ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

『映像研には手を出すな!』が好きになった。金森氏が最高。

お題「大人になってから好きになった漫画orアニメ」

 

大人になって初のNHKアニメは『映像研には手を出すな!』(再放送)でした。私は「変人が変人のまま楽しそうに生きている様子」を眺めるのが好きなので『映像研には手を出すな!』にはハマリました。ご存じない方むけにあらすじを書くと、性格に難がある女子高生が集まって同好会を立ち上げ、アニメづくりに邁進するという作品です。原作がマンガなのは知っていましたが、まずはアニメが終わってから原作マンガを読もうと決意。もし途中でアニメの視聴をやめたら、原作マンガは読まないつもりでした。しかし、これがまあ面白かった。特に金森さん(主人公である浅草氏の盾になり、外交および金銭・スケジュール管理を担当する長身の眼鏡美人)が好きになった私は、原作版の金森さんも見たくなり、ついに5巻まとめ買い。あくまでもAmazonのまとめ買いキャンペーンのためでしたが、5巻まで読んでも面白かったので続きも購入。7巻まで買い、8巻の発売を楽しみに待ちました。そして発売された8巻。今までとはストーリーの流れが大きくちがっていたので、ついに単独記事に(⇩)

mee6.hatenablog.jp

今は9巻の発売が楽しみです。芝浜高校を舞台にしたアニメが完成したら、マンガ『映像研には手を出すな!』も終わりそうですね。さみしいですが、終わりが見えてきたのは良いことだと思います。完結まであと少し。大童先生、がんばってください!…あ、ダメだ。ここで終わっちゃダメだ。私の情熱が全然伝わらないじゃん。なんでこの記事はこんなに短いのか。それはね、過去記事で語り尽くして、すでに情熱を吐き出した後だからだよ。みんな、よかったら過去記事を読んでね。気がついたら6記事もあるけど。金森さん推しの記事は珍しく2000文字超えの大作(当社比)だよ。よろしくね。

 

以上、『映像研には手を出すな!』で金森さん推しになった件をお送りいたしました。以下はリンク集です(⇩)

mee6.hatenablog.jp

mee6.hatenablog.jp

mee6.hatenablog.jp

mee6.hatenablog.jp

mee6.hatenablog.jp

【リップモンスター】限定色「107 紅折り紙の願い」買えたのでレビュー!

リップモンスター限定色「107 紅折り紙の願い」が買えたのでレビューします! いやあありがたい。リップモンスターはいつも同じウェルシアで買っています。今回も同じ店舗で買えました(⇩)

実はセキュリティシールが貼られているパッケージ

この向きで撮影するとわかりませんが、今回は底面にウェルシアの防犯シールが貼りつけられていました。パッケージの外観を損ねない位置を考えてくれたようです。キャラクターが描かれた面に貼られたら、せっかくのこったデザインが台無しになりますからね。今回の担当者さんが美意識の高い方でよかった。それではレビューに移ります(⇩)

ボルドー系に見えるけど。

リップモンスター 107 紅折り紙の願い:色紙と唇では大きく印象が異なる色。色紙の上では少し暗めでローズに見えたが、いざ唇に塗ってみると青みが強くて明るいピンク色。どぎついダークピンクのTシャツに合わせても負けないほど青みが強いが、これは私の唇が青みかかっているせいかもしれない。リップカラーシールド05は青みが強い服に合わせると青みが目立たず、ただの赤いリップに見えてしまったので、リップモンスター107のほうが青みが強いと思われる。私からすると普段使いできるかギリギリの色だが、全体的にブルベの人なら問題なく使えるのかもしれない。私は唇が冬なので口紅ではダークカラーと青みが得意ではあるが、合わせる服は考えたほうがよさそう。どちらかというとお出かけメイクむきだが「EX-2 501年熟成ワイン煮」に比べれば気軽に使える。乾いた唇に直塗りできるのも良いところ。少しぐらい皮むけしていてもあまり目立たない。ただし、ブラウン系よりもテカリが目立つので塗りすぎには注意。発色を調節しようとして何往復もしているとテカテカになりそう。私の場合は往復すらせず、左右一回ずつの塗布で十分だった。

 

レビューはこんなところ。何本かリップモンスターの限定色を買って学習したことは、ドラッグストアのウェルシアは意外と流行り物に強いということ。今回の限定色は9/19以降、入荷しだい発売とはいえ、わずか4日後に買えるとは仕事が早い。まるで都会のお店みたいじゃないか。さてはあの店、店長さんが凄腕なんだな。流行り物を即座に仕入れてくれる敏腕店長さんと、防犯対策してくれる店員さんたちに、心からの感謝を。おかげで今回も無事にほしい色が買えました。次回も楽しみ!

 

以上、リップモンスター 限定色「107 紅折り紙の願い」買えたのでレビューしました。

ジッパーチャームから逆算してバッグを選ぼう。

この際だから、ジッパーチャームから逆算してバッグを選ぼうと決意したしだいです。といっても突然でわけがわからないと思いますので説明いたしますと、まず、UNIQLOがすごく安いショルダーバッグを発売してくださったんですよね。例の、ラウンドショルダーバッグというやつです(⇩)

www.uniqlo.com

で、これのカラバリがけっこうあるんですね。第一弾では迷わず緑を選んだんですが、第二弾ではどれを買えばいいのか。今使っている緑色はあくまでも初夏用なので、秋冬用のダークカラーか、あるいはコーデュロイのものがほしいのですが。ラウンドショルダーバッグのバリエーションから選ぶにしても、どれを選べばいいのやら。1500円の商品だけでも、現在はナイロン7色+コーデュロイ3色=合計10色も選択肢があります。秋冬用にひとつだけ買うとなれば、何か基準を設けて絞り込まなければなりません。では何を基準にするか。推し色関連ならば、推しの髪色に似たカーキか、推しの衣装に似た紫か。これで絞り込めたとも言えますが、今度はジッパーチャームが問題になります。私が持っているラウンドバッグはジッパーに持ち手が付けられているのですが、これがショルダーベルトと同じ素材でして、感触がツルツルなんです。おかげで触り心地は良いのですが、滑るのでつかみにくい。おまけに見えにくいのです。本体と持ち手の色がよく似ているので、よく見ないとファスナーの持ち手がどこにあるのかわかりません。このラウンドバッグは全体が1色でまとまっているのが長所ですが、まとまりがありすぎて視認性は低いのが短所です。正直ちょっと使いにくい。オシャレを突き詰めると実用性は下がるのがファッションの宿命なんでしょうが、こんな身近なアイテムで実感するとは思いませんでした。私はこの問題をジッパーチャームで解決。緑っぽいポケモンのラバーストラップをつけて持ち手を拡張しています。これで視認性とつかみやすさが大幅にアップ!(⇩)

mee6.hatenablog.jp

第二弾もジッパーの持ち手がショルダーベルトと同じ素材ならば、やはり使いにくいことが予想されます。そこでコレクションの出番! 今まで使い道も考えずに買ったキャラグッズのアクキーやラバストを使うチャンス! キャラグッズじゃなくても、余っているキーホルダーなら何でもOK。とにかく何か手持ちのアイテムをジッパーチャームにしてしまえばいい。ジッパーチャームとバッグの組み合わせをシミュレーションしてから買いに行けばいいのです。これは名案!我ながら天才的な思いつきなので手持ちのアイテムを確認したところ、レザーストラップの存在を思い出しました。これに合わせて黒を買うという手もある。昔、まだ私がUSJの年パスを持っていた頃。年パス割引がきくからと「レザートリーティ」の屋台でレザーストラップをつくったことがあります。ハロウィン限定チャームもある時期だったので友達と来た記念につくったのですが使い道もなく死蔵されていました。ストラップなので細長いし、これならジッパチャームにちょうどいいのでは。そもそもケータイのストラップって、鞄からケータイを取り出すための持ち手だったじゃないか。つまり、この機にストラップ類を活用すればいいんだ!そうと決まれば。私が買うのはコーデュロイの黒かな…あ、そうだ。これは蛇足なんだけど、新しいバッグ買わなくてもストラップをジッパーチャームにできるからね。要するにカジュアルバッグなら何でもいいんだから。アクキーやラバストの使い道に困ってるなら、とりあえず手持ちのカジュアルバッグにつけてみ? ジッパーチャームにしておけばキャラグッズでもオタク臭はしないかも。「必要だからつけているのですが何か?」という態度で堂々としていればOKです。

 

以上、ジッパーチャームから逆算してバッグを選ぼうと決意した件をお送りいたしました。

ずっとユニクロのような気がする。

お題「一番好きなファッションブランドは?」

 

メジャーかつ庶民的なブランドで申し訳ないんですが、一番好きなのは結局のところユニクロのような気がします。ユニクロ×マルニのコラボ商品を買うまでは「他のブランドではめったに服を買わない」だけでした。しかし、ファッションスナップというサイトでユニクロがマルニとコラボするという記事を読み、目当てのアイテムを発売日に買ってからは「ユニクロが好き」になりました(⇩)

mee6.hatenablog.jp

安くても余分な装飾がついた服はいらないので「安くて無地でシンプルなデザインの服」が買えるユニクロを選んでいましたが、これは消去法。庶民派ショッピングモールで自分がほしい服を買おうとすると、ユニクロぐらいしか選択肢がありませんでした。なのでユニクロ好きとかユニクロファンは名乗っていなかったのですが。これからは「ユニクロ好き」ぐらいは名乗ってもいいかもしれません。たまにショッピングモールへ行く時は、前日にユニクロの公式サイトを見て、値下げ品や新作が出ていないか確認するようになりました。以前はセール情報を見て必要な物を補充したり入れ替えたりするだけでしたが、コラボ商品を買ってからは新作が楽しみになったのです。新作が楽しみ=好きなコンテンツでしょう。最近は単品使い不可のメッシュハイネックTシャツを買ってしまったし(⇩)

mee6.hatenablog.jp

非実用的な物でも買ってしまうのがファン心理ならば、私はついにユニクロのファンになったと言えるのでは。そうだ。これからは堂々と「ユニクロが好き」って言おう。実際は他のブランドを全然知らないだけだけど、それでも言おう。ユニクロが好きだって。メタルラックのような無骨な什器。商品ごとに完璧に色分けされた陳列。ユニクロの店頭は一般的なブティックに比べると、まるでバックヤードように不愛想な売り場です。おまけに棚の背が高くて通路の見通しが悪いので、初めてユニクロの実店舗に来た人はアパレルショップではなく迷路に迷い込んだ気分になるかもしれません。私はユニクロに行くのは慣れていますが、不慣れな店舗では目当ての商品を探すのも一苦労です。でも、そこが良い。公式サイトで大まかなアタリをつけ、店頭でほしい品を探しつつ通路を回遊する。画像では魅力がわからなかった品や、そもそも存在に気づいていなかった品をみつける。これがユニクロの楽しみ方です。ついでに、ユニクロの実店舗でスムーズにお買い物する攻略法をお伝えしておきましょう。ユニクロの攻略法は「会員登録する」とか「アプリをインストールしておく」とか、そんなデジタルな手段ではありません。ほしい品がビシッと決まっている場合は、長ったらしい商品名を一言一句まちがえず正確にメモしていくことです。ユニクロの商品は似たような品名が多くて探しにくいので、公式サイトで商品名の全文をメモしておくことをおすすめします。メモが正確なら、店員さんに棚の位置をきくだけで済みます。まあ、せっかくメモしていってもほしい色が残っていない可能性もありますが。一品のなかで色の人気が偏ることが多く、ほしい色に限って売り切れていることも。それでも私はめげずに実店舗に行きます。来季も楽しみです。ユニクロさま、お次はどことコラボしてくれますか? 

 

以上、消去法じゃなくてもユニクロが好きな件をお送りいたしました。コラボ商品について、詳しくはこちらをどうぞ(⇩)

www.uniqlo.com

 

追記:この記事の公開後に読者様が増えました! 登録ありがとうございます! 基本的にユニクロで服を買うのでファッションではユニクロの話題が多いですが、雑記ブログです。ファッションは詳しくありませんが、末永くおつきあいいただければ幸いです。

マットリップもペアリングすればいいんじゃない?

読者のみなさまはすでにご存じのことと思うが、私はリキッドリップ派だ。悲しいことにプチプラのリキッドマットは飲食すると落ちやすい。落ちるというよりはげるといったほうがいいぐらい残らない。そう、リキッドマットはお直し必至なのである。しかし、私は外出先でマットリップのお直しをしたことがない。理由は簡単。家で塗ったリップを持ってきていないから。私はリキッドリップを持ち歩かない主義なのだ。友人に「リキッドリップは持ち歩かないの。バッグの中で倒れてこぼれたら困るから」と言ったらポーチをもらったことがある。残念ながらこのポーチは活躍していない。せっかくもらったポーチが汚れたら悲しいし、リップをお直しする習慣はなくなった。屋内ではまだマスクをつけているので、口紅が半端に落ちていても他人に気づかれない。だから、これでいいと思っていた。

しかし、少し欲が出てきた。10本ほどあったマットリップはかなり処分したものの、手元に残したものもある。せっかく気に入ったリップを塗って出たのに、食後にはげているのは悲しい。リキッドリップを持ち歩かずにお直しできないものか考える。といっても答えは単純で、持ち歩ける形状の口紅を採用すればいいだけの話だ。要するに、手持ちのリキッドマットとほぼ同じ色のリップスティックを探し、お直し用にすればいい。料理と酒にペアリングがあるように、リキッドマットとリップスティックもペアリングしてしまえばいいのだ。そういえば、リンメルのムックを買った時にマットリップを手に入れた。こいつの色とリキッドマットの色はどうなっているんだろう。近いだろうか。遠いだろうか。近ければ助かるのだが。この機に比べてみよう。結果(⇩)

青み組。上はローズで下はピンク。

黄み組。上はオレンジで下は赤。

黄み組は似ているように見えたので半分ずつ唇に塗って試してみたけど、明らかにちがう色だ。同じ照明の下で同じ色に見えないと意味がない。どうしよう。別々に使うか処分するか。今後はリキッドマットを買う➡ペアリングできるマットリップスティックも買う、というルールにしよう。そうすると、リキッドマットを買うとさらに1本口紅が増えることになるので、リキッドマットを買う頻度が大幅に下がるのではないか。「あとでもう1本探さないといけない」「似た色を探すの面倒くさい」「むやみに増やすのも気が引ける」などなど、様々な思考が巡り、購入に歯止めがかかるはずだ。我ながらこれはいいアイデアのような気がする。私は服でも「強制セット法」を採用しているので(⇩)

mee6.hatenablog.jp

口紅も「いっしょに買っていっしょに捨てる」を実行すれば、純増は防げるはずだ。試してみよう。

 

以上、マットリップもペアリングすればいいんじゃないかと思いついた件をお送りいたしました。まずは手持ちのリップを整理するところからだな。

【HIRAMEKI】贈り物でアート長財布の良さを知る。

お題「財布へのこだわりありますか?」

 

数年前のこと。中学時代からの友人が、私の誕生日に豪華なプレゼントをくれた。革の財布だ。知らないブランド名だったが、デザインが可愛くて手触りもいい。少女と猫が描かれた長財布は、広げると一枚の絵になった。

「ありがとう! 可愛いね、このお財布!」

「でしょ? HIRAMEKIっていうブランドやよ」

なんでも、難波の地下街「なんばウォーク」の一角にある革小物の店らしい。お財布の他に鞄もつくっているとか(⇩)

sakura-iryo.co.jp

私は普段なんばパークスしか利用しないので、地下街にこんな革小物の店があるとはちっとも知らなかった。革製品=高価というイメージがある。しかし、友人のスマホで公式サイトを見せてもらったところ、価格帯はそう高くない。財布や鞄のお値段は5ケタに達しているものの、ハイブランドに比べればはるかに安いし、おまけにデザインが良い。ブランドのオリジナル柄に加え、古いポスターや絵画を使った柄もある。革小物好きだけでなく美術好きにも刺さりそう。大学生や若いOLさんに人気がありそうなブランドだ。

「いいねー」

「いいでしょー?」

この柄が可愛いとか、この形は使いやすそうとか、この絵はオシャレとか、公式サイトを見ながらひとしきり盛り上がった。これがHIRAMEKIとの出会いであり、革小物の良さを知った時だ。「せっかくもらったんだから、限界まで使おう」と決意して数年が経った。経年で色が変化してきたものの、まだまだ使えそうである。持ちが良すぎて買い替える時期がわからなかった。私が古びた財布を持ち続けているのを見かねた友人は、さらにお財布をプレゼントしてくれた。また同じブランドだが、今度はさらに私好みの柄だった。夜空を背景に佇む洋館。その屋根には黒猫。おまけに満月! 完璧だった。お財布の柄にしておくのが惜しい。横長の比率が似合う美しい絵だ。財布もアートになりうるのだと知った。そこそこ目に入る面積があれば、表現の幅は無限大なのだ。この財布は天ファスナーのせいでスナップタイプよりも分厚いのがネックだが、その他にはなんの不満もない。すばらしい財布である。私の関心はいつの間にか、革製品の耐久性よりも、HIRAMEKI製品の美しさに移っていた。私が真に心惹かれたのは革製品ではなかったのだ。鞄や財布の限られた面積に美しくプリントする技術と感性に感動していた。HIRAMEKIでは古い商品の回収もしているという。回収されたお財布は年に一度、神社で供養されているらしい(⇩)

www.e-hirameki.jp

商品のおしゃれさに加え、売った後の責任感もある。世の中にこんなブランドがあったのか。安さとおしゃれと誠意が同居しているのは奇跡的だ。今後自分でお財布を買うのなら、HIRAMEKIのようなブランドがいいと思った。こうして私は、革財布を経てアート長財布の良さを知ったのである。みなさんにもぜひ一度、アート長財布をご覧いただきたいと思う。

 

以上、贈り物でアート長財布の良さを知った件でした。HIRAMEKI公式サイトはこちら(⇩)

www.e-hirameki.jp

 

【まどマギ】劇場版の続編を観るまで生きねばならない。

お題「最近楽しみな事」

ONEPIECE FILM RED」のリバイバル上映も楽しみではあるが、もっと楽しみなのは劇場版「魔法少女 まどか☆マギカ」の続編公開である(⇩)

www.oricon.co.jp

LINEニュースを経由してこの一報を知った時、とても嬉しかった。オリコンニュースによると前作から(リアルタイムで)11年の時が経っているという。てっきりシャフト様は、まどか☆マギカ(以下、まどマギと表記)という作品に見切りをつけたと思っていた。まどマギ関連のニュースはもう、ソシャゲの「マギアレコード」でしか見られないだろう。私はまどマギというアニメの存在は忘れないまでも、新作を観ることは完全にあきらめていた。前作「新編 叛逆の物語」は意味深に終わっているものの、あのままシリーズが終わっても許せるシーンだった。連載漫画が時に打ち切りをくらうように、まどマギも制作スタジオに見限られ、ここで打ち切りになったのだろう。続きを創るほどの集客力がなかったのなら仕方ない。深夜アニメの総集編を劇場公開し、さらにその続編「新編 叛逆の物語」を制作・公開してくれたことに感謝しようと思った。「新編 叛逆の物語」の公開当時、上映される劇場数は限られていた。レイトショーどころか18時過ぎの上映ですらろくに観たことがなかった私が夜な夜な電車に乗って映画館へ行き、わざわざ劇場版アニメを観ることになろうとは、考えたこともなかった。一応は全話を観たとはいえリアルタイム視聴はしていない、にわかファンにも感動をくれてありがとうシャフト様。「新編 叛逆の物語」が公開されるまでに、まどマギを知っていてよかった。入場者特典のポストカードをもらったことは今でも良き思い出だ。年末の上映だったから、ポストカードの絵柄は魔法少女たちの晴れ着姿*1だった。普段は学校の制服か魔法少女のコスチュームぐらいしか着ていない魔法少女たちが、振袖を着て微笑みを浮かべている。彼女たちの戦いの過酷さを思うと、ポスカードを眺めているだけで涙ぐんでしまった。私にとっては思い出深い一作だ。見知らぬ観客に囲まれて鑑賞しても、ただ同じ回の上映を観ているだけで「同好の士なんだ」と思えた。男女問わず、ここにいるみんなはまどマギが好きなんだ。そう思うと親近感がわき、帰りの電車ではしみじみとした。映画館でまどマギを観られて本当によかった。

「新編 叛逆の物語」の舞台になる街の風景の中には、少女が好みそうな物が混ざっている。物語が進むにつれ、本来あるべき場所どころかスケール感すら無視するようになる雑貨たちは、ファンシーを通り越して不気味だ。ファンシーな外見をした不気味なオブジェクトが満載の空間は、もはや悪夢だった。あの魅力的な悪夢がまた観られるのなら、ぜひまた劇場に行きたい。

美しき悪夢「魔法少女 まどか☆マギカ」再び。シャフト様とスタッフ様に、心から感謝している。あまりにも楽しみなので、劇場で観るまでは死ねない。

 

以上、まどマギの続編が楽しみの件をお送りいたしました。

*1:たしか、絵柄はランダムだった。私がもらったのはピンク色の振袖を着たマミさん。