ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。※当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

【ディズニー】『夢みるお城とインテリア』買ってみた。大判型で華やか!

ディズニーファンの方。特にプリンセスファンの方。『ディズニープリンセス  夢みるお城とインテリア』という本はご存じでしょうか(⇩)

www.genkosha.co.jp

フルカラー印刷かつ大判の絵本なので1冊2640円するのですが、それがお安く感じるほどのハイクオリティ。しかし残念なことに2022年に初版が出たきりのようで、2025年にAmazonで注文したら初版が届きました。本好きとしてはうれしいのですが、こんなにすばらしい本が増刷されていないのがもったいない。3000円以下でこんな高品質な本が手に入るなんてコスパ良すぎるのになんで?  もしかして、高品質すぎて刷れば刷るほど赤字になるとか!?  そんなまさか。ハードカバーとはいえスピンはついてないし本文は61ページしかないのに…それでも増刷されていないなんて悲しい。もしかしたらこのお値段は企業努力しすぎてギリギリなのかもしれません。だとしたらこの安さに心から感謝しなければ…おっと。気がついたら値段と装丁の話しかしていませんね。いいかげんで内容に関してもお伝えしましょう。内容はタイトル通り、ディズニーアニメのなかでプリンセス系の作品に登場するお城・宮殿について描かれた絵本です。お城の間取り図はありませんが断面図は見られます。アニメをつくるにあたっては「どんな部屋を登場させるか」だけではなく「この部屋はどの位置にあるのか」まで考えられていることに感動しました。キャラクターはほとんど描かれておらず、純粋に背景美術として、お城の内装や家具を眺めることができます。アニメは形・色・音・動きのある総合芸術ですが、キャラクターだけでは完結しない。背景もバッチバチに描き込んでおかなければスクリーンでの鑑賞に堪えません。それなのにお子さまの心に残るのはキャラクターばかり。せっかくの背景美術にスポットライトが当たるのは稀なので貴重な本だと思います。収録されているお城は全部で9城。内容は「アリエルの宮殿」「オーロラのお城」「ベルのお城」「シンデレラの宮殿」「ジャスミンの宮殿」「メリダのお城」「ムーラン:皇宮」「ラプンツェルのお城」「白雪姫のお城」となっています。残念ながらお城の名前(現実でいえばノイシュヴァンシュタイン城とか)は書かれていないのでわかりません。もしかしたら、はじめからお城の名前はつけられていないのかもしれませんが。それぞれの王国に名前をつけるのなら、お城にも名づけてほしかったですね。そのほうがより深みが出てよかったのでは。作中世界の人々は○○王国の△△城とか呼んでいるはずですし。私は、できる限り観客にもキャラクターと同じ知識を与えてほしい派です。キャラクターと共通の知識が多ければ多いほど2次創作も書きやすくて盛り上がりますし。現に私は2次創作の資料として買いましたし。もうひとつ残念な部分は「登場人物」のページには城の住人しか書かれていないこと。エビルクイーンやジャファー様のように城の住人ならヴィランズでも登場人物ページに書かれていますが、お城の住人でなければヴィランに関する記述はありません。どうやらこの「登場人物」というのは、あくまでもこの絵本の登場人物であるらしく、アニメのキャラクターを網羅しているわけではないようです。この点はちょっと残念でした。この絵本の主な購買層として想定されているのはプリンセスのファンであってヴィランズファンではないようです。しかし、私はあえて言いたい。エビルクイーンとジャファー様のファンならば、この絵本を買っても損はしないと!

 

以上、大型絵本『ディズニープリンセス  夢みるお城とインテリア』買ってみた件でした。ディズニー関連書には、たまに大人向けの本がある。

Amazonへのリンクはこちら(⇩)

https://amzn.to/43H81Qm

Amazon在庫は2025/6現在で残り7冊なのでご注文はお早めに!