ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。※当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

【二次創作】もしも『ゴーストトリック』が映画だったら

傑作ミステリーゲーム『ゴーストトリックのSwitch版が出て一年以上が経ち、とっくに旬を過ぎていることを承知で、あえて二次創作をアップさせてもらいます。なぜならば今、ニンテンドーeShopでカプコン新春セールが開催されているからです。『ゴーストトリック』もセール対象になっており、1/15まで50%OFFの1995円でダウンロードできます!  配信派の方はこの機にぜひ『ゴーストトリック』をお試しください!

ということで、iPad版を2018年にプレイして書いて以来ずっと温めてきたネタを記事にしたしだいです。

それでは。以下「もしも『ゴーストトリック』が映画だったら」を前提に書いた二次創作の設定をお送りいたします。

 

ゴーストトリック』の登場人物が役者だったら

シセル(人間):脚本上シセルの正体は黒猫だが、人間の俳優ヨミエルが一人二役を演じる。シセル役の時は声優がセリフを吹き込んでいる。この声優は猫の時と同一人物。アヤツルパートは機械仕掛けで、監督の合図でモノを動かしている。
ヨミエル:一人二役で主人公と悪役を演じ分けた名優。赤いスーツは衣装で、奇抜な髪型は役作り。私生活では長い金髪を後ろにまとめており、無難な色のスーツを着ている。生まれつき瞳の色が薄く、日常的な光・照明がまぶしいので、目を保護するために私生活でも常にサングラスを着用している。本当に凄腕のシステムエンジニアで、あらゆるバグを瞬時に直す腕を持つ。本作の電子的な作業をかなり手伝っていたので、撮影スケジュールは滞りなく進行した。俳優に飽きたら専業のシステムエンジニアになるつもり。
リンネ:本作でデビューした赤毛の若手女優。普段の髪型はポニーテール。恋愛・食事の両面で肉食系。ローストチキンに限らず肉料理全般が大好き。実は人外キャラも大好きなので青い人々に興味津々。人外好きが高じて、喫煙室で見たジーゴの赤い目と尖った歯に一目惚れし、熱烈にアタックしてジーゴとの交際にこぎつける。空気を読むのが極端に下手。やたらフレンドリーな態度なのに友達ができないまま大人になった。本作に出演したことで仲良くなったメメリは、彼女の人生において初めての人間の友達である。刑事に憧れていたがスプラッタ・ホラーが苦手だったので、女優として刑事役を演じることを目指した。
ジーゴ:祖国で軍の昇進試験に落ちて軍を辞め、老俳優のボディガードになった元軍人。昇進試験に落ちた理由は「同族を撃ち殺すことを拒否したから」という仲間想いの男だが、残念ながら本当に近眼。実はテンゴの兄だが、テンゴとは別の所で育った。後にシスの養子となり、一家の長男になる。普段は近接戦闘を担当しているが、本気になるとテンゴからメガネとライフルを回収して狙撃を担当する。コミカルな悪役として出演することを渋っていたが、帽子で顔を隠せることに気づき、出演を承諾した。喫煙室で帽子をとってタバコを吸っていたところ、赤い目と尖った歯をリンネに見られ、人外好きのリンネから交際を申し込まれた。最初は断るつもりだったが、リンネの熱心さに感銘を受けたシスの命令でやむなく交際することになる。
テンゴ:祖国で軍の昇進試験に落ちて軍を辞め、老俳優のボディガードになった元軍人。昇進試験に落ちた理由は「肌が青くない人間を撃ち殺すことに抵抗がなさすぎたから」という冷酷な男だが、実はジーゴの弟。後にシスの養子となり、一家の次男になる。兄と同様に尖った歯と赤い瞳を持つ。普段はジーゴのメガネをかけて狙撃を担当しているが、本気になるとメガネをはずし、ジーゴからナイフを回収して近接戦闘を担当する。メガネで目元を隠せば顔はばれないと考え出演を承諾した。内心では肌が青くない人間を見下しており、ジーゴとリンネが交際していることをよく思っていない。
シス:灰色の濃い眉毛・赤い瞳・尖った歯を持つ小柄な老人。危険物を所持している容疑で警察にマークされている。本当に果物が好き。母国ではかなり有名な俳優なので、配役は悪役のボスで即決。身長は低いが職歴は長く、名実ともにビッグ。多数の外国産映画に出演して祖国の外貨獲得に貢献し、俳優として表彰されたことがある。身長の高さと知名度は反比例すると考えており、カバネラには「そんなにノッポだと有名になれんよ」と言っている。経済的な重要人物であるため、よく軍用の試作機が護衛を兼ねて貸し出されている。ダンディーの実父で、妻亡き後、男手ひとつでダンディーを育てた。後にジーゴとテンゴを養子に迎えて二人をダンディーの「兄」とし、ビューティーと結婚して彼女をダンディー「母」とした。
参謀:老俳優の護衛として同行しているため、離れないために出演を承諾。実は軍用人型ロボット。作中では「よくできたリモコン」だが、現実には腕に火器・足に飛行用ジェット・口に超音波発生装置・目にレーザーを内蔵している。胴体は空洞で、身長160cm以内の人間を隠すことができる。今回は実地テストとして老俳優に同行した。船便で貨物として入国。貨物としての品名は「精密機器」である。当初はシスを本物の司令官だと思っていたが、後に「司令官」という肩書き自体が架空のものであり、シスは軍人ではないことを知る。しかし、それ以後もシスに従うことを選ぶ。今では軍の制御下を離れ、外部からの操作を一切受け付けない。
カバネラ:実は本物の警部であり、潜入捜査員。シスが持つ危険物を回収するのが任務だが、ノリノリで警部役を演じている。現場に赴く際には返り血が目立たない黒いコートと、それに合わせた白いワイシャツを着用している。銀のネックレス、赤いマフラー、赤い折り畳みイスは本人の私物で、よく現場に持ち込んでいる。イスを持ち歩いているのは足が悪いからだと思われがちだが、まったく健康。脚力には自信があり走るのが早い。作中では手でドアを開けて優雅に踊り込んでいるが、実際には自慢の長足から繰り出される強力なキックでドアを蹴破って現場に突入することが多い。担当する案件では常に最善の結果を出すため、捜査中に多少の犠牲を出すことは黙認されている。目的のためには手段を選ばない冷酷さを持つ男だが、意外と映画界になじんでいる。今ではジョードの良き友。

マッコー:緑色のスーツは衣装で、メガネは私物。普段はライトグレーのスーツを愛用している。本物の刑事でカバネラ警部の部下。潜入捜査員の一人として出演することになった。刑事役にキャスティングされて安心したものの、作中でも現実でも上下関係が変わらないので少し残念にも思っている。どうせ出演するなら自分の日常から離れた役のほうがよかった。若いメメリや超人的なカバネラほどの体力はないので、ハードな撮影スケジュールで疲労がたまっている。
メメリ:成人しているキャストの中では最年少。かなり運動神経がよく、少し練習しただけで、子供の時以来はいていなかったローラースケートで滑れるようになった。潜入捜査員の一人で本当にカバネラ警部の部下だが、撮影期間中はスタジオの雑用をしていた。女優志望ではなかったが、コミカルな言動と派手な髪色が監督の目にとまり、ウェイトレス役に抜擢されたので出演することになった。学生時代はウェイトレスのアルバイトをしていたので、ウェイトレス役は適役だと思っている。リンネの友達第二号で、たまに二人で肉料理の食べ歩きをしている。本当にバーテンダー役が好きだが、まだ告白していない。
バーテンダー:監督が通っているバーの、現役バーテンダー。監督がオファーをかけたところ、バーの営業時間外にだけ撮影するという条件で出演を承諾してくれた。青い髪は地毛だが、逆台形の部分は作り物。実務でグラスを割ることはない。カクテルづくりが抜群に旨く、飲める度数と好きなテイスト・今の気分を伝えると、ぴったりのものを作ってくれる。彼がつくるカクテルは出演者一同から大好評で、老俳優シスまでうならせた。メメリの好意にはまったく気づいていない。
ジョード:中堅俳優。有名ではないが職歴は長く、安定した演技ができるベテランが求められる作品に多く出演している。場数を踏んでいるが、永遠の名脇役タイプ。主演男優になることには興味がない。本作の現場で出会ったカバネラとは趣味が合わないのだが、なぜか気が合う。神経が図太い人物を演じることが多いが、素は心配性。カバネラは本物の警部だと知ってからは、彼がいつか暗殺されるのではないかと密かに心配しているが、根は楽観的なので物事は結果的に良い方向に転ぶと信じている。
管理人の老人役:実は本作の監督。自分で書いた脚本で映画を撮る。アクションよりも、シナリオとキャラクターで魅せる脚本を書くことで有名。今回は警察から圧力をかけられ、カバネラとマッコーを出演させることになった。このせいで気心の知れたベテラン俳優を使えなくなったが、カバネラのおかげで「警部」のイメージが固まったので感謝している。たまに自分の監督作に出演しており、監督の姿を探すのがファンの楽しみ。今回は意外と重要な人物を演じているが、キャラクターとしての言動は、かなり本人の素に近い。
ダンディー:シスの実子。外見は母に、身長は父に似ている。護衛の一人なので、父から離れないために出演を希望…という体で、念願のスクリーンデビューを叶えた。老俳優の父からは「どうせワシの低い身長を継ぐのなら、ワシの慎重な性格も継いでほしかったワ」と言われている。素で勘違いが多くておっちょこちょい。護衛たちからは「坊ちゃん」と呼ばれている。なぜか、さわった銃をことごとく暴発させるという危険な体質。銃火器にふれることは厳禁されているため、護身用に持ち歩いているのは刃物のみ。実はナイフ投げその他、投擲が得意。本名は「ラディーゾ」だが、本作に出演後は身内からも「ダンディー」と呼ばれるようになり、本名を名乗らなくなった。
ビューティー:老俳優の美人秘書。やはり護衛の一人なので、シスから離れないために出演を承諾した。美しくないものは大嫌いなので、自分が「醜い」と断じたものには容赦がない。本名は「ヘルガード」だが、本作に出演後は身内からも「ビューティー」と呼ばれるようになる。協調性に欠ける我の強い性格のため、外交官候補からはずされてシス直属の護衛になった。作中の奇抜な髪型は役作りで、私生活の髪型は高めのポニーテール。私服は歩きやすいパンツスーツと中ヒールの靴。作中のメイクはシンプルだが、私生活では派手なアイシャドウを愛用している。作中の乗馬用ムチは私物。本当に霊感が強く、ヨノア号のセット内でよく幽霊を目撃しているがまったく動じていない。私生活でもよくダンディーに口説かれていたが、枯れ専なので眼中になかった。後に老俳優と結婚してダンディーの義母となり世話をやいている。
シセル(黒猫):子猫と成猫の2匹で1役。ヨミエルの友達になったのは成猫。どちらも動物プロダクション所属だが、成猫はよく勝手に散歩している。子猫の性別はオス、成猫の性別はメス。どちらも瞳は金色。成猫はヨミエルから友情の証にもらった赤いスカーフと「シセル」という名前を大切にしている。撮影が終わった後、妊娠を機に引退してヨミエルに引き取られた。ヨミエルの家で出産に挑み、無事に4匹の子猫を産む。生まれた子猫たちはそれぞれ、4人の共演者たち(リンネ、シス、カバネラ、ジョード)に引き取られた。
犬のミサイル:リンネの飼い犬で、リンネの友達第一号。犬種はポメラニアン。性別はオス。作中と同様に、吠えるのが趣味。セリフは声優が吹き込んでいる。今ではリンネ家でシセルが産んだ子猫と暮らしている。
クネリ:実は電気スタンド型ロボット。作中のカラーは赤だが、グッズのミニチュアのカラバリは豊富。振動・音声・人影に反応して点灯し、クネクネする。セリフは声優が吹き込んでいるはずだが、時々、脚本にないセリフが録音されていることがある。AIは搭載していないが、近々、自ら話し始めるのではないかと噂されている。
監察医役:役者ではなく本物の医師。本国では「ポーカーフェイス」の異名を持つ名医であったが、一線を退いて老俳優チーム専属の医者になった。毎度、撮影に同行している。実は弾丸の摘出手術が好き。この医者は傷を縫うのが上手く、彼が縫った傷は痕が残らない。今の呼び名は「青ヒゲ先生」。医者であることと感情の起伏が少ない性格が相まって、血まみれのケガ人や死体を見てもまったく動じない。いかなる状況でも淡々と診察し処置する、優秀で頼れる医師。セットが崩落して負傷者が出た際は迅速に処置したので、スタッフ一同からとても感謝された。
コック:本当にチキンが大好きなコック。独特の形の鼻は撮影用の付け鼻。チキンに限らず肉料理全般が得意な凄腕コックだが、コックとしての待遇よりも店が提供しているメニューの内容で勤め先を選んで渡り歩いていた。ある日、理想の職場であるチキン専門店に出会い、今では腰を落ち着けている。バーテンダーと同様にオファーを受け、勤務の合間に撮影に参加。本当に歌が上手く近所の歌唱サークルのメンバーで、休日は仲間と合唱している。

ボーズ:初老だが意外と運動神経が良く、何気なく体力があり、隠れ筋肉質。人当りの良い穏やかな性格のスタッフ。定年退職後、趣味を兼ねて映画の裏方スタッフに応募したら採用された。掃除や食事の手配などをする雑用係だったが「先輩係官」の役者を探していた監督の目にとまり、出演が決まった。作中の「テンテコの舞」は架空の舞だが「困り果てた時にはこれを踊るべし」と一族に伝わっている踊りは実在する。舞踏家一族の出身だが、ダンスとは無縁の職に就いていた。それなのにカメラの前で踊ることになり恥ずかしかったものの、しだいに慣れてキレの良い動きで踊れるようになった。

ダビラ:ナチュラリストの大学生。自然派志向が行き過ぎて、靴は革靴か草鞋しか履かない。よく街頭で「自然を守れ! 地球の意志を知れ!」と叫びながらビラ配りをしている。その変人ぶりが監督の目にとまってオファーを受け「自分の主張を知ってもらえる好機」と考え、出演を快諾。最初は役が決まっていなかったものの「彼の言動をそのまま役にすればいい」と思いついた監督が、脚本に彼を書き加え、あの役ができた。舞台は冬という設定なのに裸足なのは、彼なりの役作り。

 

キャラクターの設定は以上。こういうのは脇役までしっかり考えたほうが楽しい。それでは次。ロケ地と背景セットについて。

 

映画『ゴーストトリック』ロケ地と背景セット

ゴミ捨て場:埋立地の一角に2階建てのセットを組んで撮影。今では完全に埋め立てられて工業団地になっている。撮影中、このセットに電気スタンドの「クネリ」を置くとなぜかライトを点滅させた。この点滅はあの世からの信号ではないかという説もあるが、誰も検証していない。

シタール公園:ロケ地になった公園の名はアスミル公園。マスコットのミノくんは『ゴーストトリック』オリジナルキャラなので実在しないが、大噴水・遊具・トイレは本当にある。
キッチンチキン:実在しないレストランだが、モデルになったチキン専門店がアスミル公園の近くにある。モデルになった店には2階もバーカウンターもないが、歌うコックは本当に勤務している。監督はこの店にロケを申し込んだが、店内で人が死ぬストーリーのため、宣伝は宣伝でもネガキャンになるとして断られた。断られていなければこの店でロケが行われて有名になったかもしれない。しかし、いかに有名になろうとも、この店がチキン以外の肉を扱うことはありえない。なぜなら、この店のスタッフは全員が筋金入りのチキン派だから。
潜水艦ヨノア号:模型とセットによる演出で巨大な軍艦を表現している。撮影中にセットで何度か不自然な誤作動が起きており、本当に幽霊が出るとの噂がある。

 

二次創作の設定は以上ですが、この記事、ここまでで6000字以上あるな!?  新年早々になんてもん投稿してるんだ…今年もこの調子でがんばろう。

 

以上、『ゴーストトリック』の二次創作でした。楽屋パロディを考えるの楽しい。

 

追記:新年早々にミスって新記事を公開してしまったので、次回更新は5日です。セール期限を考えたら結果オーライ。