ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

一人でいるのが好きだったし、これからもたぶん一人でいるのが好き。

お題「人といるのが好き?1人が好き?」

 

幼少期から集団活動が苦手でマイペースな子供だったし、人と話すよりも本を読むほうが好きなので、一人が好きだった。この性質は今も持続しているので、とっくに成人した今でも一人が好きである。だから、進学とともに始めた一人暮らしも楽しめた。18歳で生まれて初めての一人暮らしだったのではじめのころはさみしかったし、私は女子なので防犯上の心配はあったけれど、外出するたびに「○○へ行くから〇時頃に戻ります」という連絡をしなくていいのは気楽だった。夕食をファストフードや出来合いの弁当で済ませてもいいし、映画館でレイトショーを観て帰宅が遅くなってもいい。社会人の一人暮らしはこうはいかない。労働でくたくたになって家に帰っても誰も待っておらず「おかえり」も「おつかれさま」も言ってくれる人がいなくて、夕食も自力でなんとかしなくてはならない。一人暮らしの社会人は大変だ。今は思えば学生時代の一人暮らしは、一人暮らしのいいとこどりだった。アルバイトしている子なら少しは労働の過酷さにふれるのだろうが、私は親の仕送りのみで暮らしていたので、労働の過酷さにはまったくふれなかった。金銭面の不安も労働もなく、自由だけがあった。とある映画館のイベントで、映画を何作も連続で観て、酔狂な他の観客とともに日付をまたいで鑑賞し、翌朝はふらふらになってゼミを休んだりしたのも良い思い出だ。

そうして学生時代は一人暮らしを満喫したが、今は家族と同居している。一人暮らしは健康な時しか楽しめないとわかったから。一人暮らしだと、風邪をひこうが腹を下そうが捻挫しようが一人だ。健康時には自由を楽しめるけれど、少しでも不健康になった途端に不便さと心細さが押し寄せる。それでも若いうちは楽しめそうだけど、体力の下がる中年になったらちょっとな…という考えもあり、家族に合流した。なんて、実際のところは就活に失敗して、新卒で会社員になりそこなっただけだけど。一人が好きな人間でも、性質の似た人となら同居しても不快感はないとわかった。防犯上の不安はなくなったので、むしろ快適だ。

うちの家族はみんな性質が似ている。面と向かってきいてみたことはないけれど、たぶんみんな一人が好きだ。家族の趣味はゲームや読書など、自己完結したものばかり。毎日少しは自分のなかに潜り、自分の感性に浸っている時間が必要なのだろう。そして私は、そんな家族が好きだ。

 

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