ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

【ネオアトラス】俯瞰図から当事者視点に戻れる気がしない【ポケモン】

実はまだ『ネオアトラス1469』をプレイしています。このゲームには世界の完成図がいくつかあるらしいのですが、私は1周目かつ初心者なので無難に丸い(球体)世界にしておきました。科学者のペレス提督が恥をかかなくてよかったです。世界を平にしたらペレスさんの鼻っ柱がへし折れていたことでしょう。そうなっていたらシャーマンのアブドゥ提督に対してもう少し謙虚というか柔和な態度をとったのかもしれませんが、私は今の鼻高々なペレスさんが好きです。世界が球体になったことで自説の正しさが証明されたペレスさんは自信満々のようですね。途中でエジプトのファラオに呪われたりしたので一時はどうなることかと思いましたが。まあそれは置いておいて。ネオアトラス1469』は貿易で資金を稼ぎながら提督を探検に出して未確定領域の霧を晴らし、世界の全貌を明らかにするゲームです。このゲームの特徴には探検×人情ドラマのストーリーもありますが、私が一番驚いたのはプレイヤーの視点が高すぎること。「高い」といっても「意識が高い」のような精神的な高さではなく、文字通り高所から世界を見ているのです。プレイヤーの商会長はめちゃくちゃ上空から世界を見渡しており、海と陸と都市ぐらいしか視界に入りません。とても当事者の視点とは思えない。高すぎる視点に、月を操作し船の進みを早くする能力。この「商会長」実は人間じゃなくて神なのでは? という疑いさえ抱かせます。視野には限りがあるので「神の視座」というには視点がちょこまか動きすぎですが、とにかくすげえ俯瞰。視界のすべてが鳥瞰図。何これシミュレーションゲームってみんなこんな感じなの? ジャンルごと初めてなので慣れるまでは戸惑い、慣れたら不安が頭をもたげました。「この視点に慣れてしまったらもう当事者視点には戻れないのでは?」という不安が。はるか上空から海と陸ばかりを眺めるこのすっきりとした見晴らしの良い視界から、あのごちゃごちゃとして情報量が多くやかましい視界に戻れるものでしょうか。この際です。具体的なタイトルを出してしまいましょう。私が戻れるか心配しているのは『ポケットモンスター バイオレット』のパルデア地方です。ただでさえオープンワールドシンボルエンカウント方式で3D酔いしていたのに。そのうえこの「神の視点」に慣れきってしまったら人々やポケモンたちが行き交う、あのにぎやかな世界には戻れそうにありません。「人生で一番ハマったもの」というお題には「ポケモン本家シリーズ」と書いたのに(⇩)

mee6.hatenablog.jp

それがなぜこうなったのかはわからないけど、今はこの視点の高さと世界の静けさを満喫したい。

 

以上、俯瞰図から当事者視点に戻れる気がしない件についてお送りいたしました。