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今回、ご紹介するのは、ボードゲームの『Quarto』と『PYLOS』。
メーカーはフランスのギガミック社。つづりは「Gigamic」。
パッケージ画像です。
ご覧のように、左が『Quarto』、右が『PYLOS』です。
それでは、左の『Quarto』から順に解説していきます。
『Quarto』
ルールなど
このゲームには、
色、形、高さ、穴の有無、という四つの特徴を持つコマがあります。
この場合は赤・白、丸・四角、高い・低い、穴の有る・無し の
コマがあるわけですね。
このゲームで勝つ条件は、
「どれか一つの特徴でそろえた一列をつくる」こと。
縦・横・斜めどれでも有効です。
ゲームの流れは以下。
1、二人で先攻・後攻を決める。
2、先攻が好きなほうの色を選ぶ
3、先攻が後攻にコマをわたす
4、後攻がコマを盤上にさして、先攻にコマをわたす
5、先攻がコマをさして、後攻にコマをわたす
あとは、4と5をくりかえして進めます。
相手を妨害しつつ、気付かれないように特徴をそろえた一列を
相手から受け取ったコマでつくります。
実際に先攻が勝った場合がこちら。
相手から受け取った、白・四角・高いコマで画面奥の端をうめて、
先攻が勝ちました。攻防のあとが見える盤面です。
オススメのポイントなど
チェスやリバーシのように自分で、自分の色のコマを使う場合、
実力差がモロに出てしまいます。
しかし、この『Quarto』の場合、お互いに相手からわたされたコマを
使うので、手が読みにくく、実力差が出にくいような気が。
自分が相手にわたすコマによって、自分がつくりたい条件の
お膳立てをさせることを狙いますが、
逆に妨害されてしまったり、相手の条件を成立させるのに
使われてしまったりします。
すでに出ているコマと特徴がかぶらないように、
連続して同じ特徴のコマをわたさないことがコツですね。
日本ではあまりメジャーなゲームではないので、
強い人にあたる可能性は低いでしょう。
おまけに、コマをわたす、というアクションのおかげで
チェスやリバーシよりも会話が増えます。
こちらのパッケージは携帯版なので、持ち歩いて
初対面の方とプレイして、仲良くなるのに利用してみたら、おもしろいかも。
『PYLOS』
ルールなど
このゲームには二色の玉が使われます。
色の薄いほうが先攻なので、この場合は白が先攻です。
上の画像では、後攻の赤が勝っています。
赤い玉はピラミッドのてっぺんに乗っていますね。
そう、このゲームで勝つ条件は、
「ピラミッドのてっぺんに自分の玉を乗せること」。
これを目指して玉を積んでいきます。
ゲームの流れは以下です。
1、二人で先攻・後攻を決める。
2、先攻が薄い色の玉を盤に乗せる
3、後攻が濃い色の玉を盤に乗せる
4、玉が四角形に配置されたら、玉を移動させるか、玉を戻す
あとは、2~4をくりかえしてゲームを進めます。
オススメのポイントなど
持ち玉の数には限りがありますので、自分の玉を
序盤に使いすぎると終盤で足らなくなります。
そこで、相手が置いた玉を使い、玉を四角形に配置して、
玉を移動させたり、玉を手元に戻したりします。
この駆け引きがおもしろい。印象としては後攻が勝ちやすい気が。
あとは、外見ですね。このメーカーのゲーム全般に言えることですが、
オシャレです。子どもむけのプラスチック製品、
大人向けの木製品もあります。
今回、ご紹介したのは、上記のように携帯版。
安価で、プラスチック製で、盤面を折りたたんで持ち運べます。
木製版もありますが高価ですし、盤面を折りたためなくて場所を取ります。
入門としては携帯版がオススメです。
以上、ギガミック社のボードゲーム、『Quarto』と『PYLOS』の紹介でした。
追記:『PYLOS』は、いつのまにか携帯版のほうが高価に!
アマゾンではいつのまにか、プラスチック製の携帯版のほうが、
木製のものより高価になってしまいました。
携帯版のほうがオススメですが、2018年1月現在、¥6000です。
アマゾンだと、人気商品が品薄になるとプレミア化してしまい、
高価になってしまうことも。
定価で買いたい方は、取り扱い店を調べて店頭へ!
私は携帯版を東急ハンズトラックマーケット・イオンモール和歌山店で
購入したので、ハンズのネットショップを確認してみたのですが、
携帯版はハンズのネットショップでの取り扱いがないらしい。
プラスチック製の携帯版には、意外と需要がないようです。
以下、木製・小型版へのリンクです。
※本記事は、2018年1月22日に加筆しました。