まだちょっと風邪っぽいのであまり難しい本は読めません。ゲームのイベントレイドには参加してるんですが、メモをとりながら読むような本に取り組む元気はない。そこで買ってみたのが『日本の化粧の変遷100年』です(⇩)
関係者の方にはちょっと失礼かもしれませんが、意外と軽くて読みやすかった。タイトル通り日本の化粧の流行を解説している本なので化粧の通史が書かれているわけではありません。化粧が大衆化した近代日本の解説に徹しているので文章量は少なめ。わずか170ページでソフトカバーながらお値段は2400円ほどですが、それも納得の高品質。なにせ化粧は生身の人間に施すものなので写真は必須ですし、細部を解説するためにはカラー写真でなければいけません。よって本書は、ほぼ全ページがカラー印刷! 本文紙はカラー印刷に耐える紙質でなければならないため、制作コストが高くなったゆえの価格と思われます。こればっかりはしかたないですね。正直なところ読み物としては物足りませんが、時代を反映した再現メイクの数々は必見! 写真もイラストもあるので、漫画・アニメ・映画用の資料をお探しの方にはピッタリ。特に明治・大正・昭和を舞台にした作品をつくりたい方にはかなりオススメ。再現メイクの具体的な手順も解説されています。イラストはイメージだけでも描けるかもしれませんが、舞台や映画のため役者に化粧を施したい場合、具体的な手順がわからないとメイクできなさそうですもんね。そう考えるとかなり親切な内容だと思います。それにしても驚きだなあ。一般女性が化粧するようになったのは1920年代から、というのは「意外と最近だな」と思いました。他には、アイシャドウが使われ出したのが1960年代というのも驚きでした。それまでの日本の化粧は「黒・白・赤」だけで構成されていたらしく、それ以外の色を使う文化はなかったようです。カラーメイク好きとしてはさみしい。私は現代っ子でよかった。驚かされた他によかった点は、全章でモデルさんが同一人物であること。同じ一人の女性に様々なメイクを施し、ウイッグをかぶせ、衣装を着せればアラ不思議。まるでタイムスリップしてきたかのような、当世風美人に! というわけですね。あたりまえではありますが、やはりプロはすごい。雰囲気だの印象だのはメイクと衣装でどうにでもなるのだということ。そして、やはり化粧は服装と対になるものだということを再認識しました。服装と化粧は切っても切れない関係なんですね。ちなみにこのモデルさんに一番お似合いだと思ったメイクは80年代風。バブル期の古風なメイクのはずなのですが、なぜかこのモデルさんの顔立ちにはすごく合ってる。再現メイクのなかでは一番自然に見えました。不思議ですね。私の好みは断然「サロモ系」でした。イラストのみで写真がないのが残念ですが、オレンジが多用されており、いかにもポイントメイクが主役な感じが好みです。やっぱ、目元にはラメと色を多用したいよね…なんて、これ以上語ると自分語りになってしまうので、今日はここまで。
以上、『日本の化粧の変遷100年』は再現メイクがおもろい件でした。せっかくだから切れ長アイメイクでも真似してみようかな。
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