ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

ハ虫類マンガ『秘密のレプタイルズ』。ウンチクを語りたがるヒロインがカワイイ!

目次

 

今回、ご紹介するのは、ハ虫類マンガ『秘密のレプタイルズ』。

大型ペットショップ「アニマーレ」の常連、中二病の社会人 海原 入鹿(うなばら いるか)と、アニマーレのハ虫類コーナーの店員、長良 永(ながら なが)さんの恋愛を軸に、隙あらば語られるヒロイン長良さんのハ虫類ウンチクを読むマンガです。

 

イラストなので写真とちがってグロくない(失礼)

リアルなハ虫類が苦手な人でも読みやすい! ただ、ホントにウンチクが多いので、ハ虫類に興味ない人には退屈なマンガだと思います。

 そんなマンガの表紙がこちら。以下、リンクを兼ねた画像です。

 

1巻の表紙。右にいる黒髪の人がヒロインの長良さん。

左にいるのが先輩店員、ハ虫類部門のチーフ、

純白 静(すみしろ しず)さん。

 

それでは以下、この作品を解説していきます。

 

あらすじ

急にノルマが三倍になり、やる気をなくした営業マンの入鹿。ペットでも飼って癒されようと、仕事をサボって目についたペットショップ「アニマーレ」に入った。 一階で犬を見ていたら、ある店員と目が合った。その女性店員の名は長良。入鹿が長良についていくと、案内されたのは三階。そこはハ虫類コーナーだった。

入鹿は長良にのせられて、つい、オスのレオパードゲッコーを1匹飼ってしまった。入鹿はこのレオパに「グングニル」と命名し、最近では、繁殖に挑戦している。

入鹿は飼育するハ虫類の数を増やしたり、iZooでデートしたりして、少しずつ長良との距離を縮めていく。

ある日、ついに長良に告白した入鹿。無事に長良からOKをもらい、ふたりは、はれてお付き合いすることに。ふたりの恋と、入鹿のハ虫類道の行く末はいかに!

 

主な登場人物

海原 入鹿(うなばら・いるか):主人公。中二病の営業マン

長良 永(ながら・なが):ヒロインでハ虫類コーナーの店員。ウンチクが多い。

純白 静(すみしろ・しず):最近、恋人ができて片思いを脱したチーフ。 小乳。

噛谷 尖里(かみや・とがり):同じくハ虫類コーナーの店員。大柄。

凶塚 射(まがつか・いる):女王様気質の女子高生店員。毒を持つ生物が大好き。

女々崎 有絵(めめさき・ありえ):カメ類担当の店員。実は男の娘。

 

他にも、いかにも二次元っぽい髪型で個性的な店員さんや、名前の漢字がめちゃくちゃ難しい入鹿の友人たちなどがいます。入鹿の友人、タイトさんの漢字は、実際に読んでのお楽しみです。

 

感想など

いかにも二次元な髪型や設定の店員さんたちを見てるのが楽しい! こんな店が近所にあったら店員さんを眺めに用も無く訪問してしまいそうです。さらに、話すきっかけほしさに1匹飼ってそうな気がします。

主人公の入鹿は長良さんに教育されて順調にマニア道を進んでおり、複数種類を飼育しながら、ついに初繁殖に挑戦! 初ペットのレオパ、グングニルにお嫁さんを買ってあげたら無事に交尾してくれて、6巻では卵が産まれていました。ベビーが見られるのは8巻です。

今作は、リアルなハ虫類にはちょっと縁がない、けど興味はある、という人が入門書のかわりに読むにはいいでしょう。ヒロイン長良さんのウンチクは時々うざいと感じるかもしれませんが、慣れると語りたがりなキャラがカワイく見えてきます。

長良さんは、相手が自分を受け入れてくれそうだと思うと調子に乗って語ってしまうという、一種のコミュ障なんでしょうが、同時にハ虫類の良さを広めたいという熱意も感じます。博識な私をほめろ! という感じではない。これが、カワイく見える理由でしょうか。

 ちなみに4巻の帯には

動物(ペット)を愛でるか? 長良(ヒロイン)さんを愛でるか? 両方入った欲張りセット登場ーッ!!!

とあります。これがこのマンガのすべてです。帯で内容を説明してるし、冒頭の見開きには登場人物解説が! 登場人物がわからなくなってきた方は、4巻を参照しましょう。

 

6巻で要注意なのは、入鹿さんから長良さんへの告白が成功しておつきあいが始まり、今までのような恋人未満友達以上のじれったい系ラブコメは一区切りつき、長良さんがイメチェンして大人っぽくなりカップル編が始まることと、あとはゴキブリ回。

P75「第五十類 ゴッキのG」はゴキブリ(ローチ)回です。ゴキブリはイラストでも無理だという人は飛ばして読んだほうがいいかも。まあ、イラストだと気持ち悪さ大幅減なので私は平気でしたけど。それにしても作者さん、愛の範囲が広いな。 

7巻で有絵ちゃん争奪戦が終わり、人間関係の問題は一区切り。実はキャラ萌えしてただけでハ虫類には興味なかったという方は8巻以降は読まなくていいかも。イルカくんも順調にマニアとして育っており読者が置いてきぼり気味に。読み始めた当初のワクワク感は減ってきてしまったので、実は私、9巻までしか読んでいません。10巻が出る前に9巻セットで処分してしまったので、この記事で10巻以降の感想が書かれることはありませんのであしからず。さすがに9巻まで来ると初心者向けじゃないんだよな。

 

以上。ハ虫類マンガ『秘密のレプタイルズ』の、ウンチクを語りたがるヒロインがカワイイ件をお送りしました。

 

こちらは1巻へのリンク。お試しにどうぞ。

 

※本記事は、2021年1月に修正しました。