今回の記事はタイトルそのまんまの内容でお送りいたしますが、記事のタイトルはできるだけ短くしているので、もう少し詳しくいうと「安価な物を買う場合は専門家に相談できないことが多いので消費者はしかたなく素人のレビューを探して読むことになるのではないか」という仮説です。まあ改めて考えてみればあたりまえの話ですが、そうはいっても私は自分のブログが読まれている理由がわからなかったのです。PV数は最盛期*1よりも落ち込んできたとはいえ一日100PV前後はあります。自慢できるような数字でないことは承知していますが、誰かが常に私の記事を必要としているんだと思えました。この数字がゼロにならない限り、私のブログは誰かの役に立っている。そう思うと少しは社会貢献している気分になれます。なので、ブログを書くのは精神安定に良い。我ながらブロガーむきの性格だ…というのは置いておいて。改めて考えると不思議なんですよね。匿名の素人ブログ記事に需要があることが。あまりにも不思議だったので、自分のブログではどんな記事が読まれているのかランキングをつくってみた結果こんな感じになりました(⇩)
⇧の記事には5位までしかのせていません。トップ10を書けるほどの偏りはないかと。しかしまあしいて6位と7位をあげるとするならば
6位:2022/11/12「私はミルクフランスの食べ比べがしたいんだ!」
7位:2024/9/1「『クラウド・ガーデン』進めてます。」
といったところ。1位~7位のなかで、根本的な共通事項は何か。それはずばり「安価であること」なのです。ゲームソフトはパッケージ版で買っても数千円です。配信で買えばさらに安いので一万円を超えることはないでしょう。漫画は冊数が多いと積もり積もって数十万円になることもあるようですが(たとえば約65万円の『石ノ森章太郎萬画大全集』とか)ほんの数冊で完結していれば大人買いしても数千円で済みます。イオンで買える靴下やコンビニの菓子パンが安価なのは言うまでもありません。100均ショップの商品に至っては、食品以外はおおむね110円です。どれもハズレをひいたところで被害金額は大したことがないので、わざわざお店やメーカーにクレームをいれる人はめったにいないでしょう。となると、お店からすればわざわざ専門家を育てて店頭で接客させなくてよい、ということになります。したがって消費者は、買いたい物が安価であればあるほど専門家に相談できないのです。しかし、どんなに安価であろうとお金はお金です。一生懸命に稼いだお金をドブに捨てたい人はいない。誰だって自分に最適の品を選びたい。それなのに店員さんには相談できない。かくして消費者はコンビニのなかで菓子パンを前に立ち尽くし、藁にもすがる思いでインターネットの海に漕ぎ出すのです。やっと自分のブログが読まれている理由が腑に落ちました。私の記事は寄る辺ない消費者にすがられた藁なのだと。すがられているのならしかたない。目の前にある物が安すぎてろくに情報がなくて困っている哀れな消費者のためにも、このブログを書き続けてあげましょう。
以上「安物だと専門家に相談できないから素人レビューを読む説」でした。今日もLIPSでプチプラリップのレビューを探そっと。
*1:といっても一日300PV前後。最高月間PVは7000ぐらいが当ブログの最盛期でした。