突然ですが、あなたの身近にこんなことを言う人はいませんか?
「明日死ぬかもしれないから、後悔しないように今日〇〇するんだ」
って言う人が。いや、べつにこれが不愉快なわけじゃないし反対意見があるわけでもないんですけど。私はどっちかというと賛成ですが。でもね、どうしてもね、大げさだと思うんですよね。だって、実感わかないじゃないですか? まあ私はアラフォーなんで人生も後半戦に入りつつあるんですけど、それにしたってまだ寿命は半分以上残ってるはずなので、どうにも実感できないんですよね。「明日死ぬかもしれない」っていうのが。だいたい、こう言う人って内心では「明日死ぬわけない」「けど、今すぐこれがしたい」と思っているのでは。言ってる本人でも実感が伴っているわけではなさそうです。じゃあ、どうしたらもっと人の心に響く文言にできるのか。ちょっと考えてみたわけです。で、私が考えた代案がこちら(⇩)
「明日風邪ひくかもしれないから、今これをしよう」
です。ね? このほうがしっくりくるでしょ? 現に私なんか夏風邪(気管支炎)になって5週間経つんですから。いまだに喉に痰がからんでて面倒くさいんですから。家族とは別のスポンジで食器洗ってるしお風呂の順番は最後になるし踏んだり蹴ったりなんですよ。職場には復帰しますと連絡しましたけど。まだまだ本調子じゃありません。この状態になって思ったのは
「元気なうちに遊んどいてよかった~」
でした。 仕事が速く終わった日は寄り道してデパートに行ったりしていました。物販のイベントや展覧会を観たりしたのは楽しかった。仕事帰りには隙あらば遊ぶスタイルでした。梅田界隈の商業施設のイベントをチェックして「今日はあそこに行こう」と思いながら働いていました。楽しみなことがあると仕事も苦にならないですからね。意外と長引いて寄り道できない時間になることもありましたが。なんにせよ元気なうちに遊んでおいて本当によかったと思います。特に、外食なんて健康なうちしかできない。風邪ひきの人が外食したら他人にうつしてしまうかもしれないので。熱がなくても自粛します。自分の体調だけの問題ではありませんからね。それを考えるとやっぱり、健康なうちは遊びまくって増やしまくるべきなんですよ。思い出とかグッズとかを。そして、いざ風邪をひいてお仕事を休んだら積読本を消化しましょう。私はこれを機にドーキンス著『利己的な遺伝子』を読み、無事に読了しました。今はディズニー小説『ホール・ニュー・ワールド』の上巻を読み始めたところです。ついに推しが大活躍する小説を読めてうれしい。漢字に読み仮名ふってあるし、思ったほど大人向けじゃなかったけど。それでもけっこう楽しく読んでいます。しかしこれは、風邪ひいたからこそのご褒美。晴耕雨読ならぬ「健遊病読」の心構えで生きていきたい。
以上、「死ぬかも」じゃなくて「風邪ひくかも」と思って生きようと決意した件でした。