ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

読書

前半ですでに面白いじゃないか!『フード理論とステレオタイプ50』

books.bunshun.jp 福田里香著『物語をおいしく読み解く フード理論とステレオタイプ50』文春文庫(以下、略して『フード理論』と表記)を読んでいるところです。文庫版は全52章(後日訂正:目次をよく見たら全50章でした。どうやら、無意識にまえがきとあと…

『世界征服は可能か?』読んでみた。支配者になりたい人はこれを読め!

岡田斗司夫著『世界征服は可能か?』ちくまプリマ―新書061読んでみました。 www.chikumashobo.co.jp 前々から読んでみたいなと思っていた一冊。読んだ感想を一言でいうと「めちゃくちゃおもしろい!」です。フィクションでは断然悪役派。むしろ自分がボスに…

【サイエンス・アイ新書】『人体の限界』読んでみた。エンタメというより教科書。

www.sbcr.jp 山崎昌廣著『人体の限界』サイエンス・アイ新書SIS-401読んでみました。カバーがポップな感じだったのでエンタメ寄りの内容かと思いきや、第一印象は「教科書みたい」。保健と家庭科の教科書を混ぜた感じ。まえがきによると「できるだけ平易な言…

【新潮新書】『知的に見える男、バカっぽく見える男』読んでみた。イメコンってどんな仕事?

www.shinchosha.co.jp テート小畠利子著『知的に見える男、バカっぽく見える男』新潮新書946読んでみました。この書名はある意味「釣り」で、本書の主旨からすると「バカっぽく見える」というより「ダサく見える」というのが適当かと思いますが、それでは書…

『大人の語彙力大全』読んでると授業を受けてる気分になる。

Amazonの本のまとめ買いキャンペーンで合計10冊買いまして。このうちの1冊が『大人の語彙力大全』という文庫なんですが。これがまあ、おもしろくない。語の意味の他に用例や誤用まで書かれているのはありがたくて勉強になるんですが。6章の「漱石語」コー…

【Web漫画】『バルディッシュ・ホテル』が完結してさみしい。

漫画家のキューライス先生がオモコロで連載しているWeb漫画『バルディッシュ・ホテル』が十話目で完結してしまいました(⇩) omocoro.jp 第九話の時点で「もうすぐ完結の予定」と、最終話が近いことがほのめかされていましたが。まさか次の、十話目が最終話…

『そして、すべては迷宮へ』 中野京子が絵画以外も語る。

中野京子著『そして、すべては迷宮へ』を読みました。本作は文春文庫オリジナルなので、元になった単行本はないようです(⇩) books.bunshun.jp 中野京子氏(以下、中野氏)といえば西洋絵画の解説本が有名ですが、本作の内容は絵画の解説だけではありません…

【Amazon】本もまとめ買いするべきでは?

突然ですが、みなさんは「まとめ買い」と聞いて何を思い浮かべますか? 食料品? それとも服飾品でしょうか。確かに、お野菜や下着はまとめ買いすると安かったりするのでお得感がありますよね。もちろん、こういった日用品もまとめ買いするべきです。これに…

【ネタバレ注意】少女探偵団×SF漫画『ビバリウムで朝食を』は今が読み時!

少女探偵団×SFでお送りされる「ビバリウムで朝食を」は道満晴明(どうまんせいまん)氏による連載中のマンガです(⇩) なんでまだAmazonの画像リンクが使えてるのかというと、11/30現在、根性で2記事書いてるからだよ! 疲れる。今作はまだ2巻までしか出て…

例の辞典『大限界』を読みました。他ジャンルも読めて良い。

こんにちは。先日Amazonから「画像つきリンクの提供をやめるので、お早めにリンクを貼りなおしてくださいね」という旨のメールが届き、困っているミーシックスです。本日(11/30)はAmazonの画像リンクを貼れる最終日なので、あわててこの記事を書いています…

【WEB漫画】オモコロ連載中の「バルディッシュ・ホテル」第4話が良すぎて悲しい【ネタバレ注意】

みなさん、漫画家のキューライス先生がオモコロで連載しているカラーWEB漫画「バルディッシュ・ホテル」はお読みになられているでしょうか(⇩) omocoro.jp 連載は順調に進み、9/12現在は第6話まで公開中なのですが。私は最新話よりも「第4話 雨」を推す。…

『バッタを倒しにアフリカへ』読んだ。過酷でも楽しいことはあるんだね。

前野ウルド浩太郎 著『バッタを倒しにアフリカへ』読みました。熱中症になってた時に読んだので記事にするのが遅れてしまったのですが、これが面白かった! 一般人むけに書かれているので研究内容やサバクトビバッタの生態よりも、著者の研究活動や、アフリ…

『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ』は軽快なエッセイだった。

推しのブックカバー使いたさに文庫を買ったら、カバーの高さが余った。商品説明では文庫サイズと書いてあったけど実際には新書サイズじゃないか!(⇩) 文庫を入れると上が5mmほど余ります。なぜだ。 誰ですか実寸も測らずに「文庫サイズ」なんて表記した人…

【ネタバレ注意】『映像研には手を出すな!』第8集、発売おめでとう!

ついに『映像研には手を出すな!』第8集が発売されましたね! 発売日から数日経っておりますが、改めておめでとう! いやあ嬉しい。第7集には第8集の発売予告がなかったのに対し、第8集には第9集の発売予告つき。実にめでたい。この点は素直にお祝いし…

『名称未設定ファイル』読んだ。思いがけずSFも読めて嬉しい。

品田遊 著『名称未設定ファイル』(朝日文庫版)を読みました。インターネットを職業にしている人が書いた小説が読める貴重な一冊です。インターネットを本業にしている人なのだからインターネットの長所や輝かしい未来を描いてもよさそうなものですが、品田…

推しのブックカバー買ったけどつける本がない。

推しのジャファー様が刻印された合皮のブックカバーを買ったのはいいのだが(⇩) つける本がなくて困っている。文庫本サイズとのことなので我が家にある文庫のラインナップを確認したら、ほぼ星新一のショートショート集だった。あとは『綿の国星』と『アタ…

新潮文庫の夏フェアといえば限定カバーだよね!

ついに始まりましたね、新潮社の夏の100冊フェアが! 公式のフェア名は「新潮文庫の100冊 2023」だそうです。そのまんまだな。ちなみに「ナツイチ」は集英社なのでお間違いのないように。他には角川書店も文庫フェアを始めるので、本好きは7月が楽しみだっ…

紙の本の利点は一人で何度も課金できることだと気づいた。

紙の本の利点は一人で何度も課金できることだと、最近になってようやく気がついた。もしもあなたが大金持ちで他人の迷惑をまったく考えないのであれば、発行された本を全て買い占めたっていい。発行部数=購入数になったっていいのだ。出版社も著者も儲かる…

『解剖医 ジョン・ハンターの数奇な人生』読んでみた。映画の主人公みたいな人だ。

目次 『解剖医 ジョン・ハンターの数奇な人生』概要 出だしの一文が小説のような章をピックアップ ジョン・ハンター氏の魅力 おわりに 『解剖医 ジョン・ハンターの数奇な人生』概要 医学には大して興味はないが自由人は好きなので『解剖医 ジョン・ハンター…