ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

【シリコンパフ】近所で買えないのはすでに文化として死んでるからですか?

最近の悩みはご近所のドラッグストアでメイク道具のシリコンパフが買えないことだ。

生まれて初めての長期バイトはコンビニで、つまりは接客業だった。まあ時給制のアルバイトなんてたいていは接客業だろうが。それでも私は初めての接客業ということで気合いが入っており、わずか4時間の早朝シフトにも関わらずメイクをして出勤していた。コンビニ店員の顔なんかどうせ誰も見てやしないのに我ながら真面目である。真面目といっても下地もアイシャドウもなしでファンデとアイブロウをしているだけだったが。それにしてもよくメイクしていたものだ。私はその頃からファンデはリキッド派だった。粉ファンデをスポンジパフで塗るよりもリキッドファンデをシリコンパフで塗り広げるほうが早いし、ファンデの伸びが良くなって節約できるし、簡単に洗えるので清潔だ。シリコンパフはどこを取っても私の性に合うすばらしいアイテムである。たったひとつの欠点は、ご近所では手に入らないこと。

初めてのリキッドファンデはメイベリンのビン入りファンデ(現行品ではない)だった。当時はパッケージにSPF値が明記されているものが少なく、前面に「SPF25」と書かれたラベルは機能性がはっきりしていて、透明なビンは残量がわかりやすくて良いと思ったので購入した(⇩)

mee6.hatenablog.jp

これ以来リキッドファンデ派になり、この製品と合わせて使うべく少し遠くのショッピングモールで買ったのが、しずく型のシリコンパフである(⇩)

このしずく型パフのおかげで、真円形ではないもの、小さくなっている部分があるもののほうが小鼻や眉間などの狭い部分にファンデが塗りやすいことがわかった。そこでアマゾンで買ったのがエチュードハウスの猫型パフである(⇩)

この猫型シリコンパフにたどりついてからは愛用しているのだが、いい加減で変色してきた。まだ茶色くはなっていないが、そろそろ替え時だと思う。しかし、ご近所のドラッグストアを何軒かまわってみてもシリコンパフがみつからない。なぜだ。私はなにも愛らしい猫型のパフを探しているのではない。何の変哲もない無機質なしずく型のパフを探しているだけなのに。それがなぜみつからないのだ? みんなそんなに「ブラシ」とかいう毛の束が好きなのか? それとも。まさか。この世界のシリコンパフはすでに文化として死んでいるのか。いつの間にか私はシリコンパフが死に絶えた世界線にいたのか? ああ。そうか。だからご近所で買えないのか…今現在アマゾンで奇跡的に流通しているのは、古代の遺物なのかもしれない。だったら私は、次に届いたシリコンパフを大切に使わなければならない。この世界のシリコンパフは文化として死んでいるようだから。

 

以上、いつの間にかシリコンパフが死に絶えた世界線にいた件をお送りしました。いったいどうやったら私は元いた世界線に戻れるのでしょうか。