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【ネタバレ注意】『猫と紳士のティールーム』5巻を読んで思い直した。

みなさん、漫画は読まれますか。私はあまり読みませんが友達にすすめられて読み始めたものがあります。タイトルは『猫と紳士のティールーム』で最新刊は5巻(⇩)

comic-zenon.com

未読の方のためにざっとこの漫画を解説すると、人見知り美中年の瀧さんが大きな猫のキームンくんとともに紅茶専門の喫茶店を営業し、お客さんに合わせた紅茶とお菓子を提供する…というお話です。5巻の内容がとても好みだったので、手放すのはやめようと思いました。実を言うとまた本棚を整理する必要があるのです。5巻は予約してあったので、5巻の内容を確かめてから『猫と紳士のティールーム』をまとめて処分するかどうか決めようと思っていました。結果は「やっぱり手元に置いておこう」でした。主人公である瀧さんのルーツが少しわかったのもよかったですし、ついに茶器の話をしてくださったのも嬉しい。作者であるモリコロス先生の代弁者と思われる小説家「蔓実大房」さんが再登場してくれたのはほほえましかった。自分の新刊が出たのに書店に並んでないなんて悲しいですよね。これがマイナー作家の悲哀…まあ商業作家の時点で贅沢な悩みのような気もしますが、商業作家になったらそれはそれでまた悲しみがあるんですね。作中の「食べ物がおいしそう」「お話がわかりやすくて好き」という感想は実際に「猫と紳士のティールーム」に寄せられた感想かもしれません。そう思うとほほえましい。大房さんの言動は「読者からのコメントうれしいよ」というモリコロス先生からのアンサーなのかも。このほほえましい第21話の直後、第22話では一転してシリアスな話になるギャップもよかった。瀧さんはお菓子作りがうまいようですし、厚焼き玉子のサンドイッチもおいしそうですが、粗暴な人間の心をこじ開けたり癒してしまうほどの力はない。さすがにそこまでいくと料理人じゃなくて魔法使いになってしまいますからね。ジャンルがグルメ⇨ファンタジーになってしまうので踏みとどまられたのだと思います。ニセ警官くんの心を救ったのは紅茶ではなく猫だったというのは納得。おいしい食べ物は一時的な救いにはなるのですが、心の支えにはなりえない。人の支えになりうるのはやはり、心ある相手でしょう。何より、このニセ警官くんはキームンくんをいじめたくなかったのだと思います。この子に手をあげるぐらいなら相棒を裏切ってでも自首するという決意がすばらしい。猫は人を改心させる力を持つことが証明されましたね(フィクションだけど)!  実を言うとこの話を読むまで瀧さんの腕には主人公補正がかかっていて、瀧さんは万能な人扱いなんだろうと思っていたのですが。瀧さん万能説が否定されてよかったです。あと、作中の世界ではちゃんと保健所の許可をもらっていることもわかってよかった。実はずっと気になってたんですよね。「キームンくんがうろつく空間でフタのないドリンクと食べ物を提供していいのか?」と。現実では許可がおりなさそうな営業形態ですが作中世界では合法なんですね。モリコロス先生、設定を明かしてくださってありがとうございます。これで安心して読み続けられます。まだまだ連載は続けられるそうなので、次の巻も楽しみにお待ちしております。

 

以上、『猫と紳士のティールーム』5巻がめちゃ好みだったので取っておこうと思った件をお送りいたしました。Amazonへのリンクはこちら(⇩)

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ついでの記事リンク(⇩)1~4巻の感想です

mee6.hatenablog.jp