みなさんご存知のチェーン喫茶店「珈琲館」ではかつてデキャンタというサービスがありました。デキャンタといえばワインだと思っていた私はコーヒーのデキャンタというメニューをみつけた時点で驚きました。実用日本語表現辞典によるとデキャンタとは、
デキャンタ
別表記:デカンタ
英語:decanter
ワインなどをボトルからグラスに直接注ぐのではなく、一旦別の容器に移す「デキャンタージュ」という作業で用いられる、ガラス製の容器を意味する語。デカンタとも言う。デキャンタを使用することでワインが空気に触れ、酸化して風味が変化すると言われている。沈殿の除去のためにデキャンタが使用されることもある。
要するにフタなしガラスビンなのですが、文章だけではイマイチわからんという方は「珈琲館 デキャンタ」で画像検索してください。手元に画像がなくてすみません(汗)
要するに珈琲館でデキャンタを頼むと+100円で2杯飲めた時期があったんです。小さめのトレーに、空のカップと、2杯分のコーヒーが入ったガラスビンが乗せられて出てきた。そんな夢みたいな時代があったんです。ノマドしたい人・コスパよく長居したい人には最高のサービスでした。おかわりと違って2杯目も同じ種類しか飲めませんが、デキャンタがテーブルにあれば「コーヒー1杯だけで長居してる人」疑惑から逃れられて非常に便利でした。長っ尻しても罪悪感が少なくて最高。
先日、そんなデキャンタサービスを楽しみに友人と久しぶりに珈琲館へ行ったところ、なんとデキャンタサービスが終了していることが判明しました。メニュー表にないのでウェイターさんにきいたところ「もうやってないんです」とのこと。何それ残念すぎるんですけど。個人的に珈琲館で1番のおすすめメニューだったというのに。あまりにもショックだったのでコーヒーゼリー(⬇︎)を頼みました。
上の画像はデザート | 【公式】珈琲館より
珈琲館のコーヒーゼリーは値段の割に量が少なくて、ファストフードのシェイクに慣れているとコスパが悪く見えます。正直な話、1人で入った時に注文するものではありません(笑) しかし、友人と行くと食べたくなります。コーヒー専門店がつくっているだけあって苦いだけではなく、ほんのりとコーヒーの香りがして美味しいです。バニラアイスでカサ増しされていることもあり、食べ終わると意外に満足感があるのでオススメ。白いホイップと一緒に食べると、コーヒーフレッシュを入れた時の味が再現されて面白い。
後に調べてみたところ、2019年10月現在まではデキャンタサービスがあったようです。ソース(⬇︎)
つまりデキャンタサービスが終了したのはここ半年以内なわけです。めちゃ残念。終了するとわかってたら終了前に行ってたのに! あーあ。これからはもう、おかわり一択じゃん。さびしい。消費者にとってコスパがいいものに限って消えるのは資本主義の必然なのだろうか。ただ単にあまり注文がなかっただけなのか。とりあえずデキャンタサービスの復活を求む!
以上。久しぶりに珈琲館へ行ったらデキャンタサービスが終わってたのでショックでコーヒーゼリーを頼んだ件をお送りしました。