ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

ある日、リップは自分で買うべきだと気づいた。

ある日、ご近所のショッピングモールのお手洗いで鏡を見た私は心底から思いました。

「自分の唇にガーリーな色が乗ってるの、イヤだ」

トイレで化粧直しにリップ(ティント)を塗って鏡を見たら、せっかくダークにまとめた大人っぽい目元に似合わないガーリーな唇になっていました。昔の私は家で使うリップと出先で使うリップを分けており、それぞれ別の商品を使っていたのです。持ち歩いていたのは友人ちゃんからもらったプチプラのスティック型ティントでした。この一本しか持ち歩いていなかったので、どんなメイクで外出していようが化粧直しに使えるのは一色だけ。それがまたガーリーな色、ビビッドなコーラルカラーだったのです。このティントリップはもらいものなので心情的に捨てづらかったし、これを含めてリップは合計2本しか持っていませんでした。リップは他に何を買えばいいのかわからなかったので使い続けていたのです。しかし、私は気づきました。リップの色はアイシャドウに合わせればよいのだと。アイシャドウがダークトーンなら、リップもダークカラーであるべきなのだと。そして、自分にはビビッドなコーラルカラーは似合わないのだと。漠然と「イエベだからオレンジ系かな」なんて軽いノリで買ってもらうべきではなかった。昔の私はメイクの知識どころか自己分析すら不足しており、自分の顔面への理解が足りなかったのです。今なら自分に似合うものがわかります。正確なパーソナルカラーは知らなくても、瞼にはイエベ秋むけの色、唇にはブルベ冬むけの色が合う。瞼にはブラウン、唇にはボルドー。これが一番、私に映える色なのです。もはや私の唇には、オレンジもピンクもお呼びじゃない。ブラウンとボルドーになってから出直してきやがれ。ということで、今はブラウン系とボルドー系ばかり塗っています。よく考えれば「似合わないものを知る」ことも貴重な経験。あのコーラルリップをもらってよかったのだと思います。似合わないうえに気に入っていないことに気づき、自分でリップを選んで買う勇気を与えてくれたから。結局このコーラルリップは使いきらずに捨ててしまいましたが、もらったこと自体には今でも感謝しています。ありがとう友人ちゃん。これからもずっと友達でいてくれたら嬉しいな。

 

以上、リップは自分で買うべきだと気づいた件をお送りしました。