大人になった後のほうがファストフードをよく食べている。具体的にはマクドナルドとミスタードーナツ。ミスタードーナツの通称は「ミスド」というので、以下、ミスドと表記しよう。私がミスドにハマりはじめたのは学生時代。アパート(ワンルーム)で一人暮らしをしていた私は、電車で通学していた。通学定期券を使ってショッピングモールに行くこともあった。そのなかに入っていたのがミスドとフレッシュネスバーガー。フレッシュネスバーガーではクラシックバーガーにハマっていたのだが、学生の私には高価格なのであまり食べられなかった。よくランチしていたのはミスドのほうだ。幼少期にはご近所にミスドがなかったこともあり、あまり親しんでいなかった。ほんの何回か、テイクアウト(箱入り)で食べたことがあるぐらいだ。そんな私はある日、小物干しを探しに通学圏内のショッピングモールへ行き、ミスドがテナントに入っているのを発見したのである。私は浮かれた。テイクアウトでしか食べたことのないものがイートインできる! しかも、幼少期とちがって今度は自分で選べるのだ。最高の気分だった。だから一気に3個選んでランチにした。今思えば、よく体調を崩さなかったものだ。私は糖分への耐性が低く、甘いものを食べすぎると気分が悪くなることがあるのだが、さすがに大学生の頃はまだ大丈夫だったらしい。小物干しを買ってランチした日からは、たまにお茶をしにミスドへ行った。当時の私はわざと時間割に空白を設けて3時間ほどの自由時間を確保していたので、その気になれば学外でお茶をすることだってできたのだ。電車に乗るといっても、さすがに3時間あれば大学まで往復できた。こうして私は飽きるまでミスドに通い、推しドーナツができた。以前も記事にした「ポンデ黒糖」である(⇩)
大学生にしてようやく、ミスドのマイ定番を決めることができてうれしかった。これでミスドの話題が出てもついていけるし、テレビで新製品のCMが流されても、すぐに食べに行ける。人並みの消費生活ができているという実感が持てた。
ミスドの他に大人になってから親しんだファストフードチェーンといえばマクドナルド。私は関西在住なので地元での通称にならい、以下、マクドと表記させてもらおう。今は徒歩圏内にマクドがあるところで暮らしているので便利だ。私のブログでもたまにマクドが登場している(⇩)
我が家にはもう大人しかいないのだが、たまに夕食をマクドにしていることがある。料理担当の体調が悪かったり、調理する気分ではなかったりすると「今日はもうマクドでいっか」ということになり、家族同意のうえでマクドを買いに行く。ただし、徒手空拳では行かない。事前に公式サイトを見て注文するメニューを決め、注文メモをつくってから出発する。家族分をテイクアウトする場合「メモをつくってからレジに並ぶ」ことをおすすめする。家で食べる場合はドリンクを別途用意できるので、ドリンクは注文しない。基本的にバーガー×人数分に、ポテトL×1かナゲット×15個入りのどちからを注文する。こうすると三人前でもかなり安上がりだ。家でドリンクとサラダを用意し、皿に乗せて食べれば立派な夕食になる。たまに食べると楽しい。
今や私のマクド感覚はテイクアウトに適応してしまった。ドリンクを含めた3品セットを注文することに違和感を持つほどなので、たまに友人とイートインするとメニュー決めに戸惑う。しかし、それもまた楽しい。いつもは安さを優先してエグチを頼んでしまうところを、あえて倍テリヤキ(夜マック限定)にしてみたり。ついでにマックカフェでフラッペも注文し、夕食のついでに友人と駄弁ったりしている。マクドなら食後に喫茶店へ移動しなくても駄弁り続けられて便利だ。
こうして私は大人になってからファストフードに親しんだが、適切な距離感(頻度)でつきあえていると思う。思春期に親しまなくてよかったかもしれない。もしかしたら、ファストフードは自制心のある大人の食べ物なのかも。
以上、大人になってからのほうがファストフード食べてる件でした。