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今回、ご紹介するのは、そのまま『ハンバーガー本』というタイトルのムック。枻出版社(えいしゅっぱんしゃ)から出ています。シリーズ名は「別冊Lightning」で、巻数はvol.160です。以下、リンクを兼ねた画像。
どうですか、この潔い表紙!
ハンバーガーしか紹介する気がないことがハッキリと伝わってきますね。
私はもともと、ハンバーガーが好きでこの本を買いました。 といっても、チェーン店すら制覇していないし、非チェーン店では J.S.BURGER CAFE のバーガーしか食べたことないですが。
ハンバーガーはサンドイッチの一種なのですが、サンドイッチファン=ハンバーガーファンではない気がします。ラーメンのように、食べ歩く人がいて、話題になる店がある。もはや「なんとか料理」に分類できない「ハンバーガー」という独立した料理になっているような。
私がハンバーガー好きになったわけ
学生時代は通学定期でいけるところに「フレッシュネスバーガー」がありまして。
気軽な一人暮らしで金銭感覚がゆるかったこともあり、お高い「クラシックバーガー」というメニューをよく夕飯に食べていました。これがおいしかったんですよね! このおかげでハンバーガー=安価で安っぽい味がするもの、という思い込みが訂正されました。この「クラシックバーガー」がきっかけで「フレッシュネスバーガー」に注目するようになり、生ハムとチーズクリームのサンド「ハモンセラーノサンド」を食べてみたり。最近では「フォアグラバーガー」も食べましたね。バーガー店でも珍しい・高級な食材を扱うことがある。ハンバーガーって意外とフレキシな食べ物なんだと実感しました。
この本は、バーガーファンのためのガイド本。
この本の内容を一言でいうと、ハンバーガーファンのためのガイド本です。
北海道、東京、愛知・岐阜、関西、九州、沖縄のハンバーガーショップが紹介されています。 お近くに気になる店舗があれば、ぜひ、足をお運びください。私はこの本で J.S.BURGER CAFE を知り、梅田の店舗に行ってきました。以下、過去記事のリンクです。
話を戻しまして。この本には、各店舗で提供されているバーガーの断面写真が載せられています。具材の内容がよくわかるように、という配慮なのでしょうが、そんなにハンバーガーが好きではない人には、ひたすらにパンとお肉(たまに野菜その他)の写真のくりかえしだと思われるのでは。
ちなみに、本文もほとんどパンとお肉の話です。読んでみると、こだわりのバンズとこだわりのパティの話ばかり。 誌面から独特の迫力が感じられます。写真を見ながら読み進めていくと、ちょっとトリップしそうになる。あげくの果てには、五人の店主と五つのメニューの写真がくりかえされていても、読者は気づかないのではないか、という気がしてきます。いや、大丈夫ですよ。ちゃんと違いますから!
有名なバーガーチェーン店もおさえられていて、一番人気・おすすめ・他店にはない メニューを紹介。近所に独立系店舗がなくても、きっと、久しぶりにハンバーガーを食べたくなることでしょう。
巻末には、各店で売られているグッズを掲載。ファンの方が記念に買われるのでしょうか。お店を訪ねた思い出とともに、味も思い出してまた行きたくなるという循環を生み出すわけですね! バーガーショップは、もはやテーマパーク!?
まとめ。ホントに潔い本。
ハンバーガーを食べるのって、ちょっとしたお祭りのような気がしないでもない。非日常系の食べ物というか。実は本日の夕飯に久しぶりにマクドナルドのバーガーを食べて、この本のことを思い出しました。ハンバーガーを食べる時の、独特のお祭り気分を読むたびに味わえる、夢のような本がこの『ハンバーガー本』です。
改めて読むとホントに潔い本。この潔さが好き。とりあえず、ハンバーガー好きならば間違いなく買いの一冊。
以上、別冊Lightning vol.160 『ハンバーガー本』の紹介でした。
※本記事は、2020年1月8日に修正しました。