今週のお題「自慢の一着」
自分で改造した服も自慢したいから再びお題に参加。
※今回は過去記事を流用してお題に参加しています。既読の方はブラウザバックを推奨。元記事はブックマーク数が0だったので削除しました。あしからず。
サムネイル画像でありながら実は未完成の図(⬆︎)
この状態までできあがっているので、いったいどこが未完成なんだって話ですが。こうの後けっこう苦戦しました。作ろうと思った動機を説明すると、近所の劇場では映画『JOKER』公開当時、公式のグッズが全然売ってなくてですね。ないなら自分で作ろうと思いまして。「紫色で無地の服を買ってきて、ニンマリと笑った口と襟飾りだけ付けたろ」と。そしたらジョーカーさんっぽくなるやろと。思いついた翌日にユニクロと100均ショップに行って
紫色の安い服(WコットンフライスクルーネックT、税込¥1100)と
貼るフェルトと
アイロンゼッケンとフェルトセットと
両面アイロン接着クロスとを買い
赤いフェルトから唇を切り抜いて
ゼッケンからは白い歯を切り抜いて
貼るフェルトの赤い唇に重ねて鉛筆で歯のガイドラインを引き
ガイドラインに沿って切れ目を入れて
ウキウキとアイロンをかけて接着クロスでつけた。
ここまではよかったんですけども。問題はここからだったんですよ。なんと、1回じゃフェルトがアイロン接着できなかったんですよ! いや、あんなに分厚いんだし仕方ないとは思いますけど! 意外とアイロンの熱が伝わらなくて。一回試しに着てみたらところどころ剥がれて。そこでもう一度アイロンをかけて出来上がったのが最初の画像なんですけども。見ての通りアイロンあとがくっきりとついていて苦戦のあとがわかります。これでやっと完成したと思うじゃん? でも、もう一度着たらまた唇の一部が剥がれてきてて。おまけに襟飾りに至っては全部取れた。これはもう縫い付けるしかない。縫い目が見えるといかにも手芸っぽくて口の迫力が減るかなと思って避けてたんですけど、そんなこと言ってる場合じゃなかった。このままじゃ洗濯できないモノができあがりそうだったので。そんなの服として非実用的でナンセンスだろうと。だからもうあきらめて縫おうと決意しました。実はこの服の背面には
ジョーカーさんの笑い声「HA」を作って
貼り付けてあったんだよ! こっちも一度着たらちょっと剥がれたよ! この後に裏からアイロンをかけたら付いたしアイロンあともマシになった(⬇︎)んですけど
よく見ると唇とコサージュの下に小さく黒い点があります。これは、いったん着てから黒い油性マジックで印をつけた点です。本当はこの位置につけたかったのですが、裏返すと位置がわからなくなるのでこんなことに。まあ、唇は元から(表側から)付けた時点でわざとズラしてあるのですが。コサージュは完全に想定外の位置に。これは残念だが仕方ないのでとりあえず縫おう。では何色の糸を使うか。唇は赤い糸。これは確定。問題は背面のHAでしたが、こちらはHAを緑色の糸で、フチは黄色い糸で縫うことにしました。こうすればHAが見やすくなっていいかと思って。
ついに縫い付け。赤い唇には赤い糸を使い、花型フェルトには青いボタン+黄色い糸で花らしく。背面(⬇︎)は
予定通り緑色の糸でHAを縫い、フチには黄色い糸を使って縫い目を目立たなくしました。縫い終わってから洗濯ネットに入れておしゃれ着洗いでおそるおそるまわしてみたら、ちゃんと耐えてくれた。おしゃれ着洗いなら洗濯できる! これで着れるものが完成! 長かったです。フェルトを縫ったので疲れました。最近撮った完成図(⬇︎)
洗濯後にしまってあったのを引っ張り出して撮影。折りシワがひどかったので画像を一部カット。こうして見ると唇の赤い糸は狙い通り、目立っていません。完成した改造服はお気に入りの一着になりましたが、なかなか着る機会がないのが最近の悩み(笑)
以上。簡単手芸で「自慢の一着」でした。
追記:本記事は2020年11月に改題し、オモコロ杯2021に応募しましたが、残念ながら落選しました。読んでくれた皆さんから星をいただきましたが、この程度の記事では受賞に至りませんでした。残念。