ロマンというほどでもない

日常以上、ロマン未満のモノを紹介するブログ。たまに私見も書きます。

家は春。外は秋。今季初の上着はH&M

今週のお題「急に寒いやん」

 

開口部が海側にある出窓からの風が急に冷たくなり秋を感じないこともないが、朝日が差し込んでくる山側のベランダから吹き込む風は一向に冷たくならない。毎朝、ベランダの窓を開ける度につかむ黒い窓枠が朝日で熱せられて少し熱い。我が家ではベランダの窓枠が夏を引きずり、出窓は秋になっている。冷たい秋の出窓を閉めて暖かい夏のベランダを開けた午前中、我が家の体感気温は春である。我が家に夏への扉はないが、夏へのベランダならある。

当然ながら外は家よりも寒い。自転車で走るとなお寒い。我が家の気温は春だが外はやはり秋である。30歳超えの自分が上着を着ないで外出しようものなら風邪をひく季節だが、自転車をこいでショッピングモールに着く頃には体が温まり、上着を脱ぐことになる。脱いだ上着を腰に巻くのは袖が傷みそうで嫌だ。

そこで登場するのがトートバッグと、トートバッグに入る(比較的薄手の)上着である。私はH&M上着を愛用中だ。H&Mはシーズンの終盤になると安売りを始め、入り口付近に1000円以内で買える服を並べだす。ここが狙い目である。自分の体型とパーソナルカラーを事前に診断しておき、自分に合いそうな物を見つけたら迷いなく買う。ファストファッションブランド=若者向けという偏見を持たず、自分も着られるものはないか探してみるのも一興だ。特にアラサーは。正直言ってファストファッションのストアは玉石混合である。掘り出しものを探しに行くのはいつも楽しい。

ということで、去年のシーズン終盤に買った上着(⬇︎)

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青みがかったダークオレンジという絶妙な色味の上着

暖かくなり始めた時期に数百円で購入。厚手のロングカーディガンだろうか。初めて見る質感の生地だったので調べてみたところ、シェニールヤーン(モール糸)で織られたシェニールという生地らしい。グーグルで「シェニール生地」と画像検索するとなぜか絨毯の写真ばかりヒットした。そういえばこの生地…おばあちゃん家の玄関マットと同じ?…よし、これは調べなかったことにしよう。

この上着はボタンが少なく開きが広い形なので正直なところ防寒性能は低い。しかしこの生地のツルリとした肌触りが非常に気に入ったので翌日に他のサイズを買いに行った。そのおかげで今、手元にはこれが二着ある。汚れたり破損したりしても予備があると思えば安心して着られるし、素材表示を見ると100%ポリエステルなので気軽に洗濯できてすばらしい。化学繊維バンザイ。

急に寒くなったからといって嘆くことはない。コートその他、アウター大好き勢からすれば好きな上着が着られて楽しいシーズンの到来である。ロングコートが着られる季節まで、あと少しの辛抱だ。

入力:他人様の作品とコスメ専門サイト➡︎出力:自分のブログとメイク

どうやってアウトプット(出力)しているかを語るためにはまず、何をインプット(入力)しているかを語るべきではないのか。だから先に私が自分に入力しているものについて述べようと思う。と言っても私は何の専門家でもないので、日々、専門分野の知識など珍しいものを入力しているわけではなく、今のところはごく一般的な娯楽しか入力していない。たとえばマンガ・映画・ゲーム・小説・コスメ専門サイト・ゲーム専門サイト。あとは一般向けのライトな学術書や、他の方が書いたブログ記事といったところ。似たような方には失礼にあたることを承知で言うが、すげえつまんない奴だ。これはもはや無趣味なのでは? ブログを始めたおかげで私の人生のつまらなさゲージが少し減った気がする。消費オンリーでも人生を楽しめる人がいるのはわかるが、何の出力もなく消費するだけの人生はやはり虚しいと思う。私はブログをやっていてよかった。

 

入力:他人様の作品➡︎出力:ブログの感想文

じゃあ娯楽を入力して何を出力するのかと言うと、ブログの感想文である。知識0:主観100ぐらいの比率で、誰かの役に立つ保証もない主観タレ流し(汚い表現で失礼)の文章を書く。映画の知識0の私が観る作品を選ぶ基準はだいたい、タイトルとあらすじ。特に好きな俳優や監督がいないので、私の選択基準はものすごく単純だ。この基準はマンガ・小説・新書を選ぶ場合も同じで、知らない作者のものでも面白そうだったら読んでみる。要するにほぼ直感で選んでいる。直感で選んだものは(自分にとって)当たりのことが多く、消費生活が楽しい。ありがとう自分。

こうして選んだ作品や著作物を鑑賞した後に書かれる感想文には鋭い分析も深い考察もないことが多いが、何の責任もなく主観的な文章を書ける場は貴重なので、自分のブログでは思いつくままに感想文を書けばいいと思っている。映画やマンガを選ぶ時にわざわざ他人様のブログを読んでいる人が求めているのは専門家の鋭い分析による批評ではなく、ど素人の素直な感想文ではないのか。専門家による批評が読みたいのならば映画の専門誌を買えばいいのだから。ネットで感想ブログを検索する人が探しているのは、自分と同じぐらいの知識量の人が書いた感想文だろう。自分に近い感性・知識量のブロガーを一人みつけて、その人が書いた記事を参考にすれば、自分のお金と時間を節約できて便利である。面白いのなら鑑賞してみたいと思っている人の場合には「観てごらんよ」と背中を押してあげることになる。どちらにせよ、私の拙い感想文もたまには誰かの役に立つ。そう信じて私はまた記事を書く。これが、他人様の作品を入力した場合の出力である。

ちなみに、私がブログ更新に使っているハードウェアはiPad mini4とロジクールBluetoothキーボードだ。ポメラで本文を書いてからアップすることも考えたが、リンクや画像はその都度、書きながら入れたいので却下した。自分が話題にしているその瞬間に記事へ挿入しないと臨場感がなく、書いていてイマイチ気分が盛り上がらない。だから当ブログ「ロマンというほどでもない」は主に「はてなブログ」の公式アプリで記事を作成しているが、執筆に集中したい方には、現代のワープロであるキングジムの「ポメラ」をお勧めする。

 

入力:コスメ専門サイト➡︎出力:自分のメイク

コスメ専門サイトを見る目的は主に、コスメの新作・新色の発売スケジュールを知ることだ。常日頃メイクをする方ならご存じだと思うが、コスメも洋服のようにシーズンごとに新作や新色が出る。コスメ専門サイトにはその情報がいち早く集まるので、消費者は熱心にコスメ専門サイトを見ることになる。私の場合デパコス・海外ブランドの情報はスルーして、プチプラかつドラッグストアで買えるブランドを主にウォッチしている。

コスメ専門サイトで得た情報を自分のメイクにどう活用しているのかと言うと、実はたいして活用されていない。私は手先が不器用だという自負があるので、テクニック系の記事はほとんど読まないのだ。おまけに私は保守的なので、ポイントメイクに使う色味はほぼ固定である。アイシャドウにしろリップにしろ、新色が出たからといって飛びついて買うわけではなく、そのシリーズに自分で使いたい色味が含まれているかどうかラインナップを確認し、さらにはレビュー動画を視聴し、使いたいと思ってから購入する。全く新しい出会いを求めているわけではなく、自分が普段使いする色味のニューアイテムを探しているだけだ。

あなたの知人にはいないだろうか。似たような物を大量に持っている人が。似たような色や形のアイテムを大量に持っていて、一見すると無駄に見えるが、どのアイテムもよく見るとデザインの細部がちがっていて、本人なりに使い分けていると主張する。こういう人はもしかしたらミニマリストになる途中で、自分にとってベストなアイテムをみつけたら、1ジャンルにつき1アイテムだけを残して、あとはごっそりと処分するのかもしれない。逆に言えばこういう人は、自分のベストアイテムをみつけるまでこの状態が続く。これは何も靴や鞄などのファッションアイテムに限った話ではなく、コスメにも当てはまることだ。私は奇抜な色のアイテムを探しているわけではない。普段遣いできる色味の中でベストアイテムに出会うべく、今日もコスメ専門サイトを眺め、プチプラの商品を買っては自分の顔に塗ってトライ&エラーをくりかえし、コスメボックスの中身を更新し、自分のメイクをマイナーチェンジし続ける。そして、たまに友人に会って見せる。これが、コスメ専門サイトを入力した場合の出力だ。

 

以上。ざっと私のアウトプット方法を述べた。他にも、すごく好きになったキャラクターを入力して書いた誰にも読ませるアテがない二次創作小説や、雑誌に送ったが落選したショートショート作品などがあるのだが、語るほどでもないと思うのでこのへんで失礼しよう。

 

【ネタバレ注意!】マンガ「鬼滅の刃」を全然知らない人による劇場版『無限列車編』の感想。バトルの速さががいいね!

目次

 

今週のお題「最近見た映画」

 

注1:過去記事にタグをつけて再投稿しています。既読の方はブラウザバックを推奨。

注2:この記事の筆者は原作を読んでいません。この記事には的外れだったり不快な感想が含まれる可能性がありますので、なんでも許せる方のみお読みください。また、ネタバレ絶対NGな方はこの記事を読まないことをおすすめします。

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塗りつぶしチケット。レディースデイ+IMAX=1700円

原作を知らないのに観た理由

過去記事で「なんで新作を映画館で上映するの?」って言っておいて新作を映画館で観てしまいました。原作があるなら完全新作とは言えないからセーフかなと。あと「鬼滅の刃」がむちゃくちゃ流行ってるので。私が行ったユナイテッドシネマでは前売券を買った人だけの上映回があったり、入場者特典の配布が公開日から一週間も経たずに終了していたりとすごい人気。劇場版ONE PIECEでもここまでの人気はなかっただろと思うぐらい。これが連載終了作品の人気度か? あとは最終巻の発売を待つばかりで、わずか23巻で終わる作品の人気か? 巻数だけで言ったらハガレンよりも短いというのに何だこの超人気っぷりは。これはさすがに観ないとヤバいのでは? 流行り物といえばシンゴジラも実は観てないんだけど怪獣系にはそこまで興味なかったし。怪獣系に比べればバトル漫画の方がよっぽど興味が持てるし。よしこれを機に作品名しか知らなかった「鬼滅の刃」にちょっとふれてみるか。ピクシブ百科事典でざっと予習してからな!

ということでピクシブ百科事典さまにお世話になり、「鬼滅の刃」の大まかな世界観と独自の用語と『無限列車編』に登場するキャラクターの立場や能力を予習してから、レディースデイの上映スケジュールを確認していざ映画館へ。どうせ観るならIMAX版で。もうこれからは、新作を観る場合はIMAX対応作品のみにしよう。たとえつまらなくても迫力だけは保証されるから。

 

原作を知らない人による『無限列車編』の感想

ここまで前フリでしたがここからが本題! 原作を知らない人による劇場版の感想をお送りします。原作ファンの方からすると的外れだったり不快だったりするかもしれませんがあしからず。主な感想を箇条書きすると(⬇︎)

・報われなかった魘夢がかわいそう。

・主人公よりも煉獄さんが活躍する話だった。

・味方は全員が刀使いなのでちょっとつまらない。

・戦いを目的とするのが化物で、戦いを手段とするのが人間なのだ。

以上です。以下ではもう少し詳しく。

 

報われなかった魘夢がかわいそう。

まあ「魘夢」というキャラクターは十二鬼月という幹部たちの中でも下弦という弱い立場らしいし、服装と戦法からして最強クラスの敵ではないのだろうなと思っていましたが。それでも映画を一本作れるぐらいに深みのある悪役なんだろうな、キャラデザは好みだし楽しみだなと思っていたら、なんと途中退場。魘夢が倒されてもエンディングにはならず、2体目の鬼が襲来。しかもその鬼が魘夢よりも格上のうえに、主人公とは戦わず、日が昇る前に逃走して退場。いかにも原作にあるシーンを映画化しましたという感じ。さすがは原作のある映画だ。これが完全新作だったらこんな展開にはならないはず。後半は、最初の鬼よりも格上の鬼vs主人公よりも強い先輩剣士の戦いになり、気がついたら本作の感想は「煉獄さんがすごかった」に。魘夢くんがかわいそうな話でした。完全に噛ませ犬じゃん。初見だと展開自体に驚くから面白かったけど。それにしても。自分の血で印字した切符を用意したり車掌や運転士を抱き込むなど人間の文化をよく知っている化け物ならではの策略を巡らせ、先頭車両の上でなぜか虚空に向かって自分の段取り(能力)を説明口調でつぶやくという、狡猾だけど親切なことをしてくれたのに。おまけに美男子で、半裸まで見せてくれるという大サービス。ここまでしてくれるキャラが噛ませにされるとは哀れな。

 

主人公よりも煉獄さんが活躍する話だった

先輩剣士の煉獄さんは判断も動きも速くて強いし、鬼の勧誘は毅然と断るし、亡くなる寸前まで凛々しいし。派手な髪と目と刀に加えて実力と人徳も併せ持った、ビジュアルも中身も格好いい人物なんですね。「誰も死なせない」には自分自身も含めてほしかった。「若い芽はつませない」と言っていたけど本人は何歳なんだろ。外見からすると若そうだけど、マンガキャラの年齢は外見では判断できないと思ってピクシブ百科事典で調べてみたら「享年20歳」って書かれてて「ふざけんな」って思いました。独身らしいけど弟さんがいるらしいじゃん。若いうちに死ぬのはせめて兄弟の成人を見届けてからにしろ!鬼滅の刃という作品自体が初見の私にとっては、初見の人が初見で死ぬという驚きの展開だったわけですが、そのせいで印象的な人物でした。自分が後方車両を守るから仲間と二人で鬼を倒せと指示したり、ケガをした主人公の治療をせずに「呼吸」で止血しろと言ったり。後輩を甘やかさない適度な厳しさを持ちながらも、主人公の実力以上の鬼が来たら待機命令を出したり。体育会系の熱血キャラに見えて根性論を振りかざさないとか、煉獄さんは人間ができすぎ。昔の人は心が大人になるのが早いんだな。

 

味方は全員が刀使いなのでちょっとつまらない

正直、ONE PIECEを読み慣れているとバトルシーンがちょっとつまらないです。ONE PIECE世界での「能力者」は一時代に一人しかいないので、同じ能力を持った先人から戦い方を教わることはなく、みんな我流の戦法で戦っています。この点は主人公も敵も同じなので戦法が幅広く、見ていて楽しいです。一方の鬼滅の刃は、主人公が属する組織の人たちが剣士なので流派があり、基本的に先輩から技を教わるようです。主人公も、仲間の二人も刀使い。このせいで原作未読だとエフェクト以外では技の区別がつかず、流派のちがいもイマイチわからず、モーションが似ているのでバトルシーンを見ていて少しつまらなかったです。ものすごく失礼ですが印象としては全員がゾロみたいな。戦闘シーンが地味。ただ、主人公vs魘夢戦や煉獄さんvs上弦の鬼戦のアクションの速さはすばらしいと思いました。これは確かに人外の戦いですわ。

 

戦いを目的とするのが化け物、戦いを手段とするのが人間。

煉獄さんを勧誘した上弦の鬼は、何百年でも戦い続け、もっと互いを高めようと言いました。鬼の全員がこうなのかは知りませんが、少なくとも「アカザ」と名乗ったこの鬼は戦いが、強くなること自体が目的のようです。そのために鬼になったのだろうか。この鬼の言葉に対して煉獄さんは、人間は老いるから、やがて死ぬから、儚いから愛おしいのだと言い、きっぱりと勧誘を断りました。つまり、煉獄さんにとって戦うことは人生の目的なのではなく、弱い人を守る手段なのですね。こういう問答ってどこかで読んだなと思ったらマンガ「HELLSING」でした。人間は闘争自体を目的にするのではなく、義務だから化け物を倒すのだと言ったインテグラ様と、鬼になることを拒否した煉獄さんが少し重なります。どんな世界であろうと、役割が似ている人物は価値観も似るようです。戦い自体を目的とするのが化け物で、戦いを手段とするのが人間なのでしょう。体の構造や出自が問題なのではなく、心や精神構造の問題かと。平和を愛する心があればみんな人間だし、戦い自体が目的になれば化物に近づいているのだと思います。殺人鬼とか好戦的すぎる人は心が人外なのかもしれない。

 

最後に。失礼ながら、原作を知らない人にはあまりおすすめしません。魘夢のキャラデザがめっちゃ好みだという人以外は。

 

以上。とりとめもなく感想を書いてみました。関西でもアニメが放送されるそうなので、機会があれば見てみようかと思います。

 

秋だ! メイクだ! アイシャドウ特集だ! 〜単色アイシャドウ編〜

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手持ちの単色アイシャドウ×5

向かって左から順に

・ヴィセ アヴァン シングルアイカラー027

小さくて安いので買ったのはいいが、色が濃すぎて使いこなせてない。

・クリオ プロ シングルアイシャドウP60    ハニートレジャー

もらいもの。ラメは少し弱い。

・クリオ プロ シングルアイシャドウP56 ブラン

もらいもの。こっちの方がラメが強くて好き。

・LB  ギャラクシーシャドウ フラッシュ GS1

せっかくの猫柄なのに使うとすり減って消えるのが悲しいので使えない。

・ミシャ グリッタープリズム シャドウ GBR04

最近は一番よく使っている。砕いた宝石を混ぜ込むとか考えた人は天才。

 

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別角度で撮影。ラメが均等に広がって輝いている。

上の段:チップで色紙に直接ぬりつけたもの

下の段:色紙➡︎メディアのリップ➡︎アイシャドウの順に塗ったもの

 

手持ちの単色アイシャドウを紹介しがてら、秋のアイシャドウ特集その2を開催します。と言っても上の画像でご覧の通り5アイテムしかないので、とてもアイメイクマニアを名乗ることはできませんが。単色アイシャドウのどこが良いって、何も考えずに指でガッと塗れるところだと思います。複数色が入ったパレットを一本の指で使おうとすると、色混ざりを防ぐためにいちいち指を拭かないといけませんが、単色なら拭く手間すらなく瞼に塗れるので大変に楽です。アイメイクが面倒くさくて仕方ない人や、グラデーションを作る意味がわからないと思う人は単色アイシャドウを買いましょう。お値段は割高といえば割高ですが、好きな色をたくさん使えるというメリットを考えればむしろコスパがいいので。

以前の記事でメディアのラメ入りベージュリップ(シャイニーエッセンスリップA BE-02 ※生産終了品)をアイシャドウベースのかわりに瞼に塗ってる話をしたんですが、よく考えたら実演していませんでした。百聞は一見に如かずなので、色紙の上で実演。色紙は人肌と違って湿気も脂気も体温もないのでうまく発色するか不安だったのですが杞憂に終わりました。アイシャドウチップって偉大なツールですね。発明した人は天才だと思いますがそれは置いてといて。ご覧のようにビフォー&アフターの落差がすごい。メディアのリップを塗った上からラメ入りアイシャドウを塗るとラメが高密度かつ均等に広がり、かなり輝いています。元から配合されているラメの量が多ければ多いほどギャップが激しくなって楽しいですが、マットなタイプのアイシャドウでは試していませんのであしからず。だってマットなアイシャドウなんてお仕事用のブラウン系グラデだけで十分ですやん。ブラウン系以外でマットなアイシャドウはモードすぎるというかもはやパーティメイクだし。難易度高すぎ。美人か十代しか似合いませんやん。幸か不幸か私は切れ長の目+高い鼻を持った秋タイプなので、このまま暗い色+ラメ入りの単色アイシャドウを愛用しようと思います。みんなもこれを機に単色アイシャドウを愛用しようぜ。ラメ入り単色アイシャドウの良さよもっと広まれ。愛用者増えろ。そしてプチプラの全ブランドでラメ入り単色アイシャドウをつくって売ってくれ! 頼む!

 

以上。秋のアイシャドウ特集その2でした。

※シャイニーエッセンスリップAはシリーズごと生産終了品です。お近くのドラッグストアでお求めの際はアウトレットやセール品のコーナーをお探しください。店頭で流通しなくなるのも時間の問題です。

※本記事は2022年11月20日に加筆しました。

 

以下、アマゾンで買えるものリンク集。

ラメが強いほう。現物はオレンジというよりピンク。

 

ラメが弱いほう。ベージュのくせに値上がりしてる。

 

日本限定色シリーズの1色だったっけ?

とにかくイエベ秋が大勝利する色なので秋タイプの人はぜひ。

迷宮系SFマンガ『百万畳ラビリンス』の礼香が友達だったら迷惑だけど楽しそう。

 

私の読書量は多くないしマンガもそんなに読まないので、オススメのマンガはすでにだいたい過去記事で紹介している。私の本棚にあってまだ個別記事が書かれていないマンガといえばこの『百万畳ラビリンス』ぐらいのものだ。まだ紹介していないのにはそれなりの訳がある。これが長編マンガだったら世界観とか設定とか勢力図とかたくさんいるキャラクターで誰が一番好きかとか語り放題だし、あらすじを長めに書いてもネタバレにならない。しかし本作『百万畳ラビリンス』ではそうはいかない。なぜなら設定や世界観自体がネタバレであり、ストーリーは、この世界の謎を解くためのものだからだ。ストーリーについて長々と書いてしまうともうそれだけでネタバレの危険がある。しかし私にはマンガ(映画も)の知識がなく、今まではストーリーを追うだけの感想記事しか書けなかった。そこで今回は、できるだけストーリーに触れず、なおかつこの記事を読んだ人が「面白そう、読んでみたい」と思ってくれるような記事を目指す。

といってもあらすじに全くふれないわけにもいかないので少しだけ書くと、ゲーム大好き女子大生がルームメイトと共に巨大な迷宮に迷い込んだので二人で脱出(または支配)を目指すという話だ。このあらすじだけで面白そうと思った人はこの先を読まなくていいので、リンク(画像)をポチッてコミックの購入をお勧めする。

このマンガは基本的に、主人公でボケ役の女子大生「礼香」と、礼香のルームメイト兼バイト仲間でツッコミ役の女子大生「庸子」とのかけ合いで進んでいく。礼香は不思議なこと、未知のことが大好きなのでこの状況に全く動じておらず、むしろワクワクしている。対する庸子は常識人なので、冷静ではあるが楽しんではいない。真面目に元の世界への帰還を目指す。

この作品を読んでいると自分が「異常大好き礼香タイプ」と「いつでも冷静な庸子タイプ」のどちら寄りなのかがわかる。私の場合、実際にこんな状況になったら庸子的に行動するだろうとは思う。しかし礼香の、現実世界を面白いと思えない感性もわかる。現実では、道を歩いていて急に透明の壁にぶつかることはないが、そのかわり生身で空を飛ぶことはできない。現実に倒すべきクリーチャーはいないが、クリア目標が定められているわけでもない。人生というストーリーのトゥルーエンドは全員共通で、死。つまらないと思うのも無理はない。私の感性はどちらかというと礼香に寄っている。しかし私が実際に礼香的な行動をしようとするとたぶん知能が足りないので、仕方なしに庸子的な行動をすることになるだろう。

礼香の面白いところは、ギリギリで実在していそうなところだ。礼香の顔や髪型はごく普通だし服装はカジュアルでありふれている。礼香の外見にキャラクター臭いところはない。それに、礼香はゲーム好きではあるが、剣と魔法の世界で勇者になろうとしているわけではない。敵を倒して称賛されることを願っているのではなく、この世界の物理法則を解明し、この迷宮を支配することを目論んでいる。楽しんでいるのは決まった物語ではなく未知への挑戦だ。この性格が大学生という年齢相応で、よく探せば同級生の中に一人はいそうな気配がある。友達になったら少し迷惑なことが増えるかわりに、楽しいことも増えそうなところが、礼香の魅力だ。

私は歳を取って(マンガに限らず)フィクションを鑑賞する時に注目するポイントが変わってきた。20代までの私は、フィクションを見ると敵や小物などの設定に注目していた。しかし今では、敵や異常事態に対する人間キャラクターの反応や対処に注目するようになっている。奇抜な設定の非現実を見たいというよりは、フィクションを通して知り合いを増やそうとしている感じだ。人生で出会える人数は限られている。しかしそこにフィクションを足せば、キャラクターという名の知人が増えていく。

庸子的な人は、礼香の柔軟な発想が新鮮に思えて楽しめるだろう。元から礼香的だが身近に理解者がいない人は、自分に似た人をみつけて安心するだろう。ぜひ、あなたの知人リストに「ゲーム大好き女子大生・礼香」を加えてほしい。

瞼にはアイシャドウしか塗っちゃダメなんて誰が決めたんだ。終いにゃ私が瞼に塗ってるリップ特集するぞ!

※メーカーはリップを瞼に塗ることを推奨していません。リップを瞼に塗るのは自己責任でお願いします。今のところ私の瞼に異変はありませんが、責任は取りかねますのであしからず。

 

瞼にはアイシャドウしか塗っちゃいけないなんて誰が決めたんだい? ただでさえみんなマスクを着けててリップが見えないんだよ? 眉と目しか見えないうえにもうすぐハロウィーンなんだよ? 今こそルール無用のアイメイクに挑戦するべき時なんじゃないのかい? おまけに私なんか瞼と唇で似合う色がちがうんだよ(怒) 終いにゃリップを瞼に塗るぞコノヤロー!

ということで今回はプライベートでは年がら年中、季節も景気も関係なしに派手なカラーメイクを好んでいる私が、実は瞼に塗ってるリップ特集です。

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私が瞼に塗ってるリップ×3本

左から順に

・ロレアルパリ バルマンコレクション905(2017年の限定品)

・メディア シャイニーエッセンスリップA BE-02(生産終了品)

・フローフシ LIP38℃ +UnFrame Shadow(廃盤品?)

 

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別角度で撮ったもの。どれもキラキラです。

 

それでは以下、買った理由とか瞼に塗ることにした訳とかその他。

 

バルマンコレクションの905番

見ての通りめちゃくちゃグリーンです。推しキャラの髪は緑色だし、プチプラで緑色のリップなんて珍しい。でも使いどころがないし、プチプラとはいえお値段は2300円ぐらいして少し高い。悩みに悩んで結局Tポイントがつくドラッグストアで「少なくともポイントはつく」「こんな色は私が買ってあげないとたぶん永遠に売れない」という理由で購入。今年になってようやく私服の全身グリーンコーデが完成したのを機に「もうすぐハロウィンだし」と言い訳して三年越しに開封。これをリップにグリグリと直塗りして友人に会い、食事の時にマスクを外して見せたところ「すごい色やな。顔色悪く見えるで」と言われました。ンなこと、最初からわかってるわい。全身グリーンコーデに合わせてシャレで塗ってきただけやんか。まあ、これからはアイシャドウに使うけどな。ということでたまにブラシで瞼に塗っています。ブラシで塗ると意外と薄づきなので、一見するとパウダータイプのアイシャドウでカーキ色を塗ってるみたいです。買ったはいいけど持て余してる。でも珍しい色だから捨てられないという人はアイシャドウにしてしまうのがオススメ。

 

シャイニーエッセンスリップA BE-02

実は人生初のベージュリップ。唇に塗ったらびっくりするほど色が出ませんでした。私の唇ではベージュリップがほとんど発色しないので私がベージュリップを買うのはお金の無駄だと教えてくれた記念すべき1本。唇に塗るのは早々にあきらめて、今ではアイシャドウベースとして瞼に塗っています。だからこのリップはコスメボックスのアイメイクの段に入ってる(笑) パウダーファンデ➡︎このリップ➡︎ミシャのアイシャドウ(グリッタープリズム GBR04)の順で瞼に塗ると、雑誌で見るイメージ画像よりもラメ感が強くなり、濃く鮮やかに発色することを発見した時には浮かれました。ミシャのグリッタープリズムシリーズを買ったけど全然色が出ないという方はラメ入りのアイシャドウベースをお買い求めください。このリップは細くて滑りが良くて瞼にも塗りやすいし短くてコンパクトだしお値段は数百円のくせに金属ケース入りで頑丈だからオススメなんですが、ご近所のドラッグストアではセール価格になっていたので生産終了品のようです。公式サイトからは消えていました。これがないとプライベートのアイメイクができないぐらい愛用してるのに。とりあえず予備に1本買っといたけど、次のアイシャドウベースはどうしたらいいのやら。

 

+UnFrame Shadow

みなさんご存じ、フローフシブランドの最終商品。発売した当時に友人からプレゼントしてもらったものの、ニュアンスチェンジャーグロスの使いどころがわからず死蔵されていた1本。同じ友人から開封済みのものを譲ってもらったので瞼に塗ってみました。だって現行品(UZUのリップトリートメント−4:black)よりもラメがぎっしりでキレイだったからリップよりも瞼に塗りたくなったんだもの。これを瞼に塗ると二重になれるんだよ私は。うっすらと二重だけど目立たないという人はグロスを瞼に塗るとアイプチの代わりになっていいですよ。べちゃべちゃするので瞼が軽く貼り付いて二重になります。最近ではこれを瞼に塗って鏡を見るとホッとするようになってきました。これぞ私の顔。瞼に塗っても思ったほど色が出なくて安心です。ベースメイクをサボった時はラメ入りグロスを瞼に塗ろう。

 

以上。実は瞼に塗ってるリップ特集でした。せっかくマスク着けるんだから、みんなもっとアイメイクを楽しもうぜ!

 

蛇足:バルマンコレクションと+UnFrame Shadowはアマゾンでみつかりませんでした。シャイニーエッセンスリップA BE-02は少しだけ値上がりしているようなのでリンクを貼るのは見送りました。またしてもアフィリエイトし損ねた。商売気がない文章のほうが面白くて困る。

 

追記:本記事は2022年11月20日に加筆しました。シャイニーエッセンスリップAが生産終了とは悲しい。

 

自転車でミスドに行ったらエコバッグだけ買って帰ってきた。

今週のお題「運動不足」

 

私は元から引きこもりがちの生活をしているので基本的に運動不足だ。そこで、たまの買い出しにはできるだけ自転車で行くことにしている。我が家の自転車「小豆号」はタイヤの直径が小さいのでたくさんこがないといけない。なので自動的にたくさん運動することになる。前カゴも小さいので徒歩に比べて持ち帰れる量が増えるわけではないが(むしろ減る)自分の運動不足は解消できるので良しとしている。

話は変わるが、ミスタードーナツ(以下、略してミスド)は現在、エコバッグを売っている(⬇︎)

www.misterdonut.jp

今日はこれを目当てに自転車でご近所のショッピングセンターにあるミスドに行ったのだが、現場に着いてから思った。

「ここでドーナツ食べたら運動した意味なくない?」

ここでドーナツを食べてしまうと、せっかく消費したカロリーが補給されて元どおりになるどころかオーバーする。ここはグッと堪えて新商品をスルーし、おとなしくエコバッグだけ買って帰るべきか。しかし、どうしても気になる。ドーナツの新商品が、ではない。私が気になったのは値段表記である。ミスドの公式サイトによると、

・お好きな商品+エコバッグ:490円

・エコバッグ単品:590円

である。いやいやいや。どう考えてもおかしいだろ。なんでドーナツ1個込みの方が安いんだよ。そこまでしてドーナツを買わせたいのかアンタは。私は不思議でしょうがないよ。不思議でしょうがないから謎を解くために490円の方を注文しよう。このまま単品を買って帰ったら気になりすぎてたぶん眠れないから。

ランチタイムなのでむしろ空いているかと思いきや意外と人が並んでいる列の最後尾に並んで順番を待つ。その間にエコバッグの色とドーナツを1つ選んでおく。

自分の番が来たので、オーダーする前に確認した。

「すいません。エコバッグってまだありますか?」

「はい。両方ともまだありますよ。どちらになさいますか?」

まだあるのかよ。都会だったら今頃は売り切れてるだろ。やっぱり郊外は最高。

「じゃあ、グレーの方を。あと、ホットコーヒーをください」

ドーナツに合わせるつもりでホットコーヒーを頼んだ。

「かしこまりました」

店員さんはエコバッグとホットコーヒーの準備をしている。この後にドーナツのオーダーを聞くんだなと思って待つこと数十秒。

「お待たせいたしました。それでは、お会計させていただきますね」

え!?  ドーナツのオーダーは聞かないの!?  この場合、お会計はどうなるんだ?

「お飲み物をご注文いただいたので、エコバッグは490円にしておきますね」

そうきたか。つまり、何か一品オーダーすればいいのであって、ドーナツじゃなくてもいいと。だからドリンクでもOKだということか。

結果、お会計はホットコーヒー+エコバッグの金額になった。証拠画像(⬇︎)

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塗りつぶしレシートと開封済みエコバッグ

こうすれば合計金額がエコバッグ単品の590円を超える。つまり、結果的にミスドが儲かるわけだ。なるほど。

 

本日の学び:なんでもやってみれば謎は解ける。

 

ホットコーヒーはもちろんおかわりして、元を取って帰った。

 

※全店舗で同じ対応をしてもらえるとは限りません。エコバッグとセットにするのはドリンクでも可か否かは、ご利用する店舗の店員さんに聞いて確認してください。エコバッグの在庫があるかどうかも。

 

以上。

 

追記:先日、また読者様が増えました。ありがとうございます。これからも(無理のない範囲で)がんばります!