ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

B-SIDE LABELのステッカーが強くておもしろい!

目次

 

今回、ご紹介するのは、ステッカー屋さんの「B-SIDE LABEL」です。

読みは「ビーサイド・レーベル」で、ラベルではありません。

ステッカー屋さんが「レーベル」を名乗っている時点でおもしろい。

レーベルって聞くと、つい「CDを出しているところ」と思ってしまう。

 

東急ハンズでも販売しているので、文具コーナーで

見たことのある方もいらっしゃるかも。

ちなみに、ステッカーのサイズは

携帯サイズ・レギュラーサイズ・ビッグサイズ

の3つで展開しています。

 

イラストの画風が多くておもしろい。

以下、ここがどんな集団(会社)なのか、公式サイトから引用。

 

B-SIDE LABELとは

ステッカーを媒体にだれもが気軽に見て楽しめるポップアートを表現している集団。
現段階ではステッカー屋ですが、将来はステッカー屋に留まらず、多くのアーティストが所属して、音楽業界のように、広い大衆が注目するポップアート業界を作りたい、そういう意味を込めて敢えて音楽業界の所属を現す言葉、labelという言葉を社名の中に用いました。

 

B-SIDE LABELの目指すステッカー

我々が考えるステッカーとは貼ることでもっとも身近なアートを表現できるものであるということ。
ブラックなギャグからキャラクターもの、世情を映したものなど表現に制限は無く、とにかく限られたスペースの中で既存のアートと言われるような敷き居の高いアートではなく、だれもが気軽に見て楽しめるものを創作することを第一に製作しています。

以上、 会社案内 | B-SIDE LABEL より。

 

ね、読んでるだけでおもしろそうでしょ?

それでは、手元にある未使用のステッカーをお見せしましょう。

以下、画像です。

 

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はい、久しぶりの横長画像です。ご覧のように、画風はバラバラ。

B-SIDE LABELは複数の作家さんを擁していますので、

様々な画風を楽しめます。

しかし、見事に動物モチーフしかないな。

ええと、じゃあ使用品を探して撮影してみましょう。

 

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左が初代ニンテンドー3DSで、右が ipod classic なのですが。

あれ? やはり動物モチーフだな。

B-SIDE LABELって動物モチーフしかなかったっけ?

注意:これは私の趣味です。人間など他のモチーフもあります。

 

まあ、このように大人が持ち物に張ることを楽しむステッカーだ、

ということは、おわかりいただけたかと思います。

ステッカーを張りつけることによって、世界にひとつの物を

持つことができるのです! これは楽しいですよ。見るたびにニヤニヤします。

 

ここのステッカーは強い。なんと一年保証付き!

以下、公式サイトから。

 

B-SIDE LABELステッカーのクオリティ

B-SIDE LABELの制作するステッカーは全て防水、UVプロテクト加工をしております。ですので車、バイク、スノーボード、スーツケースなど屋外での使用に適しております。ガンガン外に貼ってアピールして下さいませ!

 以上、 会社案内 | B-SIDE LABEL より。

 

読んでるだけで頑丈そうですよね。

しかも、B-SIDE LABELのステッカーには一年保証つき!

張りつけてから一年以内に剥がれたり、色あせしたりした場合、

本体料金ナシで同じ大きさ・柄のものを発送してくれるようです。

 

これはすごい! 一年保証がついたステッカーなんて、

他に知りません。なんて強度のステッカーなんだ!

 

まとめ。先入観がなくなるブランドです。

完全な私物の場合、どうデコろうが自分の自由です。

ステッカーなんて子どものもの、ダサイ。

そんな先入観をなくして「あ、コレをあれに張れば楽しいかも」なんて

思わせてくれるブランドがB-SIDE LABELです。

 

東急ハンズにお越しの際には、文具コーナーの中を探してみてください。

おそらくは壁際に、ずらっと並んでいるはずです。

 

直営店舗へ行けば、キーホルダーやペンケース、Tシャツなど

ステッカー以外のグッズも売っています。

お近くにお住まいでしたら一度、訪ねてみては。

以下、公式サイトから直営店の一覧リンクです。

 

bside-label.com より。

 

以上、強くておもしろいステッカーのブランド、

「B-SIDE LABEL」の紹介でした。

ゾーヴァ絵の『ちいさなちいさな王様』、表紙絵と同じ柄のマグネットを買うぐらいお気に入り。

目次

 

今回、ご紹介するのは、絵本『ちいさなちいさな王様』です。アクセル・ハッケ作、ミヒャエル・ゾーヴァ絵で、講談社から出ています。絵本といえど判型は縦長で、内容は深くて大人向け。その表紙絵&同じ柄のマグネットをお見せしましょう。以下、画像です。

 

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© 2009 Michael Sowa 

 

右のマグネットは、JR京都駅の美術館「えき」で開かれていたゾーヴァ氏の展覧会で買ってきたもの。本とマグネットを同時に買ったのかどうかは忘れましたが、この絵を含めて気に入っている絵本です。表紙の絵は、マグカップと同じぐらいの大きさの王様が、新聞の上にちょこんと立っているところ。シュールでおもしろい。

 

それでは以下、本作を解説していきます。

 

あらすじ。僕には見えていないものが多いらしい。

ある日、ふらりと僕の部屋にあらわれた、

僕の人差し指サイズの気まぐれな小さな王様。

以上、カバー袖より。

これが物語のはじまり。この王様の名前は「十二月王二世」で、好物はグミベアー*1。この小さな王様は僕の生活に興味津々で、質問と説教が多い。

この王様の説明によると、王様の国の人は、生まれた時に体が大きくて、歳をとるごとに体が小さくなっていくのだという。王様の国の人は、生まれつき大きいのだから、当然ながら女の腹からは生まれない。

それではどうやって生まれるのかというと、夫婦が空から星をとってきてベッドに入れておくらしい。そうしておくと、翌日に我が子がベッドで目覚め、その日から働きはじめるのだそうだ。

この説明を聞く限りだと、王様の国の人たちは自分たちと逆のようだが、王様に指摘されて僕は気づく。見方によっては自分たちもまた、生まれつき大きくて、歳をとるごとに小さくなっているのだ。幼いころには想像力と可能性を持っているのに、歳をとるごとに知識が増えて想像力は衰え、いつのまにか大人になって職業を持ち、他の何かになる可能性を失う。

ある休日、王様は僕に「おまえの職場へのルートを案内しろ」と言ってきた。毎日通っているから退屈だし、今日は職場へ行かなくてもいいのに。僕がしぶしぶ王様を胸ポケットへ入れ、通りにある店を説明しながら案内していると、見慣れぬ者たちがいた。交通を鎮静しようとする白い服の詩人や、出勤している人々を攻撃する竜など。

どうやら、僕には見えていないものが多いらしい。小さな王様がそばにいてくれることが、せめてもの慰めだ。

 

読んだ感想など(ネタバレ注意)

いやあ、この王様の指摘は鋭いですね!  言われてみれば同意することですが、指摘されるまで気づきませんでした。さて、この物語のオチなんですが、なんと、王様がどうなったのか、最後まで読んでもわかりません。王様がどうやってグミベアーを入手しているのかは書かれています。王様は直筆の絵と引き換えに、グミベアーを得ているのです。王様の絵を引き取ってグミベアーをくれるのは「絵持ち」という人物。たくさんの部屋がある家で一人で暮らしていて、日がな一日、無数の絵を観てまわっているそうです。「僕」がソファで目を閉じて(眠って?)、王様の小さなトラックに便乗し、絵持ちの家を訪ねた日までが描写されています。このあとどうなったのか書かれていないところも、お気に入りの理由かもしれません。もしかしたら描写されていないだけで、この物語の世界は今も続いているのかも、なんて想像すると楽しい。

 

以上、アクセル・ハッケ作、ミヒャエル・ゾーヴァ絵、絵本『ちいさなちいさな王様』の紹介でした。

 

※この記事は2024/1/13に修正しました。

 

*1:クマの形をしたグミのキャンディー。ドイツでポピュラーなお菓子のひとつ。

ファッション誌「装苑」の文房具特集に驚いて買ったら、意外とフツウだった。

目次

 

今回、ご紹介するのは、服飾誌の「装苑」。以下、リンクを兼ねた画像です。

 

 

 

流行を追う「ファッション誌」というよりは、

服飾関係を目指す人や、すでにその分野で働いている人が読むような、

業界人向けの「服飾誌」なのでしょう。

巻末にポートフォリオの作り方が載っています。

 

今号の特集は、紙と文房具。

そんな「クリエイター向け服飾誌」の現最新号の特集は、

なんと「(前略)紙と文房具。」!

これには驚きましたね。てっきり服飾関連の情報を発信する雑誌だと。

 

この「装苑」でわざわざ文房具特集だって?

珍しい。よし、久しぶりに買ってやろうじゃないか!

というわけで、現最新号のリンク画像です。

  

 

実際に読んでみると、いやあ、さすがは「装苑」!

p24~p29に、ファッションと紙を融合させた企画

「5人のクリエイターが作る限りなくもろくて美しいモード」が

掲載されています。

 

写っている紙製のドレスもすごいですが、背景の段ボール空間もすごい!

壁も天井も床も段ボール材で埋め尽くされています。

この空間は手作業で作られており、撮影の準備が大変だったとか。

 

で、この特集のこれ以外の企画は、というと。

これが、意外とフツウの文房具特集。

 

紙好きの人に、どんな紙製品が好きかインタビュー

(ブックデザイナーの祖父江慎さんへのインタビューは鉄板)、

様々な紙製品が買える(東京の)お店が載っていたり。

 

マスキングテープ「mt」のカモ井加工紙が今年の2月に

オープンさせた、予約制の路面店「mt lab.」を訪問したり、

「ツバメノート」の製造工程と名前の由来を取材したり。

 

あれ? 私が買ったのって、文房具の雑誌だったっけ?

思わず表紙を確認してしまうぐらい、フツウの文房具特集。

 

読んでみた感想。残念半分・安心半分。

残念な点:「装苑らしい」ファッションに絡めた記事がもっと読みたかった。

     どんな記事になっているのか楽しみだったのに。また、

     紙製品にフォーカスされていて、他の文房具メーカーへの取材がない。

 

安心な点:「装苑」のことを知らない紙モノ好きが、今号を買っても平気。

     ファッションと紙を融合させた企画が新鮮で楽しめそう。

     見開きが三つ続く企画、

     「好きなテイストで集めたいステーショナリーカタログ」も

     鉄板だけど、今、流通しているものを知るにはいい。

 

まとめ。尖った内容の雑誌ですね。

そもそも「装苑」は、遭遇率は高い割に、内容は尖っている気が。

近所の本屋さんにも、セブンイレブンにも置かれていますが、

尖鋭的な雑誌だと思います。

業界人か、よっぽどの服飾マニアじゃないと、定期購読はしてないのでは。

 

クラスに一人はいる、変わり者。そんな印象の雑誌です。

なぜこれがセブンイレブンにも置かれているのか不思議。

 

ちなみに、冒頭に載せた画像は、手元にあるバックナンバーと同じです。

この「(前略)アクセサリーはやめられない!」特集号は

わざわざ通販しました。アクセサリーを見るのが好きなんですよね。

この号は古紙回収に出さずにとってあります。

 

この号の内容は、いかにも「装苑」らしい気がするので

紹介記事はあえて書きませんが、

アクセサリー好きなら買って損はない号ですよ!

 

以上、クリエイター向け服飾誌「装苑」の紹介でした。

 

追記:「(前略)アクセサリーはやめられない!」特集号は、

   オリジナルキャラをつくりたい人にもオススメ。

   三次元の人がつけているとコスプレになりそうな、

   いかにも二次元の人がつけていそうなアクセサリーが多いです。

   個々のデザインをそのまま使ってはまずいでしょうが、

   参考にするにはいいと思います。

 

※本記事は、7月11日・8月17日に加筆・修正しました。

 

 

 

いらない本は図書館に寄贈したい。本も天下のまわりもの 【追記あり】

目次

 

今回は私見を述べる記事です。

本当はある雑誌を紹介するつもりだったのですが、

バックナンバーを探していたら本棚の棚板がはずれてしまい、

棚板がはずれる→本棚が歪んでいる→本が重いせいだ→本を減らそう

と思い立って、自分の蔵書を少し処分しました。 

 

いらなくなった本、どうしてますか?

みなさんは、いらなくなった本をどう処分していますか?

私の場合は以下です。

・雑誌、コミック→古紙回収

・その他の書籍→図書館に寄贈

 

図書館では、雑誌を定期購読しているところもあります。

雑誌のバックナンバーを寄贈しても、処分されるでしょう。

そのため、雑誌は古紙回収に出すようにしています。

 

また、図書館にはコミックが置かれていない(所蔵されていない)

ことが多いので、手塚治虫の作品以外は寄贈しないことにしています。

以前は近所にブックオ〇があったのですが、撤退してしまいました。

そこで、コミックは処分、書籍は図書館へ寄付するようになったのです。

 

もちろん例外もありますが、とにかく本類はできるだけ

ゴミにしないようにしています。

子どものころから本好きだったので、今でも本をゴミにするのには

抵抗があるのです。

 

ちなみに家人は、読み終えた本を平気でゴミ箱に入れます。

本、という媒体にこだわりがないようです。

内容・情報が必要なだけで、読み終わったらただの紙束だ、とのこと。

 

私は紙モノ自体が好きなので、本という媒体が好きで、

本がたくさんある図書館も好きです。

  

私は図書館司書資格を持っていることもあり、図書館には親しみがあります。

今のウチに引っ越してきたら市営図書館が近かったので、一時期は通っていました。

 

古本屋の均一棚で読みたい本を買い、読み終えた本がたまると

図書館へ寄贈していたのです。

私は元から、「この本を読み終えたらどう処分するか」を

考えてから本を買います。 

 

まあ、最悪は可燃ごみにしてしまえばいいのですから、

「本を処分することが不可能」なんて状況は、実際にはほぼありえないですが。

 

私の場合、「本の処分」には可燃ごみにすることを含めず、

できるだけ「本として、本のままで引き取ってもらうこと」をまず考えます。

そうしないと書かれている知識や、著者・出版社の労力がムダになるからです。

 

本を図書館に寄贈すると、どうなる? 

自分は読み終えた本でも、その本をまだ読んだことがない人もいます。

そんな人に役立つようにしたいのです。

本もお金のように、「天下のまわりもの」だと思っています。

 

想像してみてください。

あなたが寄贈した本が、図書館の蔵書になったところを。

透明なカバーがつけられて、背表紙に分類ラベルが貼られ、

裏表紙に管理用バーコードが貼られて、 

蔵書として本棚に収まっているところを。

 

あなたが一冊何千円、いや何百円で買った本が、

市の財産として管理される。これってすごいことだと思いませんか?

 

おまけに、市民のみなさまに読まれるかもしれません。それどころか、

誰かの宿題やレポートに役立ったり、記事や小説を書く資料に

使われたりするかもしれないのです!

※あくまでも、蔵書に採用されたらの話です。

 本を寄贈しても、蔵書にする価値がないと判断されたら処分されます。

 

こんなふうに考えると、いくらお金になるとはいえ、

古本屋に売るのはもったいなく思えてきます。

再び消費される商品になるだけなのです。

おまけに、次に買った人は、その本をゴミにしてしまうかも。

 

どちらにせよ、本をゴミにしてしまわない限り、

住所・氏名は書かされます。ウチの市町村の場合、

図書館のほうがブックオ〇よりも書かされる項目が少ないです。

 

みなさんも、どうせ個人情報を書くのであれば、

図書館に本を寄贈してみませんか?

本を「天下のまわりもの」にしましょう!

 

以上、いらない本は図書館に寄贈したい件をお送りしました。

 

追記1:ビデオ・CDなどの電子メディアを扱っている図書館も。

   クラシックのCDをお持ちなら寄贈してみましょう。

           ポップスその他、クラシック以外のジャンルだと引きとってもらえない

   でしょうが、クラシックならもしかして、資料に採用されるかも。

 

   ここからは個人的なこと。

   蔵書とともにカバンの整理もしたところ、使っていなかった

   トートバッグの中から封筒が出てきました。

   その封筒には4千円入っていました。忘れてただけなのに、

   棚からボタモチの気分です。持ち物を整理すると、いいこともある。

 

追記2:私の本が採用されたっぽい。

   先日、近所の図書館に、本を80冊ほど寄贈しました。

   後日、その図書館に行ってみたところ、3冊ほど採用されているのを

   発見。寄贈する前に蔵書を確認していないので確かなことは

   言えませんが、おそらく私が寄贈した本です。今まで、

   図書館の本棚にあるのを見たことがなく、

   私が寄贈したタイトルの本でした。80分の3だと思うと採用率は低め

   ですが、寄贈した甲斐がありました。

 

 ※本記事は、11月19日に加筆しました。

 

3DSソフト『白と黒の迷宮』が、難しいけど好き。

目次

 

今回、ご紹介するのは、3DSソフト『SHIFTING WORLD 白と黒の迷宮』。

ARC SYSTEM WORKS から、2012年に発売されたゲームです。メーカー公式サイトによればジャンルは「新感覚パズルアクション」とのこと。

以下、リンクを兼ねた画像です。

  

 

モノクロの迷宮の中、主人公を操作して扉(ゴール)を目指す、という作品。つまり、このゲームの目的は「脱出」です。長くて複雑なお話があるゲームも好きですが、これぐらいシンプルなのも好き。

音楽が全ステージ共通で集中しやすく、主人公の足音がする演出が良い。ジャンプして着地すると「コツッ」ていうクツ音がするんですよ! クツ音が好きな人にはたまりませんね!

 

それでは。そろそろシステムなどを解説していきたいと思いますが

その前に本記事中のお約束を。

・ひとつひとつの面を「ステージ」とする

・「ステージ」が集まったものを「エリア」とする

 (本作では8or9ステージで1エリアとなっている)

以上、よろしくお願いします。

ちなみに任天堂のサイトによるとストーリーは全58ステージだそうです。

 

難易度

私の場合はダウンロード版のアドベンチャーモード(本作のストーリーモード)を数年ぶりにプレイしてステージ「2-9」から「5-7」までクリアしたのですが、ここで詰まっています。 全7エリアなのに。エリア5で詰まってどうする。先が思いやられますね。全クリするまであと何年かかることやら(汗)

ステージの床面にガイドとなる矢印が描かれているところがあるので、序盤はほぼ一本道です。この矢印をたどっていけばゴールに着けます。しかし、ステージは進んでいくにつれて広くなり、道順は複雑になり、あげくの果てには矢印をたどれなくなる。あれ、おかしい。同じところをグルグルしてるぞ、と。序盤では一日に何ステージか、気楽にクリアできていたのに、いつのまにか一日に1ステージをクリアするのが精いっぱいになり、クリアした時には知恵熱*1が出る。そんな難易度のゲームです。

 

アクション的要素。トゲは踏むな!

トゲのある床もあり、これに当たるとゲームオーバーというアクションゲームのお約束要素も。「トゲ類を踏むとアウト」ってやつですね! 段差を登るためだったジャンプというアクションが、中空の足場を渡るための動作になり、やげて、足場の下にトゲが! あれ? 意外とパズルゲーム寄りじゃなかったな。確かに「パズルアクション」だわ! お見事に融合してる! これ、アクションゲームが苦手な人はツライんじゃなかろうか。

 

パズル的要素。黒白反転します。

タイトルにある「SHIFTING WORLD」は、ゲーム中で「次元を反転させる」ことから名付けられたのでしょう。Lボタンを押すとステージの黒と白が反転します。正直な話、言葉では説明しづらいのですが、たとえば足元にあった窪みが反転すると、中空の足場になったりします。移動する先がわからなくなったら、とりあえず世界を反転させてみましょう。移動できるところがみつかるはずです。これは実際にやってみるとスゴイですよ! 電子ゲームの本領発揮!

百聞は一見にしかず。次元反転の動画は公式PV(⇩)をチェック!

 

SHIFTING WORLD 白と黒の迷宮 プロモーションビデオ - YouTube

 

プレイした感想など。難しいけど好き

ま、ほとんどはすでに、他の項目で書いてしまいましたが。とりあえず「クリアするのは難しいけど世界観が好き」です。パッケージ版も持っているのですが、万が一なくしてしまったらプレイできない。それはサミシイ。だったらダウンロード版も買おう。ということでダウンロードしてあります。それぐらい好き。

以下、任天堂のリンクです。

 

SHIFTING WORLD 白と黒の迷宮 | ニンテンドー3DS | 任天堂

 

アクションが苦手ではなく、パズルゲームは好きで、クツ音の効果音が大好きな方にオススメ。こんなにしょっちゅうクツ音が聴けるゲームは他にないと思います。

 

以上、3DSソフト『SHIFTING WORLD 白と黒の迷宮』の紹介でした。

 

※本記事は、2022年1月22日に修正しました。

 

*1:頭を使いすぎた時に出る微熱。時間が経てば下がる。

駅でみかけた女性がかっこよかったので、女らしさについて考えてみた。

目次

 

今回は私見を述べる記事です。

 

この間、梅田からの帰りにウチの最寄り駅のエスカレーターを降りて改札までの通路を歩いていてみかけた女性の後ろ姿がとてもかっこよかった!

 

この女性はその日、

髪型:茶色のベリーショート

ボトムス:縦じまで薄手のパンツ

クツ:赤いパンプス(ヒール高め)

という格好をしていらしたのです。この女性があまりにもかっこよかったので柄にもなく「女性らしさ」について考えてしまいました。

 

女性の格好にはルールがある気がする

女性の場合、「一目で女だとわかるような格好をすべし」という暗黙のルールがある気がしませんか? 「最低でもどこか一点は、女である印をつけておくべし」みたいな。冒頭にあげた女性の場合、このルールを足元に適用し、パンプスをはいていたわけですね。 髪型がベリーショート→ロングヘアが嫌い→女らしくするのが嫌い、だと勝手に思っていたので、髪型がベリーショート&足元がパンプス、という組み合わせが考えつかず、実際に見ると非常に新鮮でした。こういう格好はがモデルさんしかしないと思ってました。

私の場合、髪は染めていませんが、一応、セミロングです。これだって「ロン毛は基本的に女の髪型」という暗黙の了解があるから「女の印」としてこの髪型にしているのかも。私の普段の服装はカジュアルを通り越してボーイッシュであることが多く、おまけに胸が小さい。さすがにヒゲはないし声は低くないので、おじさんには間違われようがないですが、下手をすると少年には見えるかも。こんな格好をしているからには、どこか一点ぐらい「女の印」をつけておかねば紛らわしい。せめて髪型ぐらいは女らしく、なんて。こんな思考が無意識に働いて、私のファッションができあがっているのでは。

 

「女である印」をつける利点

私個人は「女らしさ」という規範があること自体には反対しません。「女らしさ」というルールの存在は、むしろ便利だと思っています。たとえば、他人から警戒されにくいので道を尋ねやすい、とか。平日の昼間っから単独行動していても、職務質問はまずされない、とか。これはあくまで私の主観ですが、とにかく「女である印」をつけて行動していると、そっとしておいてもらいやすい。基本的にほっといてほしい人間には、これが非常にありがたい。

 

まとめ。「〇〇らしさ」に囚われないこと。

まあ、この「最低でもどこか一点は、女である印をつけておくべし」というルールを認識したうえで無視するのか、利用するのか、ファッションにするのかは個人の自由です。冒頭の女性の場合は、このルールをファッションにして、髪型とクツにわざとギャップを出すことで、本人と周囲を楽しませているのではないでしょうか。暗黙のうちにある「女らしさ」というルールを楽しんでいそう。さらには、自分の人生も丸ごと楽しんでいそう。これが、私がこの女性を見た時の印象でした。実は「〇〇らしさ」に関係なく「本人がすごく気に入っている格好」をしていれば、いきいきとして楽しそうに見える、ということかも。みなさんも、「〇〇らしさ」に捕らわれず、むしろ「利用してやる!」ぐらいの気概で、ファッションを楽しみましょう!

 

以上、 駅でみかけた女性がかっこよかった件をお送りしました。

 

追記:思えば「女である印」は無害な人間の印だと解釈されているんですね。男性でもスカートを履いていたら暴力は奮ってこなさそうに見えます。「女である印」を身につけるということは「私は無害な人間です」と言っているようなもの。だからほっといてもらえるのかもしれません。女性は肉体的に非力で無害だと思われている限り、女っぽい格好は無害っぽい格好だと解釈され続けることでしょう。「女性➡︎非力➡︎無害」という解釈はもはや本能なので仕方ないですね。身体強化技術が普及するまで女は非力だと思われる時代は続きます。この時代が終わるまでは女の印をつけて「私は無害です」とアピールし、昼間っからの単独行動を楽しみましょう。せーのっ「私は無害な人間です!」

 

※本記事は、2020年5月28日に加筆しました。

 

 

 

隔週刊文化誌「ブルータス」は、特集が当たればおもしろい。

目次

 

今回、ご紹介するのは、隔週刊のカルチャー誌「ブルータス」。

(株)マガジンハウスから出ていて、英語表記は「BRUTUS」です。

 

私はこの雑誌の存在によって初めて、隔週刊という形態を知りました。

週刊でも月刊でもない、隔週刊。この雑誌は2週間に一度出ているのです。

だいたい、月に2回の発行ですね。

 

この雑誌はセブンイレブンにも置いてあるので、みかける機会は多いはず。

でも、表紙に印刷されている誌名は英語のみなので、

目立たないかもしれませんね。お探しの際は「Bから始まる誌名」を意識しましょう。

 

本屋さんの雑誌コーナーでは「カルチャー」に分類されているので、

通りすがりではみつけにくい。この棚の前で足を止めなければいけません。

 

また、カルチャー誌なので特集が号ごとに違い、

カメラやバイクやファッションなど、単一のテーマがある雑誌ではありません。

これではますます存在感が薄い。しかも、一号につき特集が二つある。

どんな人が買うのか想像しにくい。

 

特定の趣味を持つ人が定期購読しているというより、

新号が出るたびに特集を確認して、気になったら買う雑誌なのでは。

現に私はこのタイプの読者です。

 

この雑誌は、特集が自分の趣味に合うとめちゃくちゃ楽しめますよ!

 

BRUTUS」7月15日号は建築特集。

肝心の、現最新号の第一特集は、「(前略)建築を楽しむ教科書」!

以下、リンクを兼ねた画像です。

 

 

 

P38~P81ぐらいまで、

国内にある美しい・おもしろい建築の外観と内観写真が載っていて、

本文を読まずに写真を見ているだけで楽しい。

気分はもはやショート・トリップ!

いやあ、建築系の写真集ってやっぱりいいなあ。

 

今号は巻頭に「日本の近代建築100年を、駆け足でおさらい!」という

コーナーがあります。ここを読めば基本はバッチリ。

建築は見る専の人も、安心してこの特集が読めます。

 

読者が建築の見学に行けるように、

各建築の所在地・電話番号・営業時間・定休日などが書かれています。

また、美術館やホテルといった、利用が有料の場合は料金も記載。

あくまでも基本情報のみとはいえ、かなり親切です。

 

第二特集は「ゼロからの時計選び。」

高級メンズ腕時計の特集なのですが、なかには数千万円するものも。

どこに行けば見られるのか、それさえわからない!

百貨店に置かれているのも、数十万円がいいところなのでは。

 

そんな超・高級腕時計が、写真とはいえ眺め放題。これはうれしい。

腕時計といっても、世の中、何千円の安物ばかりじゃないって

ことを教えてくれます。見識が広がりますね。

 

この雑誌との出会いは学生時代。

次に、この雑誌を知ったきっかけをお話します。

あれは学生時代。まだガラケーを使っていたころです。

 

ドコモのガラケー向けサービスに、「iチャネル」というものがありました。

そこで「Pen」という雑誌が紹介されており、その号は文房具特集ということで

買いに行きました。

 

当時、まだアマゾンのアカウントがなかった私。

向かったのは近所の書店です。

 

もちろん、リアル書店には物理的な本棚があるわけで。

そこの雑誌コーナーで「カルチャー」の棚を見てみると。

BRUTUS」という雑誌も並んでいました。

 

その場でいっしょに買ったわけではありませんが、

「Pen」を買いに行くとたいてい近くに「BRUTUS」もある。

どちらも隔週刊のカルチャー誌で、内容が似ていることもあり、

意識して特集を確認するようになりました。

 

まとめ。特集に脈絡がないのがいい。

 正直な話、今では「BRUTUS」派。

「Pen」よりも少し高いですが、その分、号ごとの特集に

さかれているページが多い気がします。

情報量が多くて楽しいです。

 

手元にあるバックナンバーの第一特集は、

「珍奇植物」と「西洋美術総まとめ」。

 

今号のバックナンバー案内には、

「新しいティーカルチャー。」や「はじまりの音楽」や「忘れられない買い物」

などが載っています。

うーん、脈略がないですね! さすがはカルチャー雑誌!

これからもこの脈略のなさを維持してほしいところです。編集部さん、がんばって!

 

以上、隔週刊のカルチャー誌「BRUTUS」のご紹介でした。