ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

大人になってからのほうがファストフード食べてる。

大人になった後のほうがファストフードをよく食べている。具体的にはマクドナルドとミスタードーナツミスタードーナツの通称は「ミスド」というので、以下、ミスドと表記しよう。私がミスドにハマりはじめたのは学生時代。アパート(ワンルーム)で一人暮らしをしていた私は、電車で通学していた。通学定期券を使ってショッピングモールに行くこともあった。そのなかに入っていたのがミスドフレッシュネスバーガーフレッシュネスバーガーではクラシックバーガーにハマっていたのだが、学生の私には高価格なのであまり食べられなかった。よくランチしていたのはミスドのほうだ。幼少期にはご近所にミスドがなかったこともあり、あまり親しんでいなかった。ほんの何回か、テイクアウト(箱入り)で食べたことがあるぐらいだ。そんな私はある日、小物干しを探しに通学圏内のショッピングモールへ行き、ミスドがテナントに入っているのを発見したのである。私は浮かれた。テイクアウトでしか食べたことのないものがイートインできる!  しかも、幼少期とちがって今度は自分で選べるのだ。最高の気分だった。だから一気に3個選んでランチにした。今思えば、よく体調を崩さなかったものだ。私は糖分への耐性が低く、甘いものを食べすぎると気分が悪くなることがあるのだが、さすがに大学生の頃はまだ大丈夫だったらしい。小物干しを買ってランチした日からは、たまにお茶をしにミスドへ行った。当時の私はわざと時間割に空白を設けて3時間ほどの自由時間を確保していたので、その気になれば学外でお茶をすることだってできたのだ。電車に乗るといっても、さすがに3時間あれば大学まで往復できた。こうして私は飽きるまでミスドに通い、推しドーナツができた。以前も記事にした「ポンデ黒糖」である(⇩)

mee6.hatenablog.jp

大学生にしてようやく、ミスドのマイ定番を決めることができてうれしかった。これでミスドの話題が出てもついていけるし、テレビで新製品のCMが流されても、すぐに食べに行ける。人並みの消費生活ができているという実感が持てた。

ミスドの他に大人になってから親しんだファストフードチェーンといえばマクドナルド。私は関西在住なので地元での通称にならい、以下、マクドと表記させてもらおう。今は徒歩圏内にマクドがあるところで暮らしているので便利だ。私のブログでもたまにマクドが登場している(⇩)

mee6.hatenablog.jp

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我が家にはもう大人しかいないのだが、たまに夕食をマクドにしていることがある。料理担当の体調が悪かったり、調理する気分ではなかったりすると「今日はもうマクドでいっか」ということになり、家族同意のうえでマクドを買いに行く。ただし、徒手空拳では行かない。事前に公式サイトを見て注文するメニューを決め、注文メモをつくってから出発する。家族分をテイクアウトする場合「メモをつくってからレジに並ぶ」ことをおすすめする。家で食べる場合はドリンクを別途用意できるので、ドリンクは注文しない。基本的にバーガー×人数分に、ポテトL×1かナゲット×15個入りのどちからを注文する。こうすると三人前でもかなり安上がりだ。家でドリンクとサラダを用意し、皿に乗せて食べれば立派な夕食になる。たまに食べると楽しい。

今や私のマクド感覚はテイクアウトに適応してしまった。ドリンクを含めた3品セットを注文することに違和感を持つほどなので、たまに友人とイートインするとメニュー決めに戸惑う。しかし、それもまた楽しい。いつもは安さを優先してエグチを頼んでしまうところを、あえて倍テリヤキ(夜マック限定)にしてみたり。ついでにマックカフェでフラッペも注文し、夕食のついでに友人と駄弁ったりしている。マクドなら食後に喫茶店へ移動しなくても駄弁り続けられて便利だ。

こうして私は大人になってからファストフードに親しんだが、適切な距離感(頻度)でつきあえていると思う。思春期に親しまなくてよかったかもしれない。もしかしたら、ファストフードは自制心のある大人の食べ物なのかも。

 

以上、大人になってからのほうがファストフード食べてる件でした。

フィクションのネタを科学的に解説する名著『アリエナクナイ科学ノ教科書』

SF好きならとっくに読んでいて、興味ない人はたぶん一生読まない。そんな本を今さら紹介したところでどこにも需要はないのでは。などと考えるものの、やっぱり面白いので読んでほしい。ということで今回ご紹介するのは、くられ著『アリエナクナイ科学ノ教科書』です(⇩)

www.socym.co.jp

どんな本かといいますと、フィクション(特にSF)に登場するものについて、現代科学の知識・技術面から「ありえない」のか「ありえる」のか解説してくれる本です。現代の技術では完全に再現はできないけれど、こうすればできるかも…と、夢のある解説もしてくれます。ここらへんが、ただ単に「科学的にありえないw」「この作者は科学知識なさすぎw」とあざ笑う言説とは異なるところ。科学知識があればフィクションに野暮なつっこみを入れることは可能ですが、作者の夢や読者のワクワク感を損なうことなく「今は無理だけど、こうすればできるかもしれないよ」と、フィクションに寄り添ってくれる解説書はそうないでしょう。文章から著者の人柄の良さが伝わってきます。この人はあれだ、先人の描いたSFをワクワクしながら読んで育って、好きが高じて科学者になったタイプの人…つまり、著者はオタクに優しい科学者だ!  すげえ!  「オタクに優しいギャル」はたぶん実在しない*1けど、オタクに優しい科学者ならここに実在する!  こんな態度の科学者がいるということを知れただけでも読む価値がありましたが、そろそろ内容の解説に移りましょう。この本は全31項目あるのですが、中でも興味深いのは「幽霊」「神」という項目ですね。宗教界の管轄と思われることにもズバッと切り込んでいます。著者は怖いもの知らずですね。ちなみに死後の世界については「神」の項目内でついでに解説されています。といっても「死後の世界」そのものではなく臨死体験について述べられているのですが。本書によれば人間の脳には幽体離脱のような感覚が発生するツボがあるのだそうです。つまり、臨死体験はあくまでも主観的な感覚なのであって、客観的には何も起きていないわけですね。この点はちょっと夢がありませんが、地獄が実在するよりは良いでしょう。変わりダネには「ヴァンパイア」「刀剣」という、ちょっとファンタジーな項目も。まあ漫画『銃夢』にはヴァンパイア的な人々*2ダマスカス鋼のブレードが登場したりするので、SF畑の人でも割と考察している項目なのでしょう。この他に印象的な項目はずばり「ネコミミ娘」ですね!  本書のネコミミ娘は頭部に猫の耳がついているだけではなく、お尻に猫の尾もついているバージョンです。尾といっても充電式のデバイスですが。外科手術によって仙骨にボルトを埋め込み、しっぽを接続するのだとか。このように、しっぽ付きネコミミ娘の外見をつくれるだけではありません。ウィルスを使えば筋肉をヒト➡ネコに置き換えることも可能かもしれない、というのです。これは夢がある。私は運動オンチだし体が固いので、柔軟と瞬発力に優れた猫の筋肉がうらやましい。移植手術なしで猫筋になれたら最高。この技術はぜひ実用化してほしいところですが、猫筋だと持久力はなさそう。電車通勤にはむいていないかもしれません。降りる駅まで立ってられないかも。これは困りますね。しかし夢があることには変わりなし。本書で提案されているネコミミ娘のつくり方では、人間の耳を切除して猫の耳をつけるという倫理的に少々問題のある過程を経ますが、筋肉置き換え技術だけはちょっと試してみたい気がする。

内容の解説はこんなところ。私の印象に残った項目だけピックアップしたので偏りはありますが、なんとなく本書のテイストはわかっていただけたかと。本書を読んで、科学技術というのは、夢を現実にすることを目指すものなんだと思いました。それこそ不老不死とか。現にドラえもんひみつ道具を現実にしようとしている人たちもいるようですから、科学者は現実主義者ではなく、むしろ世界一の夢追い人なのかもしれません。先人が描いたフィクションを嗤うことなく現実にしていくことも、技術開発の醍醐味なんでしょうね。

 

以上、フィクションのネタを科学的に解説する名著『アリエナクナイ科学ノ教科書』読んでみた件でした。SFあるあるネタがお好きな人はぜひ、ご一読を。Amazonへのリンクはこちら(⇩)

https://amzn.to/3A5vgJd

 

*1:少なくとも私が行ってた高校にはいなかった。私立だからそこそこ裕福な家の子ばかり通ってたはずだけど、オタク男子に優しく接してるギャルなんか見たことない。派手な女子はチャラい男子とばかりつきあってたし。

*2:当人たちは「コグニート」と自称。生殖力はなく、人間が後天的にウィルスに感染し、体質が変化した者たち。

【イオン】靴下「ニルマータ」1足買ってみた!

みなさん、イオンモールの売り場はのぞいていますか?  たまにイオンモールへ行ってもお気に入りのショップへ直行してしまい、イオンの売り場はスルーしている方も多いかと思います。かくいう私も、普段はイオンの売り場をスルーしています。しかし今回はあえてイオンの売り場へ向かいました。それというのもこんなニュースをみつけたからです(⇩)

www.fashionsnap.com

わざわざイオンからデビューするとは…意欲的ながら庶民派のブランドとみた。タイトルにひかれて本文を読むと「ニルマータ」というブランドがローンチされ、第一弾として靴下を発売するという。お値段は3足よりどりで1408円、1足528円とのこと。やはりお財布に優しい価格帯。しかしお値段だけで物を買うわけにもいかないので、文末にある商品写真もざっと確認。そこでみつけたのが、美しいグラデーション靴下!  特に惹かれたのは足首から水色➡ピンク色になっている1足。これはぜひほしい。ということでイオンモールの売り場をさまよい、なんとかみつけた「ニルマータ」の棚から選んできたのがこちら(⇩)

予定通り、水色➡ピンクを購入。

3足単位でしか買えないのかと思いきや1足だけでも買えることがわかり、迷わず選ぶことができました。単品売りに感謝!  これは家でも履きたい。いや、むしろ家でこそ履きたい。だって、靴下のグラデなんかロールアップしないと見えないじゃん。私には元からショートパンツだのミニスカートだのを履く趣味はないし。かといってパンツスタイルだとロールアップ必須じゃん。面倒くさいじゃん。だったら家で履けばいいじゃん。元からそれを想定して、視界に入りやすいほう(足の甲)の色がピンクになってるのを選んだんだし。このピンクね、推しキャラが来てるスーツの色にそっくりなんですよ!  おまけに、よく見たら黒い☆のマーク入ってるし。ありがたや。ちょうど私の推しキャラ、シンボルマークが☆なんですよ!  これぞ概念アイテム。まさに非公式グッズ。シンボルマークが☆の推しがいる人、ニルマータの靴下を買いませんか!?  ☆マークはグラデーション柄にしかプリントされていないようですが。推し色がありましたらぜひ。「ニルマータ」は靴下と台紙がブランド名入りのゴムバンドでとめられているのですが、なんとこのゴムバンド、くりかえし使えるんですよ! 台紙からはずす時に切らないといけないのかと思いきや、手ではずせるんです。切らないからくりかえし使える!  なんともすばらしいパッケージです。 黄色い台紙もおしゃれだし。こういうパッケージは好きです。まあ、例の透明な鋲はついているので、完全な開封にはやはりハサミは必要なんですが。前々から思ってましたが、靴下のあの鋲は廃止できないものなのか?  ゴミになるし見えにくいしはずしにくいし。ゴミの少ないエコなパッケージに見せかけておきながら従来通りのゴミも出るのはちょっと残念ですが。ふくらはぎの圧迫感は強め。足首から下は薄め。しいていうとスポーツ系みたいな履き心地です。慣れるとなかなか良い。安価で色鮮やかな一足をお探しの人にオススメ。

 

以上、イオンの靴下ニルマータ買ってみた件でした。

【キャンドゥ】初音ミクのBIGアクキー買ったのでデコりました!

今さらながら手帳を買おうと10月始まりのミニ手帳を探しにキャンドゥへ行ったら、別のコーナーですばらしい物をみつけました。初音ミクのBIGアクリルキーホルダーです(⇩)

わずか330円! 100均のクオリティじゃない!

お値段は一個330円だけど、この大きさとクオリティーなら納得でしょ。こんなグッズが出てるの知らずに行ったから、めちゃくちゃ驚きましたけども。みつけた瞬間に思わずわしづかみしてレジへ直行しました。そして店員さんにききました。

「あの、手帳のコーナーはどこですか?」

とりあえずアクリルキーホルダーのお会計を進めながらきいてみたら

「ああ、それでしたらあの、手袋の横あたりに…わかりにくくて申し訳ありません」

「いえいえ」

防寒具コーナーの隣にあるとのこと。道理で文房具コーナーでみつからないわけだ。10月始まりの手帳はあまりニーズがないらしい。しかもミニサイズとなるとなおさら。こればかりはしかたない。需要の少ない物を探している自分が悪い。ということでアクリルキーホルダーのお会計を済ませ、ミニ手帳を持って再びレジに並んだのでした。こうして無事にふたつのアイテムをゲットした私は上機嫌で帰宅。家へ帰った私はまずアクリルキーホルダーの未開封画像を撮りました。撮ったらさっそく開封。しかしただ開封しただけではつまらない。そこでデコることにしました。以前、ミクちゃんのステッカーをデコるのに使った王冠シールがまだ残っていたはず…あった!  ちゃんと保管しててえらいぞ私! 今度はアクキーをデコるのだ!  ということで王冠とコサージュを装備したミクちゃんがこちら(⇩)

王冠とコサージュのシール貼ってみた。

なんという完成度!  我ながら天才!  王冠の角度が完璧なのもあるけど、コサージュの位置と角度が絶妙。右に突き出たコサージュの葉がミクちゃんの左腕にかかっていて、立体感(物理)が出ています。すげえ。無いはずの奥行が見える。これぞデコレーションマジック!  ミクちゃんもうれしそうな笑顔…を通り越してドヤ顔してない?  ねえ。これもはやドヤ顔じゃない?  パッケージに入ってた時、こんなドヤ顔してたかな?  まあ、ミクちゃんが喜んでくれてるならいいんですけどね。やっぱりこのぐらいの大きさのグッズが身の丈に合ってます。デコったことで世界にひとりだけの、うちのミクちゃんになってくれたことだし。みなさんもアクキー買ったらシールでデコってみては。めちゃくちゃかわいくなるかもよ。フィギュアとはお別れしちゃうけど、この子は小さくてかさばらないから末永くおつきあいしたいな。これからよろしくね、ミクちゃん!  

 

以上、キャンドゥで初音ミクのアクキー買ってデコった件でした。うちのミクちゃん可愛い!

【ポケモン】ポイントほしさに買ったけど、チコリータ可愛い。

こんにちは。一名さまに登録解除され、読者数が150に戻ったミーシックスです。せっかくポケモンにちなんだ数字になってうれしかったのに…と悲しんでいたのですが、ポジティブ思考で考え直しました。読者数がもう一度151名になったら、再び祝えばいいのだと。同じことを2回も祝える機会はそうないので楽しみです。次の151祝いはどんな記事にしようかな。ストック内でステータス高いポケモンランキングつくろうかな。そうしたら「400ボックス」が有効活用できるし。うん、そうしよう。ということで次回の祝い(再び)では、ミントとドーピングの複合効果によって人為的につくられた高ステータスポケモンの成果をお見せしようと思います。

それでは本題!  みなさん、例の「幻のポケモンゲット大作戦」には参加されていますでしょうか。私は事前に登録を済ませ、久しぶりに「週刊ファミ通」を買いました。これでまずは4ポイント。次に買ったのは一個で5ポイントもついてくる、ポケモンセンターオリジナル商品カラビナ付きマスコット」の「チコリータちゃんです!(⇩)

我が家のチコリータちゃん。実は手のひらサイズ。

ポケモンセンターオンラインによると、このマスコットは全38種。ラインナップは各地方の御三家+イーブイフレンズ+ピカチュウ+ミュウ、となっています。お子様にも人気のポケモンを隙なくそろえた感じ。マスコットなんて子供っぽいしダサい…と思う年齢の子でもイーブイフレンズなら買いやすくていいですね。イーブイフレンズならホテルのアフタヌーンティーになってたこともあるので大人っぽい。思春期のお子さんへのプレゼントはイーブイフレンズがオススメ。しかしイーブイフレンズは好みがはっきり分かれるので、プレゼントするなら事前に好みをきいたほうがいいですね。それができない場合はおとなしくピカチュウグッズを贈りましょう。ピカチュウポケモン全体のマスコットキャラなので、よほどひねくれた子でなければ嫌いではない…はず。

ということでお待たせしました。私がチコリータを選んだ理由をお話ししましょう。実を言うと、ぬいぐるみとしての魅力を優先して選びました。もちろん、ゲーム内での思い出もあるのですが。金銀版ではチコリータを選んだ覚えがあります。ジョウト御三家ではぶっちぎりでかわいかったし、今でもそう思ってます。だからまあ御三家としての思い入れもあるのですが、どっちかというと立体物としての面白さを優先して選びました。耳やしっぽなど、本体以外のパーツが多いポケモンのほうが立体映えします。4足なのも決め手のひとつ。ぬいぐるみは4足でないと自立しないことが多いので、2足のポケモンは候補から除外。4足またはお座りしているポケモンから選ぶことに。事前にポケモンセンターオンラインでざっと商品写真を眺めたなかで、もっとも立体映えしているのはチコリータであると結論しました。私の性格で逆張りしがちなのもあるのですが(笑)  ピカチュウイーブイ・ミュウ・パルデア御三家は人気がありそうなので候補からはずしました。残った候補のなかで4足で、しかも立体的な装飾がついているといえば…ニンフィアチコリータナエトルぐらい。ニンフィアは人気がありすぎて面白くないし、ナエトルの頭部の芽は小さくて物足りない。その点チコリータなら頭の葉っぱが大きくてさわり心地が良さそう。ここはチコリータでしょう! と決めたしだいです。このマスコットは一個1500円するだけのことはあり、つくりはしっかりしています。チコリータの場合は足の先が固くなっており、平らな面ならしっかり立ちます(⇩)

足の先は固いのでしっかり立つ。かわいい。

今さらなんですが、チコリータのつま先って爪だったんですね!?  この爪で立っているなら、爪というより蹄でしょうか?  ポケモン歴はそこそこあるのに、初めて知りました。立体物には発見があって良い。チコリータの頭にある葉がメガニウムになると触角のようになってしまうのは残念ですが、ぬいぐるみなら永遠に進化しない(はず)なので安心ですね。ただし、ぬいぐるみだと頭の葉が柔らかいのでくたっとしています。植物としては元気がなさそうに見えるので、園芸家の方はチコリータを選ばないほうがいいかも。日当たりのよいところに置いてお水をあげたくなっちゃうから危険です。ぬいぐるみの子は、原作で何タイプだろうと現実ではお水が苦手なので気をつけて。水タイプの子を買うと、お子さんがお水をあげようとするかもしれませんので要注意。ぬいぐるみは乾いたところに置こうね。お姉さんとの約束だよ!

 

以上、ゲット大作戦のポイントほしさにチコリータ買ったけどかわいい件でした。サイズ感も絶妙なのでオススメ。カラビナはちょっと信用できないけど(笑)

【完結記念】美麗なる絶望『宝石の国』

今回はネタバレ大前提で『宝石の国』13巻の感想などをお送りいたします。

 

 まず、私が第十三巻を読んだ第一印象は「美しい絶望」だった。

 金剛の兄機は言う。「無」へ行った者たちは溶け合い、早すぎた進化の傷を癒しているだけなのだと。「無」へ行った者たちは、ちがう宇宙の素材になるらしい。いつか他の物になり、また意識を持つのかもしれない。だとしたらそれは、はたして月人の望んだ「安寧の無」だろうか?  もう二度と意識を持たないこと。けっして何者にもならないことこそ彼らの願いだ。しかし、はじめから完全に機械である兄機には、月人の切なる願いがわかっていない。いつか生まれ変わることが、再構築されることが、さも希望であるかのように語る。兄機は人間につくられていながら、人間の望みを理解していない。この断絶が、哀しい。

 フォスたちが地球から旅立ち、新たな「楽園」に着いても、哀しみはある。砂粒になったフォスは、今、そばにいる石たちが、出自の異なる者たちであることがわかっていない。かつて宝石として金剛先生を慕い、仲間たちを救いたいと願い、その果てに地球の神に成ったことを忘れている。今でこそ幼い子のようにふるまっているフォスはかつて石たちの保護者であったが、そのことも忘れている。現在のフォスの純真さは、地球でのできごとを忘れ去ることでもたらされた。このような喪失による純真さは、あまりにも哀しい。

 人間との断絶は哀しいが、兄機と石たちは確かに救われた。フォスも、なに不自由なく、出自が異なりながらも疎外されることなく暮らしていることを考えれば、哀しくも救われたと言っていい。しかし、人間を含んでいる者たちは誰も救われなかった宇宙はありえたのではないか。しかも、宇宙ごとに少しずつ、登場人物の判断が異なるのだとしたら。今まで読者が見守ってきたこの宇宙よりも悪い結果にもなりうるのではないか。この宇宙がたまたま最善になっただけではないのか。そんな気がしてならない。

 砂粒になったフォスが「だれかのきぶんをあかるくしてるといいな」と言う彗星の見開きで、左下にいるのは初期フォスである。フォスがこのような人型の姿をしていたのは、はるか昔だ。そして、石のひとつは砂粒になった現在のフォスに「君の破片  新しい宇宙を見に行った」と言っている。このことから、フォスの破片だった彗星は宇宙と時間を超え、隣接する宇宙の過去へ飛んでいると考えられる。フォスたちがたどり着いたあの「楽園」に咲く「光子の花」が中心に抱えている宝石は、それぞれがひとつの宇宙であるらしい。あの花は接触した物体を、宝石が内包する宇宙へワープさせるようだ。フォスの破片は「あけがたいろのおはな」の力でワープして、あの巨大な彗星になったらしい。

 市川春子の美麗な画風で描かれた物語「宝石の国」は、麗しきバッドエンドを迎えたと言える。なぜなら、あの「楽園」に咲く花の数だけ宇宙が存在しているのだから。そのなかには、より悪い結末になった宇宙もあるだろう。たとえば、フォスを「新たなる神」に進化させることができなかったら?  あるいは、神になったフォスが誰も赦さず皆を太陽フレアに沈みこませたら?  永遠に生きることに疲れ、心底から「何者にもならぬ安寧の無」を望んだ彼らが、永遠に「無に至る」ことができなかったとしたら?  これを絶望と呼ばずして、何を絶望と呼ぶのか。宝石の国」という作品は、全体で一篇の絶望なのだ。

 もちろん、これは私の勝手な解釈だ。最終話のタイトルが「宝石の国」なのは、ただ単に作品名を回収しただけかもしれない。あるいは、フォスたちがたどり着いた「楽園」のことを指しているという解釈もできる。しかし、私にはどうもそうは思えないのだ。最終話と作品名が一致しているのは、ただタイトルを回収したわけではなく、この物語が他の宇宙でくりかえされていることを暗示しているように思えてしかたない

 たったひとつの見開きで読者にこれだけのことを考えさせる市川春子の技量はすばらしい。とても美しい1コマだというのに、左下にそっと過去の人物を描き加えるだけで、絶望を予感させることができるのだ。このように、最後の一文や1コマで読者の考えや感情を強く揺さぶることができる、いわゆる「どんでん返し」ができる作家が一流なのだろう。私はブログ記事の末文で記事タイトルを回収するぐらいがせいぜいだ。たとえ私が小説家としてデビューできたとしても、足元にも及ばない。

 『宝石の国』第一巻の発行が2013年。最終第十三巻の発行が2024年。単行本から考えると、完結までに要した期間は11年になる。11年かけて、実に美しい絶望を読ませていただき、とても貴重な体験をさせてもらった。改めてまして、市川春子先生。フォスを救ってくれて、ありがとう。長期連載お疲れさまでした。

 

以上、美麗なる絶望『宝石の国最終巻の感想でした。改めて、完結おめでとう。

読者様151名になったので記念にポケモン記事!

みんな、きいてきいて! 最近ね、すごく嬉しいことがあったんだよ!  あのね、このブログの読者数がね、151名になったの! 初代ポケモン図鑑と同じ数!  これはポケモンファンとして記念すべき数字だよね!  読者のみんな、ありがとう!  この数字に到達できて、とっても嬉しい!  だからね、今日はポケモンの記事だよ!

ということで、今回はポケモンの記事です。といっても「151」という記念すべき読者数に浮かれて書き出しただけなので、読者さまに感謝を述べたらもう他に言うべきことはないのですが。しかしせっかくの記念記事なので、この機にちょっと自慢しよう。何かポケモン関連で自慢のネタは…☆7レイドは毎回記事にしてるから今さら書くことはないな…じゃあ、レベル100のストックから高ステータスの個体ばかり集めた「400ボックス」でも見てもらおうかな(⇩)

先頭はプロカビ。ボックス内はすべてレベル100

400というのはもちろん、ステータスの値です。ポケモンのステータスは全6項目ですが、このうちのどれかの数値が400前後の個体だけをひとつのボックスに集めてみました。こうしてみると、レイドの攻略に使っていない個体ばかりです。高ステータス=高選出ではないのがおもしろい。ステータスが高いからといって高い頻度で選出するわけではないんですよね。⇧のボックス内でよく使うのはサーフゴーとローブシンぐらいです。NPCからもらったものと色ちがい*1以外は☆5か☆6の個体。レイド産はステータスが高くてありがたいのですが、テラスタイプは本体と不一致のことが多い。捕まえやすいのはありがたいのですが、逆にレイド攻略では使いにくい。学校最強大会でレベル100にした後は、テラスタイプと本体を一致させておきたいところです。なので、宝食堂に行って何体かテラスタルチェンジしました。できるだけテラバーストに頼らず攻撃できるタイプを選択。基本的に本体タイプと合わせますが、本体がノーマルタイプの場合は例外。技マシンを使わずに覚えている技のタイプに合わせます。たとえばポリゴンZ。ポリゴンZはサイケこうせんとほうでんを覚えているのでテラスタイプはエスパーと電気で迷いましたが、エスパーのほうがテラピースのストックが多かったのでエスパーに決定。このようにテラスタイプで迷うのもまた一興。今月は22日から「幻のポケモンゲット大作戦」が始まってるし。ポケモンSVはまだまだ楽しめる!  ということで。今日のところはここまで。みんな、登録ありがとう!

 

以上、読者数151名様になった記念のポケモン記事でした。「幻のポケモンゲット大作戦」の公式サイトはこちら(⇩)

getdaisakusen.pokemon.co.jp

 

*1:このボックスではカイリューとドラパルトが色違いなのですが、この画面内では証明できません。