ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

【はてなブログ】「ロマンというほどでもない」筆者のお気に入り記事ベスト5

今週のお題「私の〇〇ランキング」

 

こんにちは。1年半ぶりぐらいに風邪ひいて4日目になる間抜けなミーシックスです。以前、ユーザーお題に参加した時「お気に入り記事ランキングつくってもいいかも」なんて言ったことを思い出したので、新しい記事でも参加させてもらいます。1位はユーザーお題でお答えしたので確定しているとして、2位以下はどうしようかな。書きながら考えるか。はてなブログは縦スクロールで読まれる前提なので、お楽しみが後に残るように、まずは5位から発表しましょう。

 

5位、2021/1/31「この機に吸血鬼マンガ『HELLSING』について語ります。ペンウッド卿がカッコいい。」

mee6.hatenablog.jp

平野耕太HELLSING」は吸血鬼が人と敵を殺しまくるうえにキリスト教第三帝国ネタをからませてあり無宗教」の日本でしか発行できないであろう激ヤバ漫画。流血や暴力描写よりも設定のほうがはるかにヤバイ。宗教をバトル漫画のネタとして扱ってしまう軽々しさがありながら、作中の引用では教養をのぞかせる。つまり平野耕太氏は「大人の中二病なのだ。中二病の感性を持ったまま教養も持てば鬼に金棒。中二病+知識は最強である。あえて中二病の感性を保ったまま画力と構成力を手に入れた平野耕太氏は稀有な存在なので長生きしていただきたい。個人的に「HELLSING」は、中二病こじらせ漫画の最高峰に位置している。グロ描写に耐性のある方にはぜひ読んでほしい。日本漫画界の懐の広さがわかるだろう。

 

4位、2018/2/2「ますむらひろし氏の猫(?)漫画『アタゴオル』について語ります! アタゴオルって空気とご飯がおいしそう。」

mee6.hatenablog.jp

労力をかけて書いた記事には思い入れがある。⇧の記事は『アタゴオル』既読の方を対象とした分析記事であり、同好の士に楽しんでもらえれば幸い。アタゴオル』は古いマンガで独特な世界観なので非常に人を選ぶが、文庫版に寄せられた「解説」のなかには、アタゴオルを「故郷」と表現する人がいるほど、刺さる人には刺さる世界観。自然豊かな森で人間と二足歩行猫が織りなす物語は詩的になるかと思いきや、我欲の塊である主人公猫ヒデヨシによって、詩的な部分は無残に破壊される。それでもオチは無理やり詩的に落としてくるあたり、ますむら先生は天才。「王様が食い逃げをなさったぞーっ」なんてセリフが読めるのは「アタゴオル」ぐらいなので、一読の価値はある。単行本はプレミア化しているが、当該作品*1だけでもぜひ。

 

3位、2021/12/26「「映像研」のアニメが終わった後だけど金森さやかについて語る。顔も行動力も素敵。」

mee6.hatenablog.jp

特別お題に参加したら、特設サイト掲載作に選ばれた良作。アニメ版「映像研には手を出すな!」の登場人物「金森さやか」について2000字ほどかけて語った記事。自分よりも年下の推しができたのは初めてなので逆に冷静に分析できたのだと思う。原作版の金森氏も見たくなり単行本も買って読んだのだが、やはりアニメ版の金森氏のほうが好き。今回は原作よりも「初めてふれたバージョン」に愛着を持ったらしい。学生時代は原作派だったので、我ながら意外である。

 

2位、2022/7/29「モルカーは思考実験SFなのでディストピアにしてみた。」

mee6.hatenablog.jp

ディストピア系は内容が似ている気がしたので書いてみた。ただし題材はあの、ほのぼのマペットアニメ「PUIPUIモルカー」である。あの世界にも社会問題はあるはずだ。あるとしたらモルカー関連だろう。では、モルカー社会の問題とは何か。ということを考えだしたらディストピアになったとも言える。文字数の割りにかなり考えて書いた記事なので多くの人に読まれてほしい。

 

1位、2019/10/31「ハロウィンなので『バットマン:ロング・ハロウィーン』の話を。絵もお話も素敵な一作!」

mee6.hatenablog.jp

なんだかんだ言って結局のところ、今の1位はこれ⇧ アメコミ「バットマン」邦訳版の1作『ロング・ハロウィーン』の感想をつづった記事。書いていて楽しかったし、初読時の感動を蘇らせてくれるので気に入っている。たかが感想記事と侮るなかれ。ハロウィーンシーズンになるとGoogleからよくアクセスされている。本作のジョーカー様の独特な色の口紅にひかれ「赤黒リップ」探究の旅が始まったのだから、私への影響はかなりある。本作の特徴を一言で表すと「フルカラーでシリアスに展開される連続殺人および仮装大会」といったところ。ゴッサムヴィランズの集合図は何度見ても仮装大会なのに、ほぼ全員に殺傷能力があるのが怖ろしい。

 

以上が「ロマンというほどでもない」筆者のお気に入り記事ベスト5です。気がついたらアニメ・マンガの話題ばかりになってしまいましたが、ポケモン考察記事は多すぎるのであえて除外しました。既製品のなかで語りやすいものといえばやはりアニメ・マンガですね。いつか小説でも同じぐらいの熱量で語れるようになりたいものです。それでは。今日のところはここまで。最後まで読んでくれてありがとう。(ここまでで2191文字)

*1:コラ漫画文庫シリーズ『アタゴオル』8巻に収録されている「時の小箱」より。P290、1コマ目のセリフ