ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

マンガ『宝石の国』の紹介と、グッズのように見えるモノ

目次

 

今回は、一度に三つ、ご紹介します。

 

f:id:Mee6:20170602132238j:plain

©Haruko Ichikawa  2017 

 

実はこの宝石柄のモノ、『宝石の国』のグッズではありません。

公式グッズのように見えるビジュアルに感激して通販したのが、右に写っているノートと、下に写っているシャーペンです。

それでは、以下にそれぞれの解説を。まずは画像左に写っている、オススメのマンガ『宝石の国』から。

 

マンガ『宝石の国』とは

作者は市川春子(いちかわ・はるこ)さんです。この方の初長編が『宝石の国』で、連載誌は講談社から出ている『アフタヌーン』です。

以下、この作品を知らない方むけに、あらすじ・世界観・キーワードなどを解説しますので、ご存じの方は次の大見出しまでとばしてお読みください。

 

あらすじ

遠い未来。月から来襲する月人たちと、仲間をさらわせまいとする、人型宝石たちとの戦いが続いていた。月人たちが宝石たちをさらう真の目的は? そもそも、宝石たちと月人という種はどうして生まれたのか?

主人公は落ちこぼれの宝石、フォスフォフィライト。不器用で何をしてもダメだったうえ、謎を解く気もなかったはずなのに、なりゆきで真相に近づいていく。

不器用だが優秀な、フォスフォフィライトの成長と、世界の謎を解く物語。

 

世界観

おそらくは未来の地球であろう星。流星が六度落ち、六個の月を生んだこの星には、陸地はあと一つだけ。世界最後の島に、人型の宝石たちが暮らす。指導者は「金剛先生」である。

暮らしている建物は「学校」と呼ばれている。島と学校を合わせて「国」としているが、全体で28人しかいない彼らは、政治機構を持たない。

 

キーワード

宝石たち

古代生物が海で朽ちて無機物に変わり、時には数億年、地中をさまよってから「緒の浜」で生まれる人型の鉱物系生物。性別と痛覚はないらしい。記憶は全身に分散しており、体が欠けると記憶も欠けてしまう。エネルギー源は日光で、飲食も排泄もしない。暗くなって日光が減ると活動が鈍くなり、眠ってしまう。アドミラビリス族からは「骨の者」と呼ばれている。

 

月人

毎度、黒い雲に乗って集団で空から来襲し、切りつけられると霧散する。弓矢・投げヤリなどの飛び道具を使うが、地表での意思疎通法の詳細はわかっていない。宝石たちをみつけると攻撃することが多い。月では鉱油でできた都市に住み「王子」と呼ばれる個体の統治下で生活している。地上でいくら霧散しても、死んでいるわけではないらしい。宝石たちをさらう目的は8巻でついに明かされたので、もう読んだ方は、未読の方にネタバレしてしまわないよう、ご注意を!

 

アドミラビリス

広大な海に住む、月人でも宝石でもない、第三の知的生物。彼らは知性を持つ貝であり、美しいカラをもつ。それゆえに月人に狙われ、今では月で養殖されている。ウミウシのような姿から人型へと変身できるが、故郷に近い海に限られている。フォス以外の宝石たちとは会話できないが、月人とは会話できるらしい。知能の高さは姿形とは無関係らしく、ウミウシのような姿でもフォスと話せる。宝石たちのことは「骨の者」と呼んでいる。

 

にんげん

かつてこの星にいた古代生物。上記の三種は、この「にんげん」という種から徐々に分化して、現在の環境に適応したという伝説があり、月人の王子からは「祖なる動物」と呼ばれている。

 

以上、マンガ『宝石の国』の解説でした。

 

オススメの理由

背景・登場人物ともに美しい! バトルシーンのポーズといい、宝石が砕ける描写といい、学校の建物といい、とにかく美しい! 人間の進化系が「宝石」という設定がステキ。読者は、主人公が少しずつ真相に迫るのを、ただ見守ることしかできません。しかし、これがまたわくわくするのです。思わず応援したくなります。 

人によっては読みにくい絵柄で、登場人物の見分けがつきにくいという評判もありますが、ファンタジー好きの方は必見です!

 

それでは次に、画像に写っているモノの解説を。

 

グッズのように見えるモノ

実はマンガ『宝石の国』とは無関係な、アマゾンで偶然みつけたノート。シリーズ名は「ジュビリー」です。コクヨと、テキスタイルデザイナーのシミズダニ・ヤスノブ氏がコラボしたノートだとか。この商品は、イエロー・オレンジ・ブルーの三色展開 。宝石のような見た目なのはブルーのみ。画像のノートは、もちろんブルー! 大きさはA6サイズ。 

使っているノートの予備を買おうとアマゾンにアクセスしたら、オススメ商品機能によって出会いました。検索履歴からのオススメですね。みつけたタイミングがよすぎる。版元には一銭も入らないのは承知のうえで、7巻発売記念に買ってしまいました。シャーペンは後日、注文したものです。同じシリーズでシャーペンも出ていることを知り、おそろいでほしくなりました。まあこれも、購入履歴からのオススメ機能のせいですが。

みなさん。グッズとは何も、公式から出ているものだけを指すのではありません。「グッズ」を「関連商品」と解釈すれば、自分しだいで「グッズ」は増えていくのです。気に入ったものは、予算が許す限り、迷わず買いましょう!

 

以上、マンガ『宝石の国』と、グッズのようなモノの紹介でした。

以下、単行本とグッズのように見えるモノのリンクです。本作はiBooksでも販売されています。Appleのユーザーで電子書籍派の方におすすめ。

 

 

 

 

 

※本記事は、2022年11月29日に微修整しました。