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今回、ご紹介するのは、『グレイテスト・ショーマン』。
実在した、アメリカのサーカス創始者P.T.バーナムの伝記風ミュージカル映画。
以下、パンフレットの画像(アマゾンへのリンク)です。
あくまでも伝記風なので史実にそっているわけではないようですが、
ミュージカル映画として観て・聴いて楽しい作品。久しぶりに
パンフレットを買いました。パンフを買ったのは『パイレーツロック』以来です。
オープニングシーンは何度でも観たい!
ブルーレイディスクを買ったので、このシーンをまた観ました。
主な登場人物
P.T.バーナム:主人公。仕立屋の息子として生まれ、父の死とともに孤児となり、鉄道会社勤務を経て、アメリカのサーカスの創始者となる。
チャリティ:バーナムの妻で、後に娘を二人生む。実家は資産家で、バーナムとの結婚は親から反対されていた。バーナムのスキャンダルなどが原因で一度は実家に帰る。
フィリップ:舞台劇の名プロデューサー。後にバーナムのビジネスパートナーとなる。
アン:フィリップから愛を告白された、空中ブランコ乗り。兄と組んでいる。
ジェニー・リンド:バーナムに恋したスウェーデン人の歌姫。欧州では有名人。
あらすじ(ネタバレ注意)
19世紀アメリカ。貧しい仕立屋の息子だったバーナムは、父の仕事に同行して訪ねた資産家の屋敷でチャリティという娘に出会って恋に落ち、将来の夢を語った。
後に父が亡くなって孤児になってしまったバーナムは、路上生活を経て鉄道会社で働きはじめる。長く真面目に働いた彼はついに愛しのチャリティと結婚した。
二人の夫婦生活は貧しいながらも順調で、娘を二人も授かった。しかし、バーナムの勤め先が倒産。クビになったバーナムはこれを機に夢を叶える決意をする。
実はとっくに沈没した船の証明書を見せ、銀行員を説得したバーナムは融資を受けることに成功し、ニューヨークの一角に博物館を構えるも、なぜか不入りの日が続く。
娘からもらったアイデアを元に発想を転換したバーナムは、生きた人間の演者を求め、ユニークな人々を募集。すると、バーナムの狙い通り奇妙な人々が応募してきた。
集めた人々に衣装を着せ、歌と踊りを披露したバーナムのショーは次第に人気になっていく。後に彼は、見世物小屋に「P.T.バーナムのサーカス」という看板を掲げた。
ある日、観劇に行ったバーナムは、上流社会で名を馳せている舞台劇の名プロデューサーのフィリップと出会い、彼を自分の劇場のプロデューサーとして迎えることに。彼のコネでついには英国女王への謁見が実現した。
その謁見の会で出会ったのは、欧州では有名な歌姫ジェニー・リンド。フィリップによると、まだアメリカでは誰もその歌を聴いたことがないという。これはビジネスのチャンスだと踏んだバーナムは、ジェニーにアメリカでの公演を提案する。
ジェニーはこの話を受けてくれた。バーナムはまた銀行からの融資を得て、サーカスをフィリップに任せてジェニーとのツアーに旅立った。
公演中、彼女がバーナムに恋心を抱いていたことが発覚した。これを拒んだバーナムはジェニーから舞台の上でキスされてしまい、この時の写真がスキャンダルとして新聞に載ってしまう。おまけに、ジェニーは公演から降りてしまった。
このツアーではまだ、利益が出ていない。銀行は彼が買った屋敷を差し押さえてしまった。徐々に不満を募らせていた妻のチャリティは、ついに子どもたちを連れて実家に帰ってしまう。
この時、バーナムは放火によってすでにサーカス小屋を失っていた。勇気を出して妻に会いに行き、仲直りはできたものの、小屋を再建する資金はない。
そこでバーナムが目をつけたのは波止場付近の土地。ここなら地代はタダ同然! 小屋はどうする? バーナムは、巨大なテントでの公演を思いつく。
テントを建てた彼はフィリップに杖と帽子を渡し、舞台から去った。
観た感想。一番好きなのは、やっぱりオープニングです!
まあ、細かい感想は色々あります。
・妻のチャリティさんは実家が金持ちだから、夢見がちな青年のバーナムと結婚したんじゃないか。いざとなれば実家に帰ればいいと思ったから結婚したんでしょ?
・フィリップさんの人脈がすごすぎる。上流階級の人脈は国を超えるのね!
・バーナムの衣装がすてき。赤い上着の袖に「B」のマークがある!
・ジェニーの公演で、サーカス演者たちを立見席に立たせたバーナム。今までの成功は彼らのおかげなのに、ひどい!
・後に「あなたの動機は不純だっかもしれないけど、家族に出会えて家ができたからいい」って言ってあげる演者さんが優しい!
・実際のバーナム氏が唄って踊ったのか知らないけど、作中の、唄って踊る経営者ってロマンですよね!
とかね。
でも、こんなことは2の次なんですよ! この記事でお伝えしたいのは、
この映画はオープニングが一番ステキなシーンだってこと!
衣装を着て、「THE GREATEST SHOW」という歌を唄っているバーナム。
しかし、立っているのは観客席の下。どういうことかと見守っていると、
彼は観客席の間から、唄いながら舞台に登場し、他の演者たちと唄い踊ります。
ああ。文章で書くとたったこれだけになってしまう!
これじゃあ全然、あのワクワクが伝わらない、ってあたりまえか。
臨場感は劇場にしかありませんからね。
最初は逆光で、バーナムの顔が見えずにシルエットと化しているのが
個人的にポイントが高いんですけども! シルエットっていいよね。
あと、好きなシーンはフィリップを説得するシーン。
「アンタは評判が悪い。アンタとは組まない」というフィリップを説得するべく、
バーナムはバーテンダーまで巻き込んでパフォーマンス!
フィリップもこれに応戦してパフォーマンスし、終いには二人は歌いながら分け前の
打ち合わせに入り、交渉は成立!
この、バーナム+バーテンダー+フィリップのパフォーマンスがすごい!
かっこいいし息が合ってる! 現実で三週間も練習したかいがありますね!
よくレビューとかにありますよね、
「だまされたと思って一度、〇〇してほしい」ってやつ。
あれね、今まではね、「おまえ、どんだけ自分の感性に自信があるねん」
と、思ってました。こんなレビューが書けるやつの気が知れない。
自信過剰やんけ、って。
でも、今ならわかる。こう書きたくなる気持ちが。
私だってこの映画、「だまされたと思って一度、観てほしい」って思ってる。
いやいやマジで。正直、物語はありふれたサクセス・ストーリーなんで、
シナリオよりも歌唱シーンを観てほしいな、と。
ということで、この作品はまだ劇場公開中なので、気になったら劇場へGO!
2018年5月23日にレンタルリリースされました。観賞したい方はご近所の
レンタルビデオショップへ!
以上。オープニングシーンを何度でも観たくなる映画、
『グレイテスト・ショーマン』をご紹介しました。
追記:ブルーレイディスクを買いました!
ついに、ブルーレイディスクを買いました!
初回限定特典つきの、DVDとの2枚組みです!
ケースのサイズはブルーレイディスクです。おかげでコンパクト。
開封するとこうなっています(⇓)
パンフレットは、外箱をはずしたら落ちてきました。
ケースには入っていなくて残念。このケースを開けると(⇓)
こうなっています。左の白がDVD、右の青がブルーレイディスクです。
ブルーレイディスクを買えば、歌のシーンだけを観られるのでオススメ。
アマゾンではこのお値段ですが、近所のツタヤでは
¥4700+税でした。しかし、早めに買ったので特典つきをゲット。
暑い中、店舗まで行って買った甲斐がありました!
初回限定特典がいらない方は、アマゾンでお安くどうぞ。
今なら希望小買価格よりも27%オフみたいですよ。
※今回の映画パンフレットはプレミア化してしまっているので、
リンクを貼るのは見送りました。転売屋さん、利益を乗せすぎ。
みなさん、映画のパンフレットはできるだけ劇場で買いましょう!
蛇足:字幕版がオススメの理由と、ちょっとした妄想。
せっかくDVDを買ったので吹き替え版で再生したところ、セリフは日本語なのに歌は英語という状態になることが判明しました。フィクションといえどさすがに不自然です。この不自然さが気になる、という方には字幕版がオススメ。作品の世界にどっぷりはまれますよ!
P.T.バーナムの吹き替え役は山路和弘さんです。おかげで、同じく山路さんが劇場版ワンピースで演じていた、歌って踊れるオーナーのテゾーロとバーナムをつい重ねてしまいました。境遇も似てるし。こっちでは幸せになれてよかったねテゾーロさん、なんて思いながら吹き替え版を観ました。映画の観方としてはどうなんだ。これも妄想のなせる業です。
※本記事は、2018年7月3日に加筆しました。