ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

いつも使っているマグカップを改めて見たら、やっぱりかわいい。ノーティ・マグカップ スマイル シリーズ

目次

 

今回、ご紹介するのは、ノーティ・マグカップ スマイル シリーズ。

井澤コーポレーション製の、水玉柄のマグカップです。

このマグカップのチャームポイントは、底面に絵が描かれている点。

どんな柄が描かれているのか。以下、アマゾンより引用した画像。

実測値も添えておきます。

 

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Amazon CAPTCHA より

底面の直径は約7センチ。

 

これはブラックの底面に描かれている顔です。

私が使っているのがブラックなので、この柄を引用しました。

我が家の水きり棚にこのマグカップを伏せるたびに、

この顔に笑いかけられています。

これはごきげんになりますよ!

 

ちなみに、本体はこんな感じです。以下、アマゾンより引用画像。

  

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Amazon CAPTCHA より

飲み口の直径は約8.9センチ。

 

実際に使っているなら、なんで現物を撮影してアップしないんだって

話ですが、それは日常使いで汚れてるからです。

 

このマグカップは普段使いのせいで慣れ親しみすぎてしまい、

今までご紹介するのを忘れていたのですが、

改めて見たら、やっぱりかわいいので記事にしてみました。

 

買うまでの経緯

いつもなら出会いを詳しく書くところですが、

正直な話、今回はそんなに書くこともありません。

 

いつだったか、底面に動物の口元のイラストが描かれた

マグカップをネットでみつけました。

かわいいんですが高そうだし、どこで買えるのか

イマイチわからないし、奇抜すぎるかな、と思ったような気が。

 

しかし、「向かい側に座った人を楽しませる」というコンセプト

気に入りました。底面に動物の口元のイラストが描かれた

マグカップで飲み物を飲むと、口元だけが動物みたいになっておもしろい。

ちょっとしたパーティグッズなわけです。

 

このコンセプトが気に入ったので、「底面に絵が描かれたマグカップ」を

探してみることにしました。

安価でおもしろいマグカップを求めて向かったのは、近所のイオン。

 

そこでみつけたのがこのマグカップです。

2、3色は置かれていた気がしますが、大人っぽく見えるブラックを

チョイスしました。

 

使い心地。持った感じは見た目より軽い。

飲み口から底面にかけてすぼまっており、

本体は大きくて存在感がありますが、持った感じは見た目より軽いです。

飲み口の直径のわりには本体の厚さが薄い。このおかげで軽いのでしょう。

 

本体が薄いおけで、飲み物が飲みやすいです。

しかし、持ち手は小さくて持ちにくい。指が太い人にはオススメできません。

私は両手で持って飲んでいます。

 

電子レンジ使用の可否は確認していませんが、

九分目まで、冷蔵庫から出したての麦茶を入れて

電子レンジで加熱したところ、問題なく使えています。

連続使用しなければ、たぶん大丈夫です。

 

まとめ。補充できるし個性的。

今回、ご紹介するためにアマゾンで検索してみたところ、

使っているのと同じものが買えることが判明。割れても補充できるし、

しかも、色違いも買える。

 

この商品、アマゾンでは現在(2017/7/27 時点)、

ブラック・レッド・ブルー・ピンク・グリーン の取り扱いがあります。

全5色、なのかな?

 

実はメーカー公式サイトを見たのですが、

カタログがダウンロードできなかったので、全何色なのか

確認できませんでした。

 

このマグカップシリーズは、色ごとに底面に描かれている顔が違います。

詳しくはアマゾンで、「ノーティ マグカップ」で

検索してみてください。

 

底面の表情と色の好みで迷うかもしれませんが、

普段見るのは本体の柄なので、色を基準に選ぶことをオススメします。

 

以上、井澤コーポレーション製のマグカップ、

 ノーティ・マグカップ スマイル シリーズのご紹介でした。

 

 

 

 

マンガ『パンデモニウム -魔術師の村-』は、ケモナーさん以外にも読んでほしい。

目次

 

今回、ご紹介するのは、マンガ『Pandemonium -魔術師の村-』。作者は柴本翔さんで、小学館から全2巻で出ています。柴本翔さんの公式サイトを見てみると、擬人化された動物キャラのイラストなどがたくさん掲載されており「あ、このヒトはケモナーさんなんだな」と思いました。本作はそんなケモナーさんの柴本翔さんが描いたマンガなので、もちろんたくさんのケモノキャラが出てくるのですが。登場人物は、複数の動物の特徴をあわせ持つ、異形の人々がほとんどです。まあ、表紙の画像を見ていただければ、本作中の「異形の人々」がどんな外見なのか、おわかりいただけると思います。

それでは以下、リンクを兼ねた画像です。

  

こちらが1巻。左上で箱を背負っているのが主人公の男性ジファー。

右下にいるのがヒロインのドミーカ、「魔術師の村」の住民です。

顔のキツネっぽさと、手足の猛禽っぽさのギャップにご注目を。

 

こちらが2巻。なぜかボロボロになっているジファーが

何者かからドミーカを守ろうとしています。

 

こうしてふたつの表紙絵を並べてみると1巻と2巻では、ふたりの関係が変化していることがうかがえます。他所者であり、下心があって「魔術師の村」へ来たジファーが、

どのような経緯でドミーカを守ろうと決意したのか。

以下、この作品を解説していきます。

 

今作の舞台・背景

舞台は主に、サブタイトルの「魔術師の村」です。この村には異形の「魔術師」たちが暮らしているとされ、各地で被害を出している厄災「空に潜む者」を操っているとの伝説があります。主人公ジファーの故郷にもこの「空に潜む者」が襲来し、空から「まっすぐな雷」を落とされ、恋人のアンナはその瘴気にあてられて亡くなりました。

「魔術師の村」がある土地は地盤がもろく、草木も生えない不毛の地です。こんな暮らしにくい土地にある村の住民は、本当にただのヒトなのでしょうか。

 

あらすじ

ジファーは死んだ恋人を生き返らせてもらうべく、伝説を信じて「魔術師の村」を目指して歩いていた。食料を落としてからも4日間歩き続け、ついに限界を迎えて倒れた彼をみつけて助けてくれたのは、異形の人々。彼らは、ジファーが探していた村の住民たちだった。ジファーはついに「魔術師の村」にたどりついたのだ!

住民のひとり、ドミーカの家で介抱されて回復したジファー。なんとか村長に面会できた彼は「恋人を生き返えらせてほしい」と頼みこむが、村長の返事はつれないものだった。

「我々にそんな力はない」

村長の言葉の真意は? ここは本当に「魔術師の村」なのか? 異形の彼らはなぜ、不毛の土地で暮らしているのか?

彼の監視を兼ねて世話をしてくれるドミーカと、少しずつ親しくなっていくジファー。気がつけば彼女に魅せられ、彼女を愛しはじめていた。

彼女に自分の真実を打ち明けられず、厚意に甘えて滞在期間がずるずると延びていたある日、事故にあったジファーは、ついにこの村の真実を知る。

しかし、彼を追ってきた者たちに、それを知らせるのが遅すぎた。 はたしてジファーは、異形の村の人々を救えるのか。

 

読んだ感想(ネタバレ注意)

この作品を読むと、「人はみかけで判断されがち」であることと「外見がかけ離れた人々が仲良くするのは難しい」ことを痛感します。この世界の人々はケモノなので、

猫・犬・鳥・牛・馬・狐などの姿をしています。私たちの世界よりも「人種」が幅広いのです。しかし、やはり差別はあり、複数の動物の特徴をあわせ持つ者は「異形」とされています。「異形」の人々が迫害を逃れて身を寄せ合ってできた村が、不毛の土地にある「魔術師の村」の正体なのです。外見が生まれつき普通ではないだけの人々は、当然ながら特別な力など持っていません。

「魔術師の村」の伝説はおそらく「なんでも願いを叶えてくれる人、魔法使いみたいな人が、どこかにいてくれたらいいのに」という願望と「異形の人々が暮らしている村があるらしい」というウワサが合わさってできあがったのでしょう。そこへさらに「空に潜む者たちがもう来なくなればいいのに」という願いも反映され「空に潜む者たちは、魔術師の村でつくられ、魔術師が操っている」などという根も葉もないウワサへと変化してしまったのでは。

この物語は、人間の社会でも似たようなことが起きていることを思い出させてくれます。そしてそれは、部外者から見ればおかしなことだということも。

表紙のケモノ絵から、モナーさん向けだと思わないで、非ケモナーさんにも読んでほしい作品です。

 

さて。読後のあなたは、

・ツノをはやした九十九尾狐のカヨウさん

・ヒロインのドミーカさん

のふたりのうち、はたしてどちら派になっているか!

 

ちなみに私、外見は圧倒的にカヨウさんが好みです。猫と狐のモチーフは好きなんですよね。カヨウさんだって狐の一種だ(断言)

 

以上、柴本翔さん作、マンガ『Pandemonium -魔術師の村-』を紹介しました。

 

追記

読み終える頃には、ジファーとドミーカの幸せを願い、村人のなかで一人はお気に入りになっていること、間違いなしです。村人のなかにはかわいい子供たちもいます。すべての住民が不気味なわけではありません。ご安心を。

 

※本記事は2020年6月11日に修正しました。

 

紳士マンガ『リストランテ・パラディーゾ』の外伝、『GENTE』が本編よりも長くて驚き。

目次

 

今回、ご紹介するのは、マンガ『リストランテ・パラディーゾ』(全1巻)と、

その外伝の『GENTE(ジェンテ)』(全3巻)。

作者はどちらもオノ・ナツメさん。以下、画像です。

 

  

 

リストランテ・パラディーゾ』は、2009年に深夜アニメが

放送されていたので、タイトルをご存じの方もいらっしゃるかも。

ちなみに私は、アニメは観ていません。サントラは買いましたが。

 

この作品は、本編よりも外伝のほうが長いという

驚きの構成になっています。 この点がすでにおもしろい。

 

それでは、以下、この作品を解説していきます。

 

時系列など

物語の時系列

まずは、時系列を整理しておきましょう。

この作品の時系列は、

『GENTE』1巻→『GENTE』2巻→『リストランテ・パラディーゾ』→

→『GENTE』3巻 となっています。

 

リストランテ・パラディーゾ』を現在とすると、

『GENTE』1、2巻が過去(作中のリストランテができるまで)の話

で、『GENTE』3巻が未来の話になります。

 

次に、 作中のリストランテについて解説します。

 このリストランテの名は「カゼッタ・デッロルソ」。

リストランテ・パラディーゾ』の冒頭では従業員は6名ですが、

主人公のニコレッタが加わることで7名になります。

以下、従業員の紹介です。

 

 「カゼッタ・デッロルソ」の従業員

クラウディオ:カメリエーレ(給仕)長。穏やかな性格の老眼鏡紳士。

ルチアーノ:カメリエーレ。口うるさいが気遣いのできる老眼鏡紳士。

ヴィート:カメリエーレ。元プレイボーイの老眼鏡紳士。

ジジ:ソムリエ。つまみ食いが多く無口で小柄な老眼鏡紳士。

フリオ:シェフ。人当たりと腕がいい、伊達老眼鏡の紳士。

テオ:シェフ。若手だったが、作中で老眼になった。デザート作りがうまい。

ニコレッタ:シェフ見習い。唯一の女性スタッフ。クラウディオが好き。

 

実はこのリストランテは、オーナーが奥さまを喜ばせるために

従業員を集めました。採用基準は「老眼の歳の頃の紳士」です。

だから従業員のリストがこんなことになっているわけでして。

 

リストランテ「カゼッタ・デッロルソ」では、奥さまと同じご趣味の方、

従業員目当ての女性客で満席になっていて、

当日ではまず席が取れないのが日常です。

 

それでは、以下、あらすじを書いていこうと思います。

 

リストランテ・パラディーゾ』のあらすじ

離婚した弁護士の母親に祖父母のところへ預けられて育った娘、ニコレッタ。

20歳になったのを機に、ローマへ出てきました。

その目的は、母親が再婚しようとしている相手に、

母には自分という大きな娘がいることをばらすこと。 

 

母のオルガが再婚しようとしている、リストランテのオーナーの

ロレンツォは、子持ちの相手とは結婚しないという主義でした。

そして、リストランテに妻好みの従業員を集めるほどの愛妻家です。

 

このオーナーに、オルガの娘であることをばらさないことを条件に、

ニコレッタは、紳士まみれのリストランテ「カゼッタ・デッロルソ」で

働きはじめました。稼いで自立をするためと、何より、

恋した人のそばにいるために。

 

若きシェフ見習いのニコレッタの恋の行方は? はたしてニコレッタは、

実はバツイチでニコレッタよりかなり年上の、

カメリエーレ長クラウディオをオトすことができるのか?

 

『GENTE』について

『GENTE』を通読して思ったことは、

「主役が毎度変わって、群像劇っぽくて、リストランテ・パラディーゾよりも

 ちょっと読みにくい」ということ。

リストランテ・パラディーゾ』にはニコレッタという主人公がいて、

お話がわかりやすかった。

 

先に書いたように、1、2巻がリストランテ「カゼッタ・デッロルソ」が

できあがるまでの話です。

 

従業員の顔ぶれが変わっていく様が描かれ、

おそらくはニコレッタと面識がない面々が登場します。

ニコレッタの登場は、2巻に収録されている第10話のラスト2コマからです。

 

3巻からは、ニコレッタが「カゼッタ・デッロルソ」に来てからの話。

リストランテ・パラディーゾ』の続編とも言えます。

 

読んだ感想。あなたもニコレッタちゃんになる?

うーんと、いや、とにかく従業員の面々がステキ、としか言えない。

だってこれはマンガなんだから、最初から、オーナーの奥さまと

同じ趣味の方しか、買って読む気にならないのでは。

 

国産の恋愛マンガとしては異色の作品ではないでしょうか。

なにせ、ニコレッタが恋する相手はえらく年上です。

しかも、それを母のオルガと、職場の人たちが応援しています。

 

日本で同じ状況になったとしたら、周囲からえらく反対されそうですが、

作中では温かく見守られています。舞台がイタリアだからでしょうか。

まわりの人たちの大人な反応が、いかにも海外っぽい。

さすが、作者が語学留学でイタリアに行ってただけのことはある。

 

家人に

「この作品って女性向けというか、恋愛マンガが好きな人向けじゃない?」

と言ってみたところ、

「いや、出てくる料理がおいしそうで、恋愛マンガが好きじゃなくても

 楽しめるよ」と言っていました。

 

作中に描かれる、おいしそうなお料理を(観て)楽しみましょう。

特にテオのドルチェ(デザート)は、黒白でもおいしそうです。

オノ・ナツメさんの画力に脱帽。さすがはプロ!

 

おいしい料理と、老眼鏡の紳士と、イタリアの雰囲気

が好きな方にはオススメの作品です。

読後にはあなたもきっと、ニコレッタちゃんになっていることでしょう。

  

以上、紳士まみれのマンガ『リストランテ・パラディーゾ』と、

本編より長い外伝『GENTE』の紹介でした。

 

※本記事は、8月19日に修正しました。

 

 

 

 

【ネタバレ注意】 映画『ルドルフとイッパイアッテナ』は、これから猫を飼いたい方に観てほしい。

目次

 

今回、ご紹介するのは、劇場版CGアニメ『ルドルフとイッパイアッテナ』。

配給は東宝で、監督は湯山邦彦さんと、榊原幹典さんです。

 

CGアニメと聞くと、ついピクサーを思い浮かべてしまいますが、

この作品は日本製です。この点が気になっていたので、

ツタヤでレンタルして観てみました。

 

そうしたら、オチが意外で、出てくる人の一部があんまりヒドイので、

ちょっとつっこみたくなってしまい、この記事を書いています。

※原作の絵本は読んでいません。

 

それでは、以下、この作品を解説していきます。

黒字があらすじで、オレンジの字が私の感想です。

 

あらすじ&感想(ネタバレ注意!)

三丁目のリエちゃんちに飼われている黒猫の男の子「ルドルフ」。

ある日、リエちゃんが扉を閉め忘れたのをいいことに、

リエちゃんのあとを追って無断外出してしまいました。

これはリエちゃんの確認不足で、リエちゃんに責任があると思います。

ウチの猫も、玄関ドアを開けた時に外へ出てしまい、迷子になった

ことがあります。幸いにしてみつかりましたが、本当に要注意です。

 

ルドルフは普段は室内飼いで、外には慣れていません。

魚屋さんからドロボウと誤解されて追いかけられ、

逃げ込んだ先はトラックの荷台。

そりゃ、シシャモをくわえて走ってたら間違われますって。

この点はルドルフくんが悪いですね。

 

翌朝になって着いたところは見知らぬ町、東京でした。

トラックを出てうろついていたルドルフに、この町のボス猫が

声をかけてきました。

「見ない顔だ。この町の奴じゃないな。おまえ、名前は?」

 

自分の名前を教えたルドルフがボス猫に名前をきくと、ボス猫は

「おれの名前は、いっぱいあってなあ」と答えました。

これを聞いたルドルフは、この猫の名前は「イッパイアッテナ」と

いうんだと勘違いし、彼のことをイッパイアッテナと呼んでいます。

イッパイアッテナにはいくつも呼び名があり、

ボス、すてトラ、タイガーなどと呼ばれています。

 

出会ったその日から、ルドルフはイッパイアッテナの教えを受け、

野良猫として生きる術を学んでいきながら、さらに

人間の文字まで教わりました。

なんとイッパイアッテナは、文字の読み書きができる猫だったのです!

実は文字が読める動物、という設定はたまにみかけますが、

文字が書ける、というのは珍しいと思います。

猫は、爪がとがっていて足首が回せる器用な動物ですが、これはすごい。

 

リエちゃんちへ帰る手段がみつからないまま、イッパイアッテナと

暮らしていたルドルフ。ある日、岐阜行きのバスツアーが

商店街から出ることを知りました。

これを知ったのは風で飛んできたチラシのおかげ。字が読めるってすばらしい!

 

以前、テレビで見て、リエちゃんちは岐阜市にあることを知っていた

ルドルフとイッパイアッテナ。これに乗ればルドルフは帰れそうです。

明日出発するから、今日はお別れ会だ。お肉が食べたいというルドルフに、

「ちょっと用事がある」と言ってでかけたイッパイアッテナ。

 

イッパイアッテナが向かったのは、昔、飼われていた家の隣家。

隣家に飼われている犬の「デビル」は、いつもエサに

ステーキ肉をもらっているのです。

「用事」ってこのことだったんだ。元、お隣さんだしわけてくれるかも? 

 

デビルに肉をわけてほしいと頼むと、

「芸をしたらわけてやる」と言われ、イッパイアッテナが

仕方なくお腹を出して転がろうとしたところに、

デビルが襲いかかりました。イッパイアッテナはだまされたのです。

元、お隣さんなのにヒドイ! デビルは猫嫌いなのかな?

 

イッパイアッテナが自分のせいでケガをしたことを知ったルドルフ。

岐阜行きのバスに乗るのはやめて、デビルに仕返しをしてこらしめました。

この一件でデビルに一目置かれたルドルフ。

今ではデビルと友達になりました。

ケガをしたイッパイアッテナは、ルドルフがつれてきた人に

病院へ運ばれました。手当を受けたイッパイアッテナが休んでいる間に、

デビルに仕返しをするルドルフがかっこいい。

しかも、デビルを許してあげて、友達になるなんて優しい!

犬のデビルは、自由に外出できる猫がうらやましかっただけでした。

 

ケガが治ったイッパイアッテナは、ルドルフに提案します。

高速道路に乗る車を乗り継いで、岐阜まで帰ればどうだろう。

インターチャンジの名前やナンバープレートの読み方を教わった

ルドルフは、金物屋に来たトラックに乗り込みました。

高速道路というものを理解し、利用しようと考えつくイッパイアッテナは

本当に賢い猫です。

 

ルドルフが 最後に乗ったのは、ナンバープレートに

「岐阜」と書かれていました。これでやっと岐阜に着きそうです。

しかし、頼みの車は途中で故障して止まってしまいました。

ここからは歩くしかありません。

がんばれルドルフ! 

 

見覚えのある山をみつけて、やっとリエちゃんちにたどり着いたルドルフ。

隣家のおばさん猫の話も聞かず、庭からお部屋へ入ります。

あ、なんか不吉な予感がするぞ! まさか一家が引っ越してる、とか?

とにかくハッピーエンドじゃなさげ。

 

するとそこには、見知らぬ小さな黒猫がいました。

その黒猫の男の子の名前は、自分と同じ「ルドルフ」で、

外見は子猫時代のルドルフにそっくりでした。

隣家のおばさん猫が言いたかったのはこのことらしい。

 

気がつけば、ルドルフがいなくなって一年が経ち、

リエちゃんちには新たな猫がもらわれて来ていたのです。

しかも、このうちで飼う猫は一匹だけ、という条件でした。

リエちゃんとリエちゃんの親がヒドイと思います。

これではリエちゃんが命の大切さを学びません。

かわいい猫ならなんでもいいのか! ルドルフは愛されてなかったのでしょうか。

 

新しい「ルドルフ」にリエちゃんを任せ、泣きながら東京へ戻ったルドルフ。

東京行きの描写は省かれていますが、ルドルフくんが何気なくすごい。

イッパイアッテナと暮らしていたお寺へ帰ると、驚きの知らせが待っていました。

なんと、イッパイアッテナの飼い主が、アメリカから帰ってきたというのです!

飼い主、帰る気だったのか! 

だったらイッパイアッテナを捨てて行くんじゃありません!

文字を教える前にすることがあるでしょ! 里親を探しなさいよ!

 

ルドルフたちはイッパイアッテナの飼い主から、おいしいゴハンをもらいました。

岐阜と東京をひとりで往復して自信をつけたルドルフ。

今度は日本一周でもできそうな気分です。

 

こうして、ルドルフはイッパイアッテナと、改めて東京で暮らしはじめました。

まさかの野良猫ルートでエンディング!

こういう話って、たいていは、おウチへ帰ってめでたしめでたし、に

なるものでしょう。それがこのオチとは!

 

まとめ。猫にだって感情はあります。

この映画は、これから猫を飼いたいと思っている人に観てほしい映画です。

猫にだって感情があります。迷子になったり、

捨てられたりしたらさみしいでしょうし、何より苦労します。

自分がリエちゃん一家やイッパイアッテナの飼い主のような、

無責任な飼い主になってしまわないか、よく考えてほしいです。

リエちゃんちに新たな猫がもらわれてきた経緯を聞いて、

リエちゃんの親に説教したくなりました。

 

あと、猫はこの作品のようには人になつきません。 

実際には一年もしたら忘れてると思います。

 以前、五日くらいの旅行から帰ったらウチの猫に

「誰だおまえ」という顔をされました。特に洋猫は意外と薄情です。

 

このように猫と人の思いはすれちがいがちなので、

犬のようになつくペットがよければ犬を飼いましょう。

散歩させなくていいから、という理由で猫を飼うと、イメージとちがうかも。

 

おっさん猫のイッパイアッテナがかわいい鳴き声と表情で

人を都合よく使うシーンでは、

イッパイアッテナの普段のりりしさとのギャップを楽しめます。

うーん、やはり猫はおっさんでもかわいい。

 

以上、劇場版CGアニメ『ルドルフとイッパイアッテナ』の紹介でした。

 

 

 

 

なぜ私は夏にスターバックスでホットココアを頼むことにしたのか。

今回は、私見を述べる記事です。

 

目次

 

スターバックスには「ココア」というメニューがある。 

みなさんは、スターバックスに「ココア」というメニューがあるのを

ご存じでしょうか。

先日、友人に「スタバでココア飲んできた」と言ったら、

「ココアなんてメニューにあったんだ。飲んだことない」と

言われまして、「そうか。目立たないし知らない人もいるんだな」と。

  

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(イメージ画像をお絵かきソフトのペイントで描いてみた。

 深緑色のマグカップに入ったホットココア、のつもり)

 

メニュー表の右下のほうに載っているので目立ちませんが、

スターバックスの歴としたメニューで、アイスとホットが選べます。

 

ココアってカフェインはあるのかな、ということで

素人なりに調べてみた結果、ココアのカフェイン含有量は

コーヒー以下、紅茶以上であることがわかりました。

 

つまり、カフェインが苦手な人にはオススメできない

メニューだということですね。ちょっと残念です。

 

それでは、なんでまた私はスタバでココアなんて頼もうと思ったのか。

しかも夏にホットココアを。

以下、わけをお話ししようと思います。 

 

なぜ私は夏にスターバックスでホットココアを頼むことにしたのか。

私の胃腸は、冷えに弱くて下しやすいのです。

夏になれば冷房と冷たいドリンクでお腹を冷やしがちなので、

実は夏のほうが冬よりも下しやすいんですよね。

 

で、今日は家を出る前に自前のアイスティーを飲んでいまして。

ショッピングセンターに着くころには、体が冷えていました。

 

そして訪れた、テナントのスターバックス

家でのアイスティーに加え、館内冷房でさらに体が冷えていた私。

入店と同時に思っていました。

「今日はもうホットドリンクにしとこ」、と。

 

しかし、ただホットコーヒーにしただけでは甘みが足らない。

夏なのにホットが飲みたい時は体が冷えている時で、

体が冷えている時は、体が弱っている時でもある。

何か甘いものを飲んで血糖値を上げておきたいところです。

 

そこで思い出したのが「ココア」というメニュー。

これなら適度に甘くて元気が出そうです。

よし。今日は久しぶりに、ココアを頼もう。

 

ということでホットココアを注文したら無料でホイップクリームを

乗せられそうになり、あわてて

「あ、ホイップクリームはナシでお願いします」と頼みました。

調理中に。大変失礼しました。知ってたら注文時に「ノンホイップ」と

言っていたのですが。悪いことしたな。

 

みなさん。ドリンクをアイスにするか、ホットにするかは

体調の問題です。季節感は問題ではありません。

新作フラペチーノの看板に流されないで、自分の体調に合ったものを

注文しましょう。

 

おわりに。オススメを断れるようになろう。

お店がオススメしてくるものを断れないうちは、

一人前の消費者ではありません。要らないものは要らないし、

要るものは要るのです。

お店にはお店の都合があり、客には客の都合があります。

両者の利害が一致した時に、お買いものが成立するのです。

 

お店がお店の都合(新製品の宣伝とか)を優先するのは自由です。

同時に、お客がお客の都合(夏だけどホットが飲みたいとか)を

優先するのも自由です。

 

私は、お店に迷惑をかけない範囲で、自分の都合を優先するようにしています。

何事も快適なのが一番!

 

以上、なぜ私は夏にスターバックスでホットココアを頼むことにしたのか、を

お送りしました。

 

 

 

ロレッタ・デビルのブラックシャンプーをパケ買いしたらアタリだった。

目次

 

今回、ご紹介するのは、(株)モルトベーネから出ているシリーズ、ロレッタ・デビルより、ブラックシャンプーです。この商品実は、アマゾンのレビューだけを見て、成分を調べず、パッケージの外見が好きで買ったんですよね。そんな、外見優先で通販されたシャンプーの画像がこちら(⇩)

 

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このボトルが、かっこいい! まさにデビル! キャラクターの形をしたシャンプーなどはたまにみかけますが、サンリ〇のキャラだったり、容量が少なかったりして、いかにも子供向けっぽい。そういうのに比べれば、600ml入りで真っ黒なこのボトルは大人向けかと。リフィル(詰め替え)を買うかどうかはわかりませんが、このボトルは使い続けるつもりです。違うシャンプーを入れてでも、このボトルには使う価値がある!

 

それでは、このシャンプーを買うまでの経緯をお話ししますね。

 

「ロレッタ・デビル」シリーズを思い出したきっかけ

みなさんは、チョコ菓子の「ベイク」ってご存じでしょうか? 森永製菓から出ている商品なのですが、2016年にロレッタ・デビルとコラボしていました。ヘアメイクコンテストを開催していたようで、今でもロレッタ・デビルの公式サイトで投稿された写真を見ることができます。コラボパッケージのベイクを持ち、ロレッタ・デビルのヘア・ワックスでつくった髪型を撮影して投稿する、という趣旨だったみたいですね。受賞したら何がもらえたのかは知りませんが。

そう。この記事に関連しているのは、このコラボパッケージです。これをコンビニでみつけて買って、ロレッタ・デビルというシリーズの存在を思い出しました。

 

ロレッタ・デビルってどんなブランドなんだろう?

そういや、このシリーズのヘア・ワックスってよくアットコスメとかでみかける。パッケージがおもしろいんだよね。しかし私、ワックスとか使わないからなあ。シャンプーは出してないのかな、このシリーズは。あったらほしいな。と、調べてみたら、ありました! しかも容量がデカイ! ボトルのデザインもステキ! ありがたや! 公式サイトを見てわかったことは、なんとこのシリーズは商品がキャラクター化されており、

みなさん「デビル・ホテル」の従業員という設定で、個々に名前がついている、ということ。この「ブラックシャンプー」の場合、肩書きは「コンシェルジュ」で、名前は「ブラッキー」。つまり、この方をお風呂場に置いておけば、アナタのバスルームにコンシェルジュが常駐するということに。なにこれ。考えるだけで楽しいじゃん。考えて楽しいことは即実行だ! ということで通販しました。お値段のおかげで送料はタダ。そう、この方は600mlだと2000円オーバーです。さすがはコンシェルジュさんですね! 330mlのパッケージもありますので、お試しにはそちらをどうぞ。ただしコウモリらしく、つり下げ式のボトルですが。以下、リンクを兼ねた画像です。

使った感想 。使っててつらくない!

正直な話、成分や効能には期待していませんでした。なんせボトル目当てで買ったもので。しかしこれが、使ってて辛くないんですよ。一時、このシャンプーと他のシャンプーを交互に使っていた時期があるんですけど、いやあ、同時期に使っていると落差がわかっていいですね! このブラックシャンプーを使ったあとに他のシャンプーを使うと、なんか、辛い。頭皮がヒリヒリするのです。そちらからブラックシャンプーに戻ってくると、ほっとする。「ブラックシャンプー」という商品名の由来は、中身が本当に黒いからだと思います。炭と海泥を配合しているそうです。洗顔料その他、炭を配合した製品がお好きな方にオススメ。夏のシャンプーは爽快感と洗浄力で選んでいる私ですが、今年の夏シャンプーはこれに決定!

 

 以上、ロレッタ・デビルシリーズよりブラックシャンプーをご紹介しました。

 

 

 

『依存症ビジネス』は、スタバのフラペチーノを実名でやり玉にあげてる、勇気ある本です。

今回、ご紹介するのは、ダイヤモンド社から出ている翻訳書、

『依存症ビジネス 「廃人」製造社会の真実』。

デイミアン・トンプソン著、中里京子訳。

 

なんでまたこの本を紹介しようと思ったのかと言えば、

以前書いたスタバの記事に加筆したのがきっかけ。

以下、加筆した記事へのリンクです。

 

mee6.hatenablog.jp より

 

そういえば、スタバのフラペチーノをやり玉にあげている本があったなあ。

まだ手元にあるかな? あった! ということでリンク画像です。

 

 

 

著者はイギリス人の方で、本書であげられている依存症の事例は

主に英・米のものです。

このため、日本ではなじみがない、ドラッグ・ギャンブルの事例も

あげられていますが、なかには日本でも聞き慣れた企業名・商品名も。

 

その一つが、第5章「スイーツはもはやコカインだ!」に登場する

スターバックス」と「フラペチーノ」です。

 

では、そもそも「フラペチーノ」とはなんでしょうか?

本書の説明によりますと、

フラペチーノという名前は、冷やす(中略)という意味のフランス語「フラッペ」と、「カプチーノ」を合わせた造語だ。この飲み物を発明したのは、マサチューセッツ州のコーヒーチェーン。スターバックスに買収されたときに、その権利を同社に譲ったのである。

 以上、同書 P166より。

 

いやあ、驚きですねえ! 「フラペチーノ」が造語なのは知ってましたが、

まさかスターバックスの発明じゃなくて、買収した会社の発明だったとは!

 

さて、じゃあこの「フラペチーノ」がどんな悪さをしているっていうんでしょう?

 

本書によれば、糖分つまり砂糖にも、実は依存性があることが

実験で確かめられており、イカロリーで糖分が高いものが、

そのへんで容易に買えること自体が問題なのだと指摘されています。

 

そう。フラペチーノが特別に悪さをしているわけではなく、

スターバックスの、フラペチーノの売り方が巧妙なだけなのです。

 

人間の欲望スイッチはキュー(合図)によって簡単にオンにできて、

売り手はそれを利用しているのだ、というのが本書の主張です。

「今すぐほしい!」と思わせる画像などを多用している、ということですね。

 

しかし、この本を読んだ私の感想としては、

「そんなに欲望をかきたてられるかなあ?」と。

 

確かに、スターバックスの店先に立っている

新作フラペチーノの看板はオシャレで魅力的だし、

話のタネになるので一度は試しますが、二回目以降は

そんなに魅力を感じません。もう未知のものではないからです。

 

ですが、この本の著者によれば違うらしい。

夏のあいだじゅう、午後になると、私はフラペチーノをすするために12階から下に降りていった(中略)

結局私は、スタバに行かなくなった。太りだしたからだ。

 以上、同書 P166より。

 

いやいやいや、著者さんが甘いものに弱すぎるだけでしょ?

大の大人が太るまで通うことがおかしいんですよ!

ヘルシー志向の人だったらむしろ避けるよね?

 

うーん、やはり

カップケーキのレトロな魅力は、糖分や脂肪分のとりすぎといった懸念を押しやってくれる。

 以上、同書 P12 より。

 

という人の感性には共感しかねます。本書によるとアメリカでは

カップケーキが「お母さんの味!」なんて文句で売られてるらしいですよ。

私にはちょっと信じられないです。

 

著者の名誉のために言っておくと、この本は情けない大人たちの

依存症の事例を集めただけの本ではありません。

 

最終章「われらを誘惑から救いたまえ」では、

私たちの「欲しい」という衝動を操作しようとするテクノロジーのトリックを早く見抜ければ見抜けるほど、それらを拒絶できる可能性も高くなる。

以上、同署 P335・336より。

 

と述べています。これを私なりに解釈すると、

売り手の意図が読めれば興ざめするので、買う気が失せて節約できるよ、

ということかな。

 

買う(食べる)ということを選択するとき、

アナタが主導権を握れば、節約できるのはお金だけではなく、

費やす時間と摂取カロリーも節約できる!

 

本書は、あたりまえだけど大事なことを、思い知らせてくれる本です。

 

表紙絵がちょっとカワイイし、カバーの手触りもいいし、

グラフはたしか出てこなかったし、難しくない内容なのでオススメ。

ドキュメンタリーを見る気分で、気軽に読んでもらいたい。

内容はシリアスですけどね。

 

以上、勇気ある啓蒙書『依存症ビジネス 「廃人」製造社会の真実』の

紹介でした。