今週のお題「うるう年」
知り合いに2月29日生まれの人でもいない限り、うるう年のことはあまり意識しないと思う。4年に1度しか訪れないレアな年だというのに私には、うるう年にこれといった思い出はない。せいぜいが、2月29日付けのレシートを得るべく買い物するぐらい。今年もそうだ。貴重な2月29日付けのレシートをゲットして保管しようと思っていた。この前食べた「濃厚バニラカスタードのシュークリーム」が美味しかったから、またセブンイレブンで買おう。そしてレシートをスクラップブックに貼り付けて終わり。そう思っていたが28日の晩にドライヤーから煙が出て壊れた。残念がるほど高価な機種ではなかったが、急だったので驚いた。まあいいや。明日はセブンイレブンでシュークリームを買うのをやめて電器屋に行こう。そしてドライヤーを買おう。今度はちょっと奮発して、前回の倍ぐらいの予算でいい機種を買おう。前回よりも大きな機種でも構わない。洗面台に収納できなくてもいい。そう思って近所の電器屋に行ったら、週末だというのに空いていた。新型コロナウイルスの影響がこんなところにも。これはいつもと違ってゆっくりと物が選べていいんじゃないかと思いながらエスカレーターでドライヤーがある階に登ったら、ドライヤーコーナーには先客がいた。母娘らしき女性2人がああでもないこうでもないと話し合いながらドライヤーを選んでいる。なんでこんなに空いている時に限って先客がいるんだ。この店舗の花形、下の階のオーディオコーナーには客がいなかったというのに。ツイてないなと思いながらドライヤーを選ぶ。我が家の洗面台に収まりそうな小さな機種をみつけたと思ったら、前に使っていたドライヤーの後継機種だった。送風用アタッチメントが着いただけなのに千円高いとはこれいかに。しかし完全に同じ機種を買うのもつまらないので、あえてこの後継機種に決定。あとはレジまわりのワゴンセールコーナーをチェック。ついでにベージュ色のマイクロファイバーバスタオルを1枚つかんで、ドライヤーとともにお会計。レシートとお釣りをもらって帰宅し、さっそくドライヤーを開封。そして保証書にレシートを貼り付けた。ここまではよかった。続いて私は保証書のお買い上げ日の欄に記入しようとした。そして思い出した。「今日って2月29日じゃん」と。この保証書には「お買い上げ日から本体1年間」と書いてある。でも、来年の2月に29日はない。私は思わずつぶやいた。
「しまった。保証期間、1日損した」
2月29日に家電を買わないほうがよかったかもしれない。
以上。