ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

もはやSCPの白猫と暮らす少女のマンガ『Creepy Cat』は猫の怖さよりも可愛さが勝るので読んで。

春ですね。もうすぐ新生活を始められる方も多いことでしょう。新生活とともに新しいマンガを読み始めたい猫好きのあなた。そんなアナタにご紹介するのは、奇妙な赤目の白猫「クリーピーキャット」とお屋敷で暮らす少女フローラちゃんの怖くも楽しい生活を描いたマンガ『Creepy Cat 猫と私の奇妙な生活』です。星海社から2019年12月に出ています。作者さんはタイで活躍するマンガ家のコットンバレントさん。下(⬇︎)はアマゾンのリンクを兼ねた画像です。

 

残念なことにこの画像はイメージで、カバーイラストとは異なります。なぜだ。

この画像だとクリーピーキャットが主役みたいですが、主人公はあくまでも後ろにいる黒服の少女フローラちゃんです。そこんとこお忘れなく。いや、猫好きからすれば主人公はクリーピーキャットなんですけども。とりあえずいつも通りあらすじと登場人物紹介を始めますね。

 

あらすじ

絵描きの少女フローラが新生活を始めたのは、遠い親戚から譲られた、古くて大きなお屋敷。フローラはここで一人暮らしをしているはずなのに、他に誰かいるような気配がする。ある夜にフローラが寝室で出会ったのは、1匹の奇妙な白猫。これが気配の正体だろうか。フローラはこの赤目の白猫を「クリーピーキャット」と呼ぶことにして、共同生活を始める。しかしこの猫は可愛い外見に反して、とんでもないモンスターだった。

時に増え、時に伸び、時に人を捕食(未遂)する大きな白猫に振り回される生活が始まったのだ!

 

主な登場キャラクター

フローラ:主人公。黒髪の美少女。絵描き。一応はクリーピーキャットの保護者だが、幽霊は見えない。

クリーピーキャット:フローラが来る前からお屋敷に住んでいた(?)化物のような白猫。目も肉球も赤いが食べ物は普通の猫と同じ。性別は不明。

オスカー:フローラに恋する警察官。実はカツラをかぶっている。猫好き。

こころちゃん&ひめちゃん:警察署で暮らす猫。こころちゃんは三毛でひめちゃんは灰色。実は2匹ともクリーピーキャットと同じく「猫ならざる猫」なのだが、オスカーには気づかれていない。

 

感想とオススメのポイント。もはやSCPだけど可愛いぞ!

こんな人にはオススメしない

・イラストの画風からティム・バートン並のブラックユーモアを期待する人

作者のコットンバレントさんは伊藤潤二作品がお好きだそうですが、イラストの画風はティム・バートン風。細長い手足に青白い肌のキャラクター達は、映画「コープス・ブライド」を彷彿とさせます。ただし『クリーピーキャット』にはティム・バートン作品ほどのブラックユーモアは含まれていないので、ブラックユーモア好きの方はちょっと期待はずれかもしれません。画風から想像するほどブラックではなく、作中で人が死ぬシーンはありません(今のところは)。あっけなく人が死にまくるのをゲラゲラ笑いながら見たい人にはおすすめしません。

 

こんな人にオススメ

・黒髪ツリ目美少女が好きな人

・猫型クリーチャーが好きな人

・猫キャラにリアルさを求めない人

・世界設定に厳密さを求めない人

黒髪ツリ目美少女と猫型クリーチャーが好きな人にはオススメ! フローラちゃんは黒が好きらしく基本的に黒い服しか着ませんが、それがまた白い肌と細い身体によく似合っててスタイルいい&可愛い。あと可愛いといえばやはりクリーピーキャットですね。クリーピーキャット(以下、クリーピーと呼ぶ)はあらすじに書いた通り、急に増える・異常に伸びる・人を食べようとするなど猫ならざる行動をしまくる。灰色の子猫のひめちゃんに至っては腕を変形させて犯人を絞め落とします。こんなところをSCP財団の職員にみつかろうものなら即確保されてしまうでしょう。クリーピーどこからどう見ても猫型SCPオブジェクトです(異論は認める)。ただしクリーピーは壁をぶち破ることができますし、連載先では壁を破壊せずにすり抜けたりしているのでオブジェクトクラスは最低でもEuclidになりそうです。しかしそれでもクリーピーは可愛い! ヒゲは描かれず爪を出すことはなく舌がザラザラしてるエピソードはありませんが、猫キャラの売りはリアルさだけではない! クリーピーの売りはもちもちボディとボブテイルと自由さである。人目を盗んでお菓子をむさぼり食い、子猫とベッド(人間用)を奪い合ってマットと枕を引き裂き、オスカーのカツラをフローラの目の前でオスカーの頭から叩き落とす。これぞ自由。猫の本質とは傍若無人である。誰だクリーピーは耳が小さすぎるしボディは丸すぎてしなやかさが足りないのでイマイチ萌えないとか言ってる奴は(そんな奴いない)。それでもいいんだ。耳が三角で肉球があってたまにニャーと鳴いて自由気ままな性格をしていれば他にどんな特徴があろうが、どんな外見をしていようがそれは猫だ! そう、私は「猫」という概念ごと愛しているのだ! 誰が何と言おうとクリーピーは猫である! そして、全ての猫は可愛い。したがってクリーピーも可愛い。街の名前が出てこなかろうが、警察署とフローラの屋敷との位置関係がわからなかろうが、そんなことはどうでもいい。雰囲気マンガだから。細かく設定すればするほど表現の自由度は下がる。オスカーくんは自由な道順でフローラちゃんのお屋敷に来ればいい。とにかく、黒髪ツリ目美少女と猫型クリーチャーを愛する人間はつべこべ言わずに『Creepy Cat』を読め! いきなり単行本を買うのは抵抗あるという人は、まずはウェブで無料で読むがいい! 下のリンク(⬇︎)が連載先だ! 実は4コマ漫画だから気軽に読めるぞ!

sai-zen-sen.jp

 

以上。奇妙な猫と美少女の共同生活を描いたマンガ『Creepy Cat』をご紹介しました。