ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

服が物語を持つ必要性に気がついた。

服を買う時、思い出になるようなできごとがあればゴミにはならないんだろうな、と思った。私がワードローブの服を減らす時に「捨てる」ではなく「処分」すると表現しているのは、気に入った服を買っているから。手元にあるのはお気に入りの服ばかりなので、可燃ゴミにするのは最終手段。基本的に回収に出す。手元にある服はどこで買ったかだいたい憶えているし、何が決め手で買ったのかも、だいたい説明できる。そういうものばかり持っていると、不用になった➡ゴミにする、は直結しない。私の場合は友達とでかけてもあまり服を買わないので、服を買う=イベントではないけれど、服を買うこと自体が楽しいので、ご近所で買っても十分に思い出になる。今季は、セールに釣られて入ったユニクロでメンズのセーターをみつけた。その色は、理想通りのマスタードイエロー。メンズなので袖丈は余るけれど、リブを折り返せば問題ない。ユニクロのメンズ服はモノクロか寒色ばかりの印象だったので、イエローの発色の良さには驚いた。主原料は科学繊維なので感触は少しゴワついているけれど、洗濯後の乾きが早いのは助かる。暦のうえでは春になっても、寒いうちはこのセーターを着ようと決意するぐらいには気に入った。トップスだけならメンズも選択肢に入る。ユニクロのメンズは実質ユニセックスだと思う。

閑話休題。「服を買う時の物語」の話に戻ろう。なんでまたこんな話をしはじめたのかといえば、オモコロでこんな記事を読んだから。(⇩)

omocoro.jp

この記事では、ライターの「みくのしん」さんが、服を買うという行為がどれだけ苦手であるかを長文で説明してくれる。さらに「謎解き」という娯楽がまったく理解できないことも説明してくれる。そんな人を「服を買うには謎を解かなければならない」という服屋に連れて行ったらどうなるのかを書いた記事。ここでみくのしんさんは、なんと1時間45分かけて独力で一問解いて、同行者の「かまど」さんに8000円の服を買ってもらう。どうだろうか。ここまでして手に入れた服ならば、ただのスウェットシャツだとしても、とても大切にされるのではないか。少なくとも可燃ゴミにはされないだろう。この記事を読んで、服を買う時に物語があればいいのだと思った。ハイブランドが歴史や価値観を前面に出して、物語を演出しているのは意味があることだったのだ。高級品であれば、商品そのものに物語らせることができる。元から物語があれば捨てられない。手放すとしても、せめて古着屋に持ち込まれるはずだ。安価な服が安易に捨てられるのは、物語を持たないからなのだと理解した。正直な話、今までハイブランドには「変な物語を乗っけて奇抜な物を高値で売っている」という偏見があったのだが、今回の一件でかなり反省した。物語を乗せるのは、丁寧につくった服が安易に捨てられないためだ。もしかしたらハイブランドエコロジーに貢献しているのかもしれない。

でも、これがわかったところで私にハイブランドは買えないし、安価な服は捨てられ続けるだろう。だからせめて、気に入った服だけを買おう。「気に入った」こと自体が、物語になるから。

 

以上、服が物語を持つ必要性に気がついた件でした。