故さくらももこ先生が「エロール・ル・カインが好き」と言っていて、ル・カイン氏とはどんな絵を描く人なのかと検索して挿絵家であることを知り、ル・カイン絵の絵本を集めていたことがあります。集めた絵本のほとんどは寄付したり売ったりして処分しましたが『フォックスおくさまのむこえらび』はケモノキャラが多くて好きなので手元に残してあります。私がどれほどこの絵本が好きかというと、個別記事を書いてしまうぐらいです(⇩)
なんと⇧の記事、本文が2000字ほどあります。単独推しキャラと同じぐらいの文字数で1冊の絵本について語っているとは我ながら驚き。この絵本は擬人化狐キャラが好きな方におすすめです。この絵本では柴本翔さんが描かれるような現代的キツネ娘さんは見られませんが、喪服を着てアイシャドウを塗って悲嘆にくれているようにみせかけながらクッキーをつまんでいる未亡人キツネ「フォックスおくさま」は見られます。ケモノ美女好きの方におすすめ。ついでに言うと鹿(トナカイ)好きの方にもおすすめです。「シカのわかしんし(鹿の若紳士)」はたった2コマしか登場しませんが、作中ではぶっちぎりでカッコイイ! 何度みてもりりしくて素敵な横顔です。王冠らしきものをかぶっていて位が高そうな紳士なので、子づくりできる相手と結婚してほしい。あの立派な角が後世に伝わらないのは残念ですから。フォックスおくさまが最終的に誰と再婚したのかは本文を読んでいただくとして。とにかく一度、寝そべった「フォックスおくさま」と「シカのわかしんし」をご覧ください。買わなくてもいいので。図書館で貸りてもいいので。課金しなくてもいいから読んでください。お願いします。
以上、ル・カイン絵『フォックスおくさまのむこえらび』がケモノ多めで好きなのでみんなに読んでほしい件をお送りいたしました。
追記:ケモノキャラが苦手な方には『おどる12人のおひめさま』がおすすめです。とにかくエロール・ル・カイン氏は画力がものすごいので、お手元に絵本を1冊おいておくと眼福になって癒されます。