「未読の本が一冊だけあると体調を崩す」というジンクスが定着しかけていて困るという話は以前したんですが(⇩)
今回は定着「しかけている」のではなく「しつつある」領域にまで突入しています。本当に困る。まあ、読む物がなくて退屈するよりはいいんですが。しかしこのジンクスが確定してしまうと困るなあと思って母に相談してみたら
「逆に考えればいいんじゃない? 具合悪くなるのは避けられないから、退屈しないように新しい本が届くんでしょ」
とのこと。言われてみればそうなのかもしれない。仮に守護霊が実在するとしたら病魔だって実在するだろうから、もしも病魔のほうが強ければ風邪をひくこと自体は不可避。それならばせめて退屈しないように、有意義な時間を…という配慮で未読の本が届くのかもしれない。といっても、自分でAmazonした本ですが。身に覚えのある本が届いても普段はそこまで喜びません。「予定通りやな」でお終い。しかし体調が悪い時に届くと嬉しい。はっ。もしかして…本が「届いた時に喜ばれたい」と思って私に風邪をひかせたのか⁉ 予定日に届いても喜ばれる方法がそれしかなかったから!? え、事実だとしたらめちゃくちゃ迷惑なんでやめてほしいんですけど⁉ まさか、以前届いた本もみんな同じ動機で私に風邪をひかせたの⁉ マジでやめて。本を好きになるのは良いけど本に好かれるのはヤバイかもしれない…いや、この場合、ヤバイのはこんなことを思いついた私のほうか。いかん…これ以上考えてるとなんか、どつぼにはまりそうだから読書に戻ろう。今、読んでるのはこの本です(⇩)
『赤の女王 性とヒトの進化』という文庫。文庫のくせに一冊1400円ぐらいするんですが、なぜ有性生殖という方式が現れて定着したのかを考えている本なんです。なかなかに興味深い。一説によると有性生殖は免疫を発達させるためだそうです。無性生殖だと疫病で全滅しちゃうからか。なるほど。それにしても哺乳類というか、性別がふたつしかない生き物って退屈ですね。本書によると十三種類の性別を持つ生物もいるとか。世界は広いな。病気の時は非日常的なことを考えるに限りますね。
以上、未読の本が一冊だけあると体調を崩すというジンクスが定着しつつある件でした。マジで困る。