ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

ポケモンの人間キャラデザにリアル調を求めてるのは誰だ?

ポケモン本家シリーズ完全新作「スカーレット・バイオレット」が発表されましたね。ファンの一人として、これは大変うれしいことです。しかし、手放しで素直に喜べているわけではありません。なぜならば、人間キャラ(ポケモン博士)のキャラデザがリアル調になっているからです(⇩)

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まあリアル調といっても劇画風とかフォトリアルというほどではないのですが、それにしてもどこのRPGの登場人物ですか? この博士たちにも一応は公式の立ち絵(公式イラスト)があるようですが、その絵がそのまま3Dモデルになって動いてるわけではないので公式動画を初めて見た時はとてもポケモンの登場人物には思えませんでした。あんたらべつにポケモンの登場人物である必要はないよね? ぜんぜん別の作品に出演しててもよくない? 3Dなのはいいけど中途半端に髪の毛の質感を向上させたのは誰得?などなど、私は文句たらたら。あえてメタフィクションなことを言ってしまえばポケモンは実在動物の特徴を誇張したデフォルメーションキャラクターです。つまり、ポケモンワールドにいる野生生物はみんなデフォルメキャラなのです。その隣に立つ人間キャラだけがリアル調なんて、しっくりこないじゃないですか。すでにポケモンGOのトレーナーがこんな感じだったので嫌な予感はしていましたが、本当に本家シリーズの人間キャラをこうしてしまうとは。まさか今作の成人キャラはみんなこんな感じなんですか? このキャラデザじゃまったく食指が動かないんですが。過去作の人間キャラのなかにはプレイヤー(消費者)の性癖にぶっ刺さるキャラが一作に一人はいた気がするんですけど。現にサブウェイマスターはノボリ&クダリの双子なのにノボリさんだけ人気すぎて、ノボリさんだけがレジェアルに出演するはめに陥っているし。ぶっちゃけ、フィクション作品のキャラクターはピクシブでファンに創作されまくってナンボじゃないですか。人の心の片隅に住み着き、数年おきに顔を出す。出演作の旬を過ぎても「〇周年おめでとう!」とか祝われて二次創作が描かれる。そういうもんじゃないですか。本当に愛されているキャラクターというのは。今までのポケモンでこれが可能だったのはひとえに、いかにも「フィクションのキャラですが何か?」なキャラデザのおかげじゃないですか。ポケモンワールドの魅力には人間キャラのデザインも含まれていたというのに。それなのにこんな画風にするなんて信じられない。これが商業主義、いや、グローバリズムなのか。ジャパニメーションのキャラデザはグローバルスタンダードではないので海外展開の際にはむしろ障害になるとの判断が下された結果なのか。それにしても無情じゃないですかゲーフリ様。本当に信じられない。今作のストーリー攻略は「街を通る順番が決まっていない」という前情報がなければ、プレイどころか予約する気さえしなかった。現に剣盾は「悪の組織が登場しない」という情報があったのでプレイしていません。「一人の子供が大人の集団に勝つ」というフィクションでしかありえないストーリー展開だって魅力のひとつだったのに。子供の主人公が大人(しかも犯罪者)とポケモンバトルして経験値と所持金をまきあげながらアジトの深部にずんずん進んでいく、あの展開が好きでした。もちろん悪役好きな私。もし今作が、リアル調キャラによる勧善懲悪ではないストーリーなんだとしたら。そんな、毒にも薬にもならない超健康的「ポケットモンスター」なんて誰がプレイしたがるんだ⁉ マジ信じらんねぇ!! ・・・すみません、柄にもなく叫んでしまいました。私が言いたかったことは、せっかくフィクションなんだからフィクションらしさを大切にしてほしかったということです。もう本当にこれだけなんですよゲーフリ様。いや、御社の存続のためにはこうするしかなかったんだろうなってことはわかってるんですが。人間キャラのファンはポケマスをプレイしてろってのはわかるんですが。それでも・・・まあいいか。一消費者の寝言はこのへんにしておきましょう。そろそろ日付が変わりそうだし。もう寝よ。いっぺん寝て冷静になろう。翌朝になってもまだムカついてたらこの記事を公開しよう。つまり、みなさんがこの記事を読む時は、私の怒りが収まらなかった時です。以上。