ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

【ニンテンドー】Switchプレイしてみた。ゲームじゃないソフトが意外と楽しい。

目次

 

結局どのソフトが楽しいわけ?

ここ数日、新春セールで買ったインディーズゲームをプレイしています。ゲーム機の新機種を買って最初にプレイするソフトがダウンロードしたインディーズゲームになるとは、幼少期とはえらい違いです。時代は変わりましたね。ダウンロード版だと遊び終わっても中古で売却できないので損だという意見もあるようですが、90%off価格で買えれば売却できなくても文句はありません。私は今回のセールで3000円ほど課金してソフトを5本買いました。平均すると1本600円です。安い。安すぎる。さすがは配信ソフト。

それでは、私が買った5本のなかで一番楽しかったソフトを発表したいと思います。それは…『Townscaper』です!(⇩)

store-jp.nintendo.com

 

はい、そこのインディーズゲームに詳しいアナタ。今、ツッコミを入れましたね? 「このソフト、ゲームじゃないじゃねえか!」って。ゲームじゃないソフトが一番楽しいとかどういうことだって。いや、まさにその点が、ゲームとして配信されてるけどゲームじゃないソフトだからこそ楽しいんです。これはツールだから、シナリオがないからゴールもない。半永久的に遊んでいられるんですよ。美しいうえにエンドレスでプレイできるとか…こんなソフト、今までさわったことなかった! ということで以下、この『Townscaper』について語らせてもらいます。このソフトについてはすでにネット上のあちらこちらで語られてるんですが、私だって語りたいんだっ。

 

『Townscaper』ってどんなソフト? プレイした感想は?

前述したように、ゲームではなくツールです。空と水平線しか見えない海上にひたすら街を建てるツールです。なので、物語やアクションといったゲーム性を求めている方が購入してはいけません。街を建てるといっても、街を運営するゲームみたいに建物の種類を選んで建てるわけではなく、レンガ造りの建物が自動で生成されます。プレイヤーがすることは、建物を生成する位置と高さを指定するだけ。指定するだけで、カラフルなレンガ造りの建物がどんどんできるんですよ。しかも1マスごとにスクラップ&ビルドできるので、つくった建物の手直しも簡単! 外壁の色は自動で決まるうえに、バルコニーや中庭や玄関まわりの小物まで自動生成してくれます。たとえば、植木鉢に入った木、郵便受け、長靴、双眼鏡などなど。明らかに人が、誰かがここで暮らしていると思わせてくれるような小物が現れるんですよ。そのくせ、生物は鳥と木しか登場しないんですよ。屋根にとまる白い鳥と風に揺れる木は見られるけど人間は登場しないんですよ。最高じゃないですか? この気分をたとえるならば、ジオラマを見ている気分。ジオラマって建物とか小物はあるけど無人の作品もありますよね。人はいないのに人の気配はあって、それがドラマを感じさせてくれる。まさにあの気分です。そう、このソフトは、海上にレンガ造りの街のジオラマを建てて眺めるツールなんです。私はテレビモードでプレイしているのでミニチュア感は薄いですが、これを携帯モードでプレイしたらさぞやミニチュア感があることでしょう。無人ジオラマが好きな方と、ベネツィアみたいな海上の街が好きな方にはかなりオススメです。あと、創作で物語の舞台に悩んでいる方や、背景の参考にしたい方にもいいかもしれません。本作には公式の物語がないおかげで、いくらでも物語を考えられます。建物の内部は見えないので、間取りだって自由に想像できる。いいなあ。最高だなあ。建物を斜め上に建てていけば、どんどん鉄骨の基礎ができていくし。おまけによく見たらその鉄骨にハシゴがついてたりするし。玄関まわりの小物といい、このハシゴといい、絶妙に想像力を刺激してくれるなあ。ヤバイなこれいくらでも眺めてられるわ…疲れすぎて「南の島に行きたい」と思っている人にもおすすめかもしれない。建てた街をぼーっと眺めてるだけで時間がつぶせます。

 

以上、Switchのダウンロードソフトはツールの『Townscaper』がおすすめの件をお送りしました。動画を観たい方はこちら、ゲーム専門メディアのリンクをどうぞ(⇩)

www.4gamer.net