ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

【考察】「クラウド・ガーデン」の世界を滅ぼしたのは「庭師」と「植物」では?

Switchの配信ゲーム『クラウド・ガーデン』の攻略が進んでいるわけではないんですが、どうしても言いたいことがあります。それは「『クラウド・ガーデン』の世界を滅ぼしたのは植物なのでは?」です。なんせあのゲームは登場する物が少ない。作中に登場する物といえば、霧・鳥・廃品・植物ぐらいです。むき出しの地面を見たことはあっても水場は見たことがないので、液体の水すら未登場。まあ、カラスらしき鳥はいるのでどこかに水場があるのでしょうが。あるいは植物を食べているのか、霧の中で呼吸するだけで水分補給できるのかもしれません。あの鳥がそういうふうに進化していても不思議はない…と、いけないいけない。文明崩壊の犯人探しに戻りましょう。私が言いたかったのは、作中に登場する物があまりに少ないので、この中から犯人を特定するならば、植物がもっとも有力な候補だろうということです。もちろん、他の物だって犯人たりえますが。霧はエリアごとに色が異なるので、ただの霧ではなく有毒ガスか微生物兵器なのかもしれません。あるいは『ペルソナ4』ばりに異世界の「霧」がこの世界にあふれて通常の生物を絶滅させたのかも。廃品はただの古びた物品に見えますが実は放射能まみれなのかもしれませんし、全ての「廃品」がSCPオブジェクトばりの異常性を持つ物品の可能性だってあります。おかしな物品が自らを増殖させた結果、生物を滅ぼしたのかもしれません。残る候補は鳥と植物ですが、私の直感では鳥たちは被害者というか、旧世界の生き残りの、最後の通常生物のような気がします。ゲーム中で鳥の表示をオフにすると画面の情報量が減ってプレイが快適になるのでおすすめです。他に鳥をオフにする利点は、鳥がいなくなると鳥たちの心配をしなくなるので心が軽くなることです。鳥たちが画面内にいるとつい「この子たち、ごはんはどうしてるんだろう?」と気になって心配してしまうので、鳥を飼っている方は鳥オフを推奨します。いや、私は鳥飼ってないんですが。動物は好きなのでつい心配してしまう。それもあって今は鳥オフでプレイ中…なのは置いておいて。残る候補は「植物」ですね。先ほども言ったように私は植物が犯人だと思っています。なぜならば、作中では「植物」がダントツで怪しいからです。植物に水をあげたり日光を当てたりすると育つのはわかりますが、この世界では植物に水やりなどしません。水をあげたり肥料を与えるかわりに、近くに廃品を置くと成長するのです。はっきり言って理解不能な生態であり、作中のオブジェクトのなかではぶっちぎりで異常です。この「植物」、最初の一株は人間がつくったのかもしれません。最初の「植物」をつくった人間「庭師*1」がそれをゴミ捨て場に置き、植物が爆発的に繁殖し、文明を食い尽くしたのではないでしょうか。なにせこの「植物」は点灯している街灯にも平気で絡みつくので、通電している機器の上でも繁殖できそうです。そうなれば次々に機器が植物に覆われて壊れて「廃品」が増える➡植物も増えるを無限にくりかえし、文明を崩壊させたのではないでしょうか。あの「霧」だって植物と無関係とは言い切れません。あの霧は植物が大気中に放っている可能性もあります。植物が増えるにつれて霧で覆われた範囲も増えて、地上の動物は滅んだのかもしれません。あの霧は鳥と植物にだけ無害で、他の生き物が吸い込むと死んでしまうのかも…と。どうでしょう。ここまで考えると、植物=最強とは言えないまでも、植物=異常とは言えるでしょう。通常の物なら科学力で対処できるはずですから、文明を滅ぼす物=異常な物のはず。ならば、あの世界を滅ぼしたのはきっと「庭師」と「植物」です。

以上。拙い自説ですが、ご清聴ありがとうございました。

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*1:ニンテンドーの『クラウド・ガーデン』の紹介文には「庭師」という表現があり、プレイヤーは「庭師」となって廃墟を自然に還すことを目的としているらしい。つまり「庭師」は「植物」の味方であり、人間の敵である。