪役が映るんですよ。この登場順の時点でもう最高。しかも、この5人+小動物2匹でだいたいお話が進むので、主人公とヒロインと敵と味方を含めても7名だけ覚えればお話の筋がわかるのも良い。ディズニーが長く愛されてる理由には登場人物の少なさも含まれると思います。ほんの数名の登場人物が大規模なお話を展開してくれるので観やすい。古いディズニーアニメは、エンタメとしてお子様に優しいんですよ。私なんか20年ぶりぐらいに観たのに、ジャファー大臣とジャスミン王女とジーニーの名前は覚えてたぐらいだし。最近の作品は技術が向上していながらもいまひとつ魅力に欠けるのは、単純に登場人物の多さがネックになってるんじゃないですかね。勝手な想像ですが。

それでは次に印象的だったことを…って、もう1000文字近いなこの記事。やべえなここからはちょっと速足で、なんてできるかっつーの。まだジャファー様の具体的な魅力をカケラも語ってない! だからここから語る! ここからはジャファー様の魅力しか語らないので覚悟して読め! まず体形! 細身で高身長・高頭身! 指まで細長いのに手はジャスミンの手よりも大きくて、華奢に見えるけど何気なく大柄! そしてまつ毛が長くてツリ目で褐色の肌に黒いアイラインの囲み目が似合う。ぞろ長いマントも真っ黒で、服でも黒が似合う。黒が似合うということは? そう、美形!鳥かトカゲになってイアーゴの反対側の肩にとまって至近距離でお顔を見たい。立派なヒゲを生やしてらっしゃるのでヒゲ中年が嫌いな人には刺さらないキャラデザなのはわかるけど、美中年好きには刺さる。キャラデザの人もわかっててやったんだと思う。子供に嫌われながらも、一部の大人にはものすごく好かれるようにデザインしてくれたんじゃないかな。今見てもすごく魅力的な人だもん。30年前にデビューした悪役には見えない。ディズニー様は30年も前にデビューした人を利用して商売してるのか。そう思うとジャファー様の貢献度が偉大すぎるのでぜひギャラをあげてくださいディズニー様。すでに支給してるんなら増額してさしあげてください。ジャファー様は最初こそ道具頼みで催眠術しか使えない弱い魔術師ですが、ジーニーに願ってパワーアップし、蛇への変身を難なくこなすようになるんですよ。初変身にしてはうまくいきすぎてる。手足のない蛇の体を使いこなしてるなんて、蛇化への適性ありすぎ。足だけ蛇化したラミア体形のジャファー様が見たい。太い柱に巻き付いてスルスルと得意げに登るところが見たい。あ、いかん。いつの間にか、魅力の解説➡願望の記述になっとる。もう夜も遅いしこのへんにしとこ。最後に何か言うことは…うん。とりあえず、懐古派じゃない人でも久しぶりに観ればいいと思う。ディズニーの有名作品を一通りみれば自分の性癖と原点がわかるから。ホント、性癖発見機だよねディズニーって。メジャーコンテンツなのに業が深い。

 

以上、初めて好きになった悪役はディズニー版『アラジン』のジャファー様でした。

 

追記:ジャファー様のお声を務められた宝田明さんは今年の3月に亡くなられていたんですね。30周年の年に旅立たれるとは。遅ればせながら、ご冥福をお祈りいたします。

 

追記2:続編の『ジャファーの逆襲』も観ました! ついにお名前がタイトルに。これはもう実質的に主役ですね! わずか2年後に続編が作られるとはなんたる人気! ランプの魔神の力を存分に使い、アグラバーで好き勝手に暴れる様は壮観ですね。しかし、大臣ではなくなったせいで「無能な上司に頭を抱えている苦労人」感がなくなってしまい、大臣時代よりもむしろ小物になっているような。単純にアグラバーの乗っ取りを企む悪い魔法使いという感じで、ダークな大人の魅力は減ってしまっているのが残念ですね。ジャファー様には黒っぽいコスチュームが3着あるのですが、私は大臣服が一番好きです。

アースラ様がスクリーンデビューされた記念すべき作品『リトル・マーメイド』

リトル・マーメイド(吹替版)

夏に観たくなるのは涼しげなもの。涼しいといえば水辺。水辺といえば海。ということで私がオススメするのは、ディズニーヴィランズ「海の魔女」ことアースラ様がスクリーンデビューされた記念すべき作品『リトル・マーメイド』です。安定のディズニー品質でお送りされるアニメーションと歌唱パートもさることながら、アースラ様の声優さんが良すぎる。声質・演技ともにアースラ様にぴったりのハマリ役。演じられたのは森公美子さんという方で、本業は女優さんらしい。道理で声の演技力がすごいわけだ。アースラ様は人魚の国どころか海も陸も支配するという壮大な野望をお持ちなので立派な悪役なのですが、その野望が明らかになるのは終盤なので、幼少期、初見の第一印象は「代価を要求するけど親切な魔女」でした。アリエルの「陸に行って彼に会いたい」という願いを叶えてくれるし、トリトン王に告げ口しないし。ちょっと怪しいけど便利な人って感じ。トリトン王の王冠と三叉矛を狙わず、人魚を通路の生物に変えたりしなければ、便利屋として生計を立てることも可能だったはず。しかし、それでは長生きできても他人に利用されるばかりでちっとも面白くない。だからそんな人生は選ばなかったんでしょうね。頭の良さそうなお方なので、無難な生活をしようと思えばできたんでしょうが。でも、そんな選択をされた日にゃあヴィランのファンが泣くわな。無難なことは選ばず、小市民的な選択をしないのがヴィランなのですから。無欲になられたらつまらない。強欲さこそがヴィランの魅力でしょう。

アースラ様の黒くてしなやかで力強くて美しいタコ足のうねりにご注目いただきたいですが、ディズニー版『リトル・マーメイド』のアニメーションとしての魅力はそれだけではありません。上映時間の短さも美点です。『リトル・マーメイド』は劇場版アニメでありながら上映時間は83分しかありません。おかげでかなり物語の展開が早い。ラスト20分ぐらいで、エリック王子とヴァネッサの結婚式を阻止➡巨大化アースラとの対決という重要パートを消化するテンポの良さなので、集中力が低めのお子さんにもオススメ。人外キャラ入門作品としても良いですね。作中では人間が「魚を食う野蛮な連中」呼ばわりされており、人間という生物を客観視するいい機会になると思います。アリエルが16歳で結婚してしまうのは現代の基準だとさすがに早すぎるので、お子さんへの解説が必要かと思いますが。

最後に。『リトル・マーメイド』のもっとも単純な魅力は背景の景色です。海中➡池➡海上と、とにかく水まみれで涼しげなので観ていると涼しい気分になれます。暑くて気だるいから長い映画は観たくないけど、涼しい気分になりたいという方は、ぜひこの機会に古き良きディズニーアニメ『リトル・マーメイド』をご鑑賞ください。ご新規様も大歓迎。本作を一度観ていただければアースラ様の魅力がわかることまちがいなし!

 

以上、アースラ様がスクリーンデビューされた記念すべき作品『リトル・マーメイド』をオススメしました。

はてな様にもらったギフト券でジュエリーボックス買いました!

好きな給食について書いたら優秀賞に選ばれ、アマゾンギフト券を5000円分もいただいたので(⇩) ジュエリーボックスを買ってアクセサリーを整理しました。

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注文したのは予定通り「Luxureux」の足つき回転式ジュエリーボックスで、色は当然ながらグリーンです。ゴールド×グリーンは推しのイメージカラーなんですよ。どっちかというとゴールド×ピンクの印象が強い方(男性)だとは思いますが。グリーンなら質感は多少チープでも安っぽくは見えないかもしれないという一縷の望みをかけた注文でもありました。アマゾン発送により無事に現物が届いたので撮影(⇩)

反射で光る金色の足にご注目。ちょっとゴージャス。

少し画質が荒いですが、まあ色味はだいたい表現できてるか。実物はもっとカーキっぽいグリーンなんですが、ご覧のように発色はかなり淡いです。本体がクリアカラーではなく、閉じると中身が見えなくなるのがポイント。クリアカラーだと総量が把握しやすく、どこに何があるのかわかりやすいというメリットはありますが、どうしてもごちゃごちゃした印象はぬぐえません。中身が丸見えだとアクセサリーのお値段もバレそうだし、クリアカラーのジュエリーボックスはあまりお客さんに見せたくないですね。その点こいつはすばらしい。プラスチック製なので質感はどうしてもチープですが、部屋の片隅に置いてあって友達の目に留まっても(私は)恥ずかしくない。「あれ何?」「ジュエリーボックスよ。安いんやけど可愛いから買うてん」とか言うたら「本体がアレやし中身の値段も知れてるな。たいしたもん持ってへんなこいつ」って自動的に思われそうだから、むしろ気が楽でええと思いません? 私はあらゆる競争から降りていくライフスタイルを採用しているので、こういう些細なことにも気を使っているのですよ。みんなも値段じゃなくてビジュアルでジュエリーボックスを選ぼうぜ。そのほうが絶対気楽でいいって。以上。