ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

例の辞典『大限界』を読みました。他ジャンルも読めて良い。

こんにちは。先日Amazonから「画像つきリンクの提供をやめるので、お早めにリンクを貼りなおしてくださいね」という旨のメールが届き、困っているミーシックスです。本日(11/30)はAmazonの画像リンクを貼れる最終日なので、あわててこの記事を書いています。記念すべき最終日にご紹介するのは、現役の学生さんが書いて編集したことで話題になったオタク用語辞典『大限界』です(⇩)

辞書に詳しい人ならまず書名で笑えますね。前書きによるとあの『大言海』が元ネタだそうです。誤変換ならぬ異変換かと思いきや「大言海」+「限界オタク」=「大限界」なんだとか。そうきたか。まあ私も「限界オタク」という言葉は知っているので、そこから来てるんだろうなと思い、内容よりも書名のインパクトで予約しました。辞書を予約したのは初めてですが、お値段は1400円+税と辞書にしてはお安いので安心して買えました。辞書といってもハードカバーではないので(物理的に)軽く、寝転がっても読めるのが良いところ。ページ数は索引を含めても288ページしかないので辞書にしては薄いですが、この薄さと装丁の簡易さが軽さ(物理)を実現しているので文句はありません。

さて。ここまで装丁やお値段などハードウェアの話ばかりしてしまったので、ここからはソフトウェア(内容)について。オタク用語」といっても女性むけコンテンツの用語が多い気がします。性愛系コンテンツは「BL用語」しか採用されておらず「GL・百合」の項目はありませんし、エロゲー関連もありません。また、ゲーム関連用語に偏っている印象があります。特に若者に人気の5大タイトルに関する用語が多く、どのタイトルもプレイしていない人は買わないほうがいいかも。Amazonでは目次が確認できるので、自分がプレイしているタイトルが採用されているか確かめてから購入しましょう。私は現役のポケモンプレイヤーなので購入しました。今でも知らない用語は対人戦用語だろうと思っていましたが。案の定。Amazonの例にあった「オシャボ」と「おんみょ~ん」はわかっても「HABCDS」は知らなかった。そろそろ育成論も理解できるようになりたいなと思っていたので助かりました。

実はまだ全部は読めていません。自分の興味があるところから読んでいます。「2次元共通用語」や「ゲーム共通用語」にも知らない語があったので、すでに楽しい。「BL用語」も少し読んでみましたが知らない語だらけ。どの項目も読めば読むほど自分のオタク度は低いと実感。この機会にアイドル用語も読んでみようと思います。この辞典は薄いがゆえに軽い。軽いがゆえに収録用語は多くありませんが、この軽さと薄さゆえに、守備範囲外のジャンルも読んでみようと思えるのが良い。どのジャンルでもそうですが、ご新規さまが入りにくいのはまず用語でつまづくからではないでしょうか。先に用語を理解しておけば怖れずに新規ジャンルに沼れるのではないか。そう思うと貴重な1冊です。この辞典が、あなたの新たな扉を開くかもしれません。開かないかもしれませんが、少なくとも他ジャンルに沼っている友達の話は理解できるようになるでしょう。もしかしたら話が盛り上がるかも?

 

以上、オタク用語辞典『大限界』を読みました。他ジャンルも読めて良いですね。