目次
- 私が、化粧は楽しいと思うようになったきっかけ
- 男性の場合、好きな顔になる権利はないのか?
- 損している人を得している人に合わせるべきだ論(持論)
- まとめ
- 追記:ついに男性用ポイントメイク用品が発売されます!
- 追記2:韓国には「ジェンダーニュートラル」のコスメブランドがあるらしい。
今回は私見を述べる記事です。
化粧を女の義務と捉えると鬱陶しいですが、「自分の顔を好きに変化させることができる権利」と考えると、むしろ楽しいことなのではないかと気づきました。
私が、化粧は楽しいと思うようになったきっかけ
以前の私は、化粧は女の義務のように感じていて、嫌いでした。在学中に就活を始めて、ようやく化粧の仕方を覚えたぐらいです。十代はノーメイクでした。
就活の時に覚えた地味な化粧(ナチュラルメイク)はその後、コンビニバイト時代に役立ちました。まさか自分が接客業に就くとは思いもしませんでしたが。接客業なんだから、たとえバイトの身であろうとも、キレイにしておかなければいけない。バイト時代も、化粧は義務という意識のままでした。
3年務めたコンビニを辞め、化粧をしなくてもよくなった私はその後、基本的にノーメイクで過ごしました。友人に会う時も、プレゼントされたリップだけを塗ってあとはスッピン。リップを塗っているのは、プレゼントしてくれた友人への気遣いであって、半ば義務でした。
そんな私に最近、転機が訪れました。あるキャラにハマって、緑色のマスカラを買ったのがきっかけです。以下、グリーンマスカラの記事へのリンク。
おでかけする時にこれを塗っていくようになり、気がついたんですよ。自分の顔を好きにいじれるのって楽しいなって。さすがにヘアカラーまで推しキャラと同じ色にする勇気はないけど、マスカラなら遠目にはわからないし、地味な顔のアクセントになっていいかと。マスカラに限らず、他のアイテムでも、推しキャラのイメージカラーを顔につけておでかけできるなんて楽しいじゃんって。
まあ、これはあくまでもオタク女子の場合であって、非オタクの女性は、自分の理想の顔になるべく日々努力されているんだと思いますが。それはそれできっと楽しいのだろうと思います。
男性の場合、好きな顔になる権利はないのか?
ここまで考えて気がついたんですけど、男性の場合、こういうふうに自分の顔を変化させる権利がないのでは? 少なくとも、現代日本では一般男性が化粧をすることは「普通」ではないのでしょう。化粧品のモデルさんって女性ばかりな気がするし、「男性用化粧品」でググってみたところ、スキンケアに偏っているみたいだし。アイシャドウとかアイライナーとかで好きな色を顔に乗せるって感じではない。女性用化粧品市場が飽和してきたから男性もターゲットにすることにしたのなら、男性むけの派手なカラーのポイントメイク用品とか開発すればよさそうなものですが。
男性用ポイントメイク用品が開発されないのは、男性の肌質ではすぐに落ちてしまってあまり意味がないから、という理由なら納得なのですが、実際のところはどうなのか。もしも男性用のポイントメイク用品が発売されたら、めちゃくちゃ落ちにくくて、女性にも大絶賛されるのではないでしょうか。ぜひ、大手化粧品メーカーにつくってほしい。男性のほうが大柄なんだとしたら、きっと顔の面積も広いんだから、女性よりも化粧映えするかもしれないじゃないですか!
いつの日か、男性用ポイントメイク用品が棚に並んでいるのを見てみたいです。そんな日がきたら、きっと、男性も「好きな顔」になれる日がきたと言えるでしょう。今の男性用化粧品だと、清潔な顔にしかなれないみたいですし。清潔=美、というのは一理あるというか、大前提なんですけども。今の女性が化粧によって得ている美は、さらにその上にあって、まだ男性にはお届けされていないのではないかと思います。男性にだって「好きな顔」になる権利はあるんじゃないでしょうか。
損している人を得している人に合わせるべきだ論(持論)
前々から不思議だったことがあります。電車の女性専用車両と映画館のレディースデーはあるのに、男性専用車両とメンズデーは見たことがありません。また、女性は人前で胸を出してはいけないのに、男性は胸を出してもいいことになっています。だから水着の形がちがう。男性が乳首を露出しても犯罪ではありません。これが女性だとモザイクがかけられるというのに。胸をはだける権利の問題は海外で話題になっていて、女性にも人前でトップレスになる権利を、と戦っている人もいらっしゃるとか。以下、検索してみつけた関連記事へのリンクです。
女性がトップレスになる権利訴えパレード、今年で10回目 米NY 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News
上のリンクの記事は2017年に配信された記事です。これは私が最初に読んだ記事じゃないんですけど、関連ニュースを見て思いました。「損している人を、得している人に合わせればいいんじゃないか」と。男性にだけ胸を出す権利があるのが現状ならば、女性にも胸を出す権利を。女性専用車両とレディースデーしかないのが現状なら、男性専用車両とメンズデーをつくればいい。損している人を、得している人に合わせれば間違いなく平等になるでしょう。だから。もし現代日本では女性にしか化粧をする権利がないのなら、男性も化粧をする権利を持てばいいのです!
ということで。この記事を書いた私自身が、偏見を持たないように気をつけようと思います。男女別先入観を持っているのはよくないよね。いつか、男性とも化粧品談義ができる日が来るといいなあ。「新作出てたよ」「私、まだ買ってない。試した?」「うん。なかなかいいよ」なんて。
まとめ
鳥類では主にオスが色鮮やかな羽を持っているように、人間の場合は主に女性が着飾る。そして化粧をする。人間では主に女性が(自由恋愛市場においては)選ばれる側の性別だった。そのために化粧品は主に女性をターゲットに「こうすれば美しくなれる」と宣伝して商品を売ってきたのでしょう。だから、女性の化粧はどちらかというと義務だったわけですが。今となっては、女性が好きな顔になるために商品が開発されているのでは。女性が化粧をする目的が、男性ウケ➡︎自己満足へとシフトしてきたのではないでしょうか。派手なポイントカラーメイクって、モテとは無関係な気がします。ドラッグストアで気軽に化粧品が買えるようになった現代では、女性の化粧は義務から権利になったと言えるでしょう。
最後に。あらゆる権利が、すべての性別に対して平等な権利になりますように。なんか話がいつの間にか大きくなっちゃったけど、これが今日の結論です。
以上。
追記:ついに男性用ポイントメイク用品が発売されます!
まずは、このリンク先の記事をお読みください。
「FIVEISM×THREE」というブランドが男性用化粧品を発売するらしい。シャネルでも男性用メイク用品は発表されていましたが、ベースメイク品のみでした。しかし「FIVEISM×THREE」ではポイントメイク用品も! これって画期的じゃないですか!? 素敵! 他のサイトの記事も読んだところ、スタート時は12アイテム・80品をそろえるとか。一部のアイテムはスティック状にしてあるらしい。使いやすそうだし、発売されたら見てみたい。できればファンデーションがほしい。私の理想の化粧品かもしれない。いつか派手なカラーメイク用品も発売してほしいです。
男性も、清潔な顔から好きな顔へ、メイクする目的が広がる日が来るといいな。その頃には男性のメイクも社会人のマナーと化して、就活とともに化粧を始める男子がでてくるのかもしれませんが。そうなったら一緒に、面倒くさがりつつ楽しもう! ドラッグストアでメイク用品を選んで悩む男性が見られる日は近いのかも。
追記2:韓国には「ジェンダーニュートラル」のコスメブランドがあるらしい。
美容整形が盛んでパッケージが可愛いコスメブランドがたくさんある。そんな美容先進国の韓国にはすでに、ジェンダーニュートラルのコスメブランド(⬇︎)があるそうです。
真の男女平等を目指すならメンズとレディスに分かれてること自体が不公平といえば不公平なので、これはメンズコスメ以上に画期的だと思います。
※本記事は、2020年1月8日に加筆してリンクを加えました。