ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

【クラウド・ガーデン】クリアして寂しい

みなさんにご報告いたします。『クラウド・ガーデン』をクリアしてしまいました。あまりにも寂しかったので、今度は鳥の表示をオンにして2周目をプレイしています。ひとつのステージ(以下、作中の呼び方にならい「シーン」と表記)をクリアするのに時間がかかるようになってからはクリアするペースが落ちていたのですが。寝る前の1時間ほどちまちまとプレイし、1日あたり1シーンぐらいのペースでクリアしていました。それでもついに全クリしてしまった。シーン名で言うと「8-1」で制作スタッフの「クレジット」を見ることができます。そして、この「8-1」より先のシーンはありません。つまりここが終点。(⇩)

終点の名は「クレジット8-1」

あとはクリエティブモード(サンドボックス)を確認し、すべてのアイテムが解放されていれば完全クリアです(⇩)

クリエイティブモードのアイテムリスト。緑印は新規獲得。

まだロックされているアイテムがあれば「オーバーワールド」でマップを遡り、未クリアのシーンを探します。実はクラウド・ガーデン」のマップはかなり複雑に分岐しています。なので、ひとつの分岐をみつけたら、元のルートに戻れるまで分岐先を攻略していくのが理想です。しかし実際にそうはいかない。なぜなら、好奇心に負けるから。一度にふたつ分岐するシーンもあり(⇩)

一度にふたつも分岐しないでくれ!

両方とも見たくなってしまいます。左側の分岐先で詰まったら、つい右側の分岐先をプレイしてしまう。このように左右の分岐を交互に攻略していくと、たまにクリアし忘れるシーンが出てきます。これがなかなかやっかいなので、クリア効率をお求めの方は一分岐ずつ攻略していくことをおすすめします…と。ざっとこんなところ。何か他にお伝えするべきことは…意外とクリエティブモードの自由度が低かったことでしょうか。STEAM版ならばもっと自由度があるのかもしれませんが、いかんせんSwitch版では自由度が低い。土台を選べるのはいいのですが、せいぜいふたつしか並べられず、地面の面積が限られています。攻略してきたシーンのような、大きな廃墟はつくれそうにありません。クリエティブモードの自由度で言えば『Townscaper』のほうがはるかに上。しかしクラウド・ガーデン』には、本作にしかない魅力があります。ひとつは、植物を植えて、しかも育てられること! ただし、作中で登場する植物は13種しかありません(⇩)

右上から横に竹・カビ・松・ヤシ・シダ・ポトス

左上から横にサボテン・キノコ・ラベンダー・蔦・樫?・柳・藤・雨

園芸家など植物ガチ勢からすればご不満な数でしょうが、植物は見る専の私にはちょうどいい。何より、これ以上種類が増えたら特徴を覚えにくくなり、攻略に支障が出そうです。ゲームバランス的にもこれぐらいの数でいいと、制作陣も結論されたのでしょう。ふたつめの魅力は、廃墟の風景をつくれること。『Townscaper』では住民がいそうな海上の街が構築されますが『クラウド・ガーデン』では廃墟の建物に廃品を配置し、ひとつの風景をつくりだします。廃品を置き植物を育てることで、建物と植物と廃品が一体となった「廃墟」の風景が完成するのです(⇩)

遠目で悪いですがこれでも廃墟です。

描きかけの絵を仕上げているような感覚でした。この「廃墟」は「植物」を開発したお方と、人類を滅ぼして各地に種子を残した「植物」たちと、私の手によって完成した風景なのだと思うと喜びもひとしお。『クラウド・ガーデン』の一番の魅力は「自分は正しいことをしている」という確信を与えてくれることです。プレイするのは今からでも遅くありません。あなたも、ポスアポ世界で緑を増やしませんか?

 

以上『クラウド・ガーデン』完全クリアして2週目プレイしてる件でした。Switch版『クラウド・ガーデン』について詳しくは公式サイトをどうぞ(⇩)

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