ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

【HIRAMEKI】贈り物でアート長財布の良さを知る。

お題「財布へのこだわりありますか?」

 

数年前のこと。中学時代からの友人が、私の誕生日に豪華なプレゼントをくれた。革の財布だ。知らないブランド名だったが、デザインが可愛くて手触りもいい。少女と猫が描かれた長財布は、広げると一枚の絵になった。

「ありがとう! 可愛いね、このお財布!」

「でしょ? HIRAMEKIっていうブランドやよ」

なんでも、難波の地下街「なんばウォーク」の一角にある革小物の店らしい。お財布の他に鞄もつくっているとか(⇩)

sakura-iryo.co.jp

私は普段なんばパークスしか利用しないので、地下街にこんな革小物の店があるとはちっとも知らなかった。革製品=高価というイメージがある。しかし、友人のスマホで公式サイトを見せてもらったところ、価格帯はそう高くない。財布や鞄のお値段は5ケタに達しているものの、ハイブランドに比べればはるかに安いし、おまけにデザインが良い。ブランドのオリジナル柄に加え、古いポスターや絵画を使った柄もある。革小物好きだけでなく美術好きにも刺さりそう。大学生や若いOLさんに人気がありそうなブランドだ。

「いいねー」

「いいでしょー?」

この柄が可愛いとか、この形は使いやすそうとか、この絵はオシャレとか、公式サイトを見ながらひとしきり盛り上がった。これがHIRAMEKIとの出会いであり、革小物の良さを知った時だ。「せっかくもらったんだから、限界まで使おう」と決意して数年が経った。経年で色が変化してきたものの、まだまだ使えそうである。持ちが良すぎて買い替える時期がわからなかった。私が古びた財布を持ち続けているのを見かねた友人は、さらにお財布をプレゼントしてくれた。また同じブランドだが、今度はさらに私好みの柄だった。夜空を背景に佇む洋館。その屋根には黒猫。おまけに満月! 完璧だった。お財布の柄にしておくのが惜しい。横長の比率が似合う美しい絵だ。財布もアートになりうるのだと知った。そこそこ目に入る面積があれば、表現の幅は無限大なのだ。この財布は天ファスナーのせいでスナップタイプよりも分厚いのがネックだが、その他にはなんの不満もない。すばらしい財布である。私の関心はいつの間にか、革製品の耐久性よりも、HIRAMEKI製品の美しさに移っていた。私が真に心惹かれたのは革製品ではなかったのだ。鞄や財布の限られた面積に美しくプリントする技術と感性に感動していた。HIRAMEKIでは古い商品の回収もしているという。回収されたお財布は年に一度、神社で供養されているらしい(⇩)

www.e-hirameki.jp

商品のおしゃれさに加え、売った後の責任感もある。世の中にこんなブランドがあったのか。安さとおしゃれと誠意が同居しているのは奇跡的だ。今後自分でお財布を買うのなら、HIRAMEKIのようなブランドがいいと思った。こうして私は、革財布を経てアート長財布の良さを知ったのである。みなさんにもぜひ一度、アート長財布をご覧いただきたいと思う。

 

以上、贈り物でアート長財布の良さを知った件でした。HIRAMEKI公式サイトはこちら(⇩)

www.e-hirameki.jp