ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

性格に難はあったが面白い父だった。

今週のお題「お父さん」

 

実を言うと当ブログ「ロマンというほどでもない」では、たまに父のことを書いている。例えば「ゲームの思い出」で父が買ったどうぶつの森+をプレイしていた話(⬇︎)

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弟が生まれた日にヘマをした私を叱っていたり、高価な猫を買ってくれたり(⬇︎)

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誕生日はクリスマスイブだけどお祝いが後回しにされてたり(⬇︎) 

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ついでに言うと父方の祖母は元看護師である(⬇︎)

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ではなぜ父ばかり話題になるのか。家族では私の次に面白い人だったからだろう。ブログでの登場頻度はそのまま人物の面白さにつながっている。今のところ当ブログの登場数ランキングは以下

1位、父(4回)

2位、弟・亡き愛猫(それぞれ2回)

3位、祖母・母(それぞれ1回)

となっている。こうして見ると明かに父の話題が多い。

思えば面白い人だった。小学生の頃はつまらないことで殴られていたので恐かったが。今考えると児童虐待のような気がするが当時の私はそんな概念を知らなかったし、機嫌のいい時は気前よく何でも買ってくれるので+−0だと思っていた。週末になると車で遠くの公園に連れて行ってくれたので生きた白鳥を見たり鯉に餌をやったりできて動物好きの私は楽しかった。大阪育ちの子には鉄板のレジャー施設である海遊館はもちろんのこと、沖縄旅行にも連れてってくれたので野生の熱帯魚を見て星の砂浜を歩けたし、やたら綺麗な野生の蝶も見たし、シークァーサーとかいう果物のジュースも飲んだ。バナナボート体験は恐かったが。父は新しいものが好きだったのでUSJができてすぐに連れて行かれた思い出もある。大きな音や揺れや眩しい光が怖い私は当時あまり楽しめなかったが、連れてってくれたこと自体はうれしかった気がする。ウチでは父が一家の大黒柱だったし長距離運転できるのも父だけだったので、幼少期の良き思い出にはだいたい父が登場するのである。猫を飼う条件だったコマなし自転車だって父が買ってくれたものだ。父は本人が電子ゲーム好きだったので家庭用ゲーム機とソフトは頼まなくても買ってくれた。ガチでインドア派だった子供の私としては旅行よりもゲームのほうがうれしかった。ゲームよりもうれしかったプレゼントは言うまでもなく猫だが。

ご近所でも思い出はある。山でシマヘビを捕まえて飼っていたこともあるし、池でザリガニを釣ったりウシガエルを捕まえたりしていた。田舎出身の母+動物好きの父のおかげで私と弟も動物好きである。ウシガエルの移動は違法であることを知ったのは「エル君」と名付けたウシガエルを元いた池に返した後だったが。この件は今思い出しても冷や汗が出る。

ここまで書いて気がついたのは、父は、自分が楽しいと思うことに家族を付き合わせていたこと。公園以外はだいたい父自身が楽しんでいたことだった。親が何かを楽しそうにしていたら子供が興味を持つのは当然であろう。自分が楽しいことに他人を巻き込めばみんな楽しい(はず)。一見するといいことだが「家族サービス」という概念がほとんどない、少し幼稚な性格の父親とも言える。当時の私や弟はもちろんのこと、母ですらもこの点には気づいていなかったが。しかしまあ良き思い出のほうが多いので多少のことは水に流してあげようと思う。今では離れて暮らしていることだし。性格に難はあるが面白い父だった。

以上。お題「お父さん」にお応えしました。