ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

「最長はコンビニ」は意外なのか当然なのか。

今週のお題「やったことがあるアルバイト」

 

私のバイト歴では、3年続いたコンビニ店員が最長だった。これは意外なのか当然なのか。どこかで「発達障害者のバイト先はコンビニがオススメ」と読んだことがある。やることの順番と時刻がきっちり決まっており、タイムスケジュール通り作業できればいいから。何時頃にこれをやって、その2時間後にはこれをやって、揚げ物の廃棄は揚げてから〇時間後で…と、マニュアルで細かく決まっているので不明点が少なく、作業の内容や順番が比較的わかりやすいのは事実である。現に私は3年続けられたから「発達障害グレーゾーン」の人には確かにオススメだ。しかし、研修期間中に覚えることは多く、人が少ない店舗だと他のシフトの補助に呼ばれたりもするので、短期間に多くのことを覚えるのが苦手な人には向いていない。あと、タバコ・酒・新聞も販売しているのでお客さんには中年男性も多く、若い女の子だと絡まれるかもしれないし、常連さんが買うタバコの銘柄は覚えないといけなかったりする。男性恐怖症だとまず働けないし、朝の出勤ラッシュ前のお客さんは急いでいて殺気立っていることも多い。要するにコンビニは客層が悪いので、優しいお客さんとだけ接したい人にはおすすめしない。こう考えると、発達障害グレーゾーンとしては長く働けて当然だが、怒られるのが嫌いでメンタルが弱めの自分が、同じ店舗で長く働けたのは意外でもある。

バイト先のコンビニは家から近くて(徒歩15分ぐらい)台風の日でも出勤しやすくてよかった。主婦の人が応募してこなさそうな早朝シフト(AM5:00➡AM9:00)を選んだせいで3時起き➡4時半出勤で、シフトが入っている日は就寝時間が早く、バイト明けは朝から寝るので午前中が潰れるという不便さはあったが。おまけにこのシフトは週2回だけだったので、私の1週間の労働時間はわずか8時間。1ケ月=4週間の総労働時間は32時間にしかならず、時給制ではとても実入りの良いバイトとは言えなかった。しかしこの拘束時間の短さのおかげで、なんとか3年続けられた。「嫌気がさす」という表現があるが、私に言わせれば嫌気は「さす」ものではなく「たまる」ものである。嫌気が限界まで貯まってしまった時、人は今いるところから逃げ出す*1のだ。拘束時間が短いバイトでは上司や客と接する時間も短く、嫌気が貯まりにくかった。ではなぜ3年でやめたのかというと、制服のエプロンに穴が開いたから。働き続けるためにはエプロンの交換をお願いしなければならないが、はたして自分はこのエプロンを交換してまでここで働き続けたいのかと自問した。答えはNOだった。だからその月いっぱいで辞めさせてもらうことになった。幸いにして私よりもはるかに仕事ができる後輩(主婦)が同じシフトに入っていたから、その人の取り分が増えてむしろよかったと思う。辞めてしばらくは元バイト先のコンビニには近づかないようにしていたが、元から「私生活でほぼ使わない店舗」を基準に応募していたので生活に支障はなかった。おまけにこの店舗、今では看板が変わって別のコンビニになっている。私が働いていた頃からオーナー夫妻は初老だったし、息子さんは別の県で会社員をなさっているらしいので、元から後継者がいなかったのだろう。最初から一代限りのつもりで経営していたのだと思う。オーナー夫妻と噛み合わないこともあったが、気立ての良い先輩が仲裁してくれて事なきを得たし、辞めた後は良き思い出になった。当時、あそこで働いていた人たちがそれなりに幸福になってくれてたらいいなと思える程度には。以上。

 

*1:人生そのものへの嫌気が貯まった人が自殺して、この世から逃げるのかもしれない。幸いにして私は人生自体への嫌気はあまり貯まっていないので、あと何十年かは生きるだろう。